「九州に、驚くべき高配当と成長性を秘めた『お宝銘柄』があるのをご存知ですか?」
株式投資で大きなリターンを狙うなら、多くの人がまだ気づいていない優良企業を発掘することが鍵となります。今回ご紹介する**株式会社九州リースサービス(証券コード:8596)**は、まさにそんな「隠れた優良銘柄」かもしれません。
この記事では、九州リースサービスがなぜ今、投資対象として非常に魅力的なのかを、以下のポイントから徹底的に解説します。
- 九州リースサービスって、実はすごい会社だった!
- 投資すべき3つの強力な理由
- 今後の株価と配当はどうなる?
- 知っておくべきリスクは?
結論から言うと、九州リースサービスは**「高い配当」「将来の成長性」「現在の割安さ」**の三拍子がそろった、長期投資家にとって非常に魅力的な投資対象です。この記事を読めば、その理由がきっとお分かりいただけるはずです。
高配当株好き30代・2児父親・サラリーマンのリアルな日本株探索&購入情報をお届けします。
今回は 【8596】九州リースサービス を調査します。
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そもそも九州リースサービス(8596)ってどんな会社?
「九州リースサービス」という名前から、多くの人は「九州の地味なリース会社?」と思うかもしれません。しかし、その実態は全く異なります。
同社は、1974年に福岡で設立された**「総合金融サービス企業」**です 。もちろん、祖業であるリース事業(企業の設備などを代わりに購入して貸し出すサービス)も行っていますが、それだけではありません 。
- リース・割賦事業: パソコンから工場の機械、医療機器まで幅広く提供 。
- 不動産事業: 商業施設の開発や賃貸など、今や利益の柱となっている成長事業 。
- ファイナンス事業: 企業への融資など、多様な金融ニーズに対応 。
- 環境ソリューション事業: 太陽光発電やLEDレンタルなど、時代のニーズに合った事業も展開 。
強さの秘密は「最強タッグ」にあり!
同社の最大の強みは、そのユニークな株主構成にあります。筆頭株主は九州最大の金融グループである西日本フィナンシャルホールディングス、そして九州を代表する不動産デベロッパーである福岡地所です 。
これは単なる資本関係ではなく、「銀行」と「不動産」という強力なパートナーとの連携を意味します。
- 西日本シティ銀行の広大な顧客網から、リースやファイナンスの案件が安定的に紹介される。
- 福岡地所が手掛ける大規模な不動産開発が、新たなビジネスチャンスを生み出す。
この強力なエコシステムにより、九州という地盤で他社が真似できない圧倒的な競争優位性を築いているのです。
【投資すべき3つの理由】なぜ九州リースサービスは「買い」なのか?
それでは、なぜ今、九州リースサービスが「買い」だと判断できるのでしょうか。その理由は、以下の3つの強力な追い風に集約されます。
理由①:驚異の株主還元!「累進配当」で配当金がどんどん増える📈
インカムゲインを狙う投資家にとって、これ以上ない朗報です。同社は2023年に株主優待(QUOカード)を廃止し、その分を配当に集中させるという大きな方針転換を行いました 。
その新しい株主還元方針の柱が、以下の2つです 。
- 累進配当の継続: **「減配はしない、維持か増配のみ」**という力強い約束です。
- DOE 3.0%以上を目標: 利益の変動に左右されにくい安定した指標で、持続的な増配を目指す姿勢の表れです。
この方針はすでに結果として表れており、配当金はわずか2年で約1.87倍に増加する見込みです 。
決算期 | 1株あたり配当金(円) |
---|---|
2024年3月期 | 40円 |
2025年3月期 | 53円 |
2026年3月期(予想) | 56円 |
現在の株価水準で配当利回りは4.6%を超えており 、この「累進配当」という約束に裏打ちされた高配当は、非常に信頼性が高いと言えるでしょう。
理由②:国策レベルの追い風!「シリコンアイランド九州」のど真ん中🗾
今、九州、特に熊本県では歴史的な変化が起きています。世界最大の半導体メーカーTSMCの工場進出を筆頭に、半導体関連企業の巨大投資が相次いでいるのです 。
この「シリコンアイランド九州」の復活は、地域経済に20.1兆円もの巨大な経済効果をもたらすと試算されています 。
地場トップの金融サービス企業である九州リースサービスは、この巨大な追い風の恩恵を最も直接的に受ける企業の一つです 。
- 直接需要: 半導体工場の製造装置などのリース需要。
- サプライチェーン需要: 関連する地元の中小企業へのファイナンス需要。
- 生活・消費関連需要: 従業員増加に伴う住宅や商業施設の開発需要 。
これは一過性のお祭りではなく、数十年にわたる構造的な成長機会です。九州リースサービスに投資することは、この「シリコンアイランド」という巨大テーマに投資することと同義と言えるでしょう。

九州での半導体投資の活況でいろんな施設、備品が必要になっています。
理由③:圧倒的な「割安感」!株価はまだ本当の実力を織り込んでいない💎
これだけの好材料がありながら、九州リースサービスの株価は驚くほど割安な水準に放置されています。
表:主要リース会社との指標比較
会社名 | PBR (倍) | 配当利回り (%) |
---|---|---|
九州リースサービス | 0.63倍 | 4.73% |
オリックス | 0.87倍 | 3.84% |
東京センチュリー | 0.75倍 | 4.32% |
芙蓉総合リース | 0.72倍 | 4.22% |
注:2025年6月時点の概算値



同業種の他企業に比べてかなり割安、高配当です。
特に、会社の資産価値に対して株価がどの程度かを示すPBR(株価純資産倍率)は0.63倍と、解散価値である1倍を大きく下回っています 。これは、市場が同社の持つ資産価値すら正当に評価していないことを意味し、株価に大きな上昇余地があることを示唆しています。
市場が「地味な地方のリース会社」という古いイメージから脱却し、同社の変革と九州の構造変化を認識したとき、株価の再評価が始まる可能性は極めて高いでしょう。
業績と財務は大丈夫?


「でも、業績が良くないと意味がないのでは?」という疑問ももっともです。ご安心ください。同社の業績は非常に堅調です。
過去10年間、一度も赤字決算がありません 。直近の2025年3月期決算では、過去最高益を更新しています 。
注目すべきは2026年3月期の会社計画です。売上は11.5%減少するものの、最終利益は3.7%増加する「減収増益」を見込んでいます 。これは、利益率の低い一過性の不動産売却などに頼るのをやめ、安定的で収益性の高い事業に集中している証拠。まさに「収益の質」を高める戦略的な転換であり、長期的に高く評価されるべきポイントです。
財務基盤も自己資本比率が21.0%と安定しており、健全です 。



リーズ業にしては高い自己資本比率です。
知っておきたいリスク


もちろん、投資にリスクはつきものです。九州リースサービスへの投資を検討する上で、以下の点は認識しておく必要があります。
- 金利変動リスク: 日銀の金融政策正常化による金利上昇は、資金調達コストの増加につながる可能性があります 。ただし、同社はデリバティブ取引などでリスクヘッジを行っています 。
- 景気後退リスク: 景気が悪化すれば、企業の設備投資が減少し、同社のビジネスに影響が出る可能性があります 。
- 災害リスク: 南海トラフ巨大地震などの大規模災害が発生した場合、九州経済全体が大きな打撃を受ける可能性があります 。一方で、その後の復興需要は同社の事業機会となりうる側面もあります。
まとめ:九州リースサービスは長期投資家におすすめの「三拍子そろった優良株」
本記事の分析をまとめます。
- 魅力的な株主還元: 「累進配当」を掲げ、安定的かつ成長する配当が期待できる。
- 強力な成長ストーリー: 「シリコンアイランド九州」の恩恵を最大限に享受できるポジション。
- 圧倒的な割安感: PBRは1倍を大きく下回り、株価の再評価ポテンシャルが高い。
九州リースサービスは、単なる地方のリース会社ではありません。高収益事業への転換、株主還元の強化、そして地域経済の構造変化という3つの強力なエンジンを持つ成長企業です。
現在の株価は、この新しい物語をまだ十分に織り込んでいません。この市場との認識のギャップこそが、私たち投資家にとっての絶好の機会です。
長期的な視点で、安定したインカムゲイン(配当)と将来のキャピタルゲイン(値上がり益)の両方を狙いたい投資家にとって、株式会社九州リースサービスはポートフォリオに加えることを真剣に検討すべき銘柄と言えるでしょう。
本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。
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