はじめに:お店の立地、おススメのラーメン
愛知県春日井市。名古屋中心部から少し足を延ばしたこの地に、ラーメン好きならば一度は訪れるべき聖地が存在します。その名は「麺乃はる」。最寄りのJR神領駅からは徒歩で約19分と、決してアクセス至便とは言えない立地です 。しかし、そのハンディキャップをものともせず、平日でも開店前から行列が絶えないという驚異的な人気を誇ります 。
この店の名を東海エリアに轟かせたのは、数々の輝かしい受賞歴に他なりません。「究極のラーメン2023」の新店部門でグランプリを獲得し、さらに「ラーメンWalker東海2024」では、強豪ひしめく中で見事、総合1位の栄冠に輝きました 。これは単なる人気店ではなく、専門家たちからも最高峰の評価を受けた、正真正銘の実力店であることの証明です。
人々がこの場所を目指してわざわざ足を運ぶ理由。それは、店の看板メニューである「鶏白湯らーめん」にあります 。しかし、その魅力は単に濃厚で美味しいスープという言葉だけでは語り尽くせません。この記事では、なぜ「麺乃はる」が人々を惹つけてやまないのか、その味の核心に迫ります。特に、一杯で二度の感動を呼ぶ、巧みに設計された“二幕構成”の麺体験にこそ、この店の真髄が隠されているのです。これから、その全貌を解き明かしていきましょう。

- 愛知在住
- 週1回以上ラーメンを継続中
- 鶏白湯&豚骨好き

評価
『鶏白湯らーめん』の評価です。
項目 | 評価 | |
---|---|---|
スープ | 王道鶏白湯。文句なし。 | |
麺 | 食べ応えある平麺に、超極細麺の替玉付き! | |
トッピング | 3種類のチャーシューが飽きさせない。 | |
総合 | 絶対に食べるべし。大満足。 |
お店に入店した瞬間に感じる雰囲気
「麺乃はる」は、雑居テナントの一角に静かに佇んでいます 。一見すると控えめな外観ですが、その扉を開けた瞬間、ラーメン店に対する固定観念は心地よく裏切られることでしょう。店内は、ラーメン店特有の油の匂いや喧騒とは無縁の、洗練された空気が流れています 。
特筆すべきは、その空間デザインです。天井から吊るされたカフェのようなペンダントライトが、温かみのある光で店内を照らし、まるでモダンなダイニングに招かれたかのような錯覚を覚えます 。この「オシャレな空間」は、ラーメン好きの男性はもちろんのこと、「女性が一人でも気兼ねなく訪れやすい」雰囲気を意図的に作り出しています 。これは、提供されるラーメンが持つプレミアムな品質と、食事をする空間の質を一致させようという、店の明確な意志の表れと言えるでしょう。上質な体験は、器の中だけで完結するのではないのです。
入店してすぐ、まずは入り口に設置された券売機で食券を購入します 。あるレビューでは、券売機に貼られた「島やんシール」が「良店の予感」を抱かせたと記されていましたが 、こうした細部にも店主の遊び心や人柄が垣間見えます。食券をスタッフに渡すと、手際よく席へと案内されます。この一連の流れが非常にスムーズなのも、人気店ならではのオペレーションの賜物です
食したラーメン
2024/9 来訪時 『鶏白湯らーめん』
昼のランチ時間帯を避けて来訪です。
14:00くらいについたので並ばずに入れましたが、満席状態。
この立地でこの時間に満席とは・・・。侮れない・・・。
安定の食券システムです。

券売機には、令和の虎でもおなじみの島やんシールが・・・。これは良店の予感・・・。
着席。
席について気づきましたが、なんと替玉が一玉無料。
「スープを食べ物に変える」の文字が気になります。鶏白湯で替玉というのも珍しいです。

らーめんがやってきました。

ぱっとわかる、粘度の高そうな鶏白湯スープ。
もう我慢できません。
そして気になるのは、チャーシューが3種類!なんと丁寧な・・・。
これは期待値があがりまくりです。
まずは、スープ。
良い。
好きな鶏白湯です。
簡単に5口くらい飲んでしまいそうな、良い鶏白湯。
ただ待て
今回は替玉があるのであまりペースを上げてはいけない。。。

お口直しに生玉ねぎのトッピングがたまらない。シャリシャリで口に切れ味を戻してくれます。やはり鶏白湯には生玉ねぎ。分かっている・・・。
お次は麺です。
やはり鶏白湯には中細平麺が一番あう。
ツルツルでノドごしが半端ない。
うまい。

最後はトッピングです。
2種類の豚チャーシューと、珍しい1種類の鶏チャーシューです。
1杯にどれだけのこだわりを乗せているんだ。。。手間かかりまくりですね。
これで1000円以下はかなりの破格。
鶏チャーシューがうますぎた。

そして、最後に「スープを食べ物に変える」替玉です。
どんな麺が来るかと思ったら、まさかのデフォルトと違う麺が!!!
なんというこだわり。
これで1000円以下か!?(二度目)

スープをくぐらせると、
たしかにスープをドンドンからめていく!
さすがスープを食べ物に変える というだけある。

うーん
大満足すぎる。
いろんな媒体での高評価。納得。
お店情報
「麺乃はる」への訪問を計画している方のために、必要な情報を網羅した詳細ガイドを以下にまとめました。特に「支払い方法」と「駐車場」は、初めて訪れる方が戸惑いやすいポイントですので、必ず事前にご確認ください。この表が、あなたの訪問をよりスムーズで快適なものにする一助となれば幸いです。
項目 | 詳細 |
住所 | 〒487-0032 愛知県春日井市不二ガ丘1-6 |
営業時間 | 10:30 – 16:00 (ラストオーダー/L.O. 15:30) |
定休日 | 火曜日、第3水曜日 |
混雑度 | 極めて高い。 平日・週末を問わず、常に行列ができることを覚悟してください。開店30分前や、ピークを外した14時過ぎでも満席・行列となる場合があります。 |
席数 | 13席 (カウンター11席, テーブル2席)。混雑時はカウンター席への案内が基本となります。 |
清潔感 | 清潔感のあるお洒落なカフェ風の空間。女性一人でも安心して利用できます。 |
駐車場 | 有り (14台)。 【重要】 店舗の目の前ではなく、店舗北東へ徒歩30秒ほどの場所にある「煮込みダイニング 煮え門」との共同駐車場です。初めての方は、店舗前に設置された案内図を必ず確認することをお勧めします。 |
支払い方法 | 【最重要】現金のみ。 入口の券売機で購入するシステムです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済は全て利用できませんので、必ず現金を準備してください。 |
公式情報 | Instagram: @mennoharu |
電話番号 | 0568-37-2991 (予約不可) |
駐車場
駐車場は店舗から離れたところにあります。
過去にトラブルが多発したのだろう、厳し目の駐車場ルールがしかれていました。
人気店あるある。
お店概要
まとめ
愛知県春日井市の「麺乃はる」。その一杯は、単なるラーメンという食のジャンルを超え、一つの完成された食体験を提供してくれます。
ベルベットのように滑らかでありながら、後味は驚くほど軽やかな奇跡の「鶏白湯スープ」 。職人技が光る、燻香豊かな三位一体の「吊るし焼きチャーシュー」 。そして何よりも、一杯の丼の中で繰り広げられる、自家製平打ち麺と超極細替え玉による感動的な「二幕構成の麺物語」 。これら全ての要素が完璧な調和をもって融合し、訪れる者の心を鷲掴みにします。
行列やアクセスの不便さを乗り越えてでも、そこには訪れる価値のある感動が待っています。「麺乃はる」は、もはや単なる人気ラーメン店ではありません。愛知の、いや東海の食文化を語る上で欠かすことのできない、重要なランドマークです。鶏白湯ラーメンの常識を覆し、その新たな可能性を感じさせてくれるこの一杯を、ぜひあなた自身の舌で確かめてみてください。その一口は、きっと忘れられない記憶となるはずです。
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鶏白湯系おススメはコチラ。愛知県No.1鶏白湯。ただし、麺乃はるはここと双璧をなします。

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