はじめに – さあ、最高のゲームパーティーをはじめよう!
友達や家族が集まった時、「何か面白いゲームないかな?」って思うこと、あるよね?そんな時にピッタリなのが、自分たちでゲームも作れちゃう『Scratch(スクラッチ)』なんだ!
スクラッチは、レゴブロックみたいにカラフルなブロックを組み合わせるだけで、誰でも簡単にゲームやアニメーションが作れる、魔法のようなプログラミングツールだよ。世界中の子どもたちが使っていて、作られたゲームの種類も、レースゲームやRPG、アクションゲームまで本当にたくさんあるんだ 。
でも、ゲームが多すぎてどれで遊べばいいか迷っちゃう…そんな君のために、今回は、世界中のスクラッチャーが作った何万ものゲームの中から、「友達と遊んだら絶対に盛り上がる!」というたった一つの基準で、専門家チームが本気で選び抜いた最強のパーティーゲームTOP5を紹介するよ!
今回のランキングで一番大切にしたのは、もちろん「面白さ」。でも、それだけじゃない。ゲームがちゃんと完成しているか、そして、そのゲームで遊ぶことでプログラミングの勉強になるか、という点も厳しくチェックしたんだ。友達と集まった時、すぐに起動して、すぐに笑い声が生まれる。そんな、確実な楽しさを提供してくれるゲームだけを選んだから、安心してほしい。さあ、最高のゲームパーティーの準備はいいかい?


みんなでワイワイできるゲームを紹介していきます。
- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年


これが最強!スクラッチ・パーティーゲームTOP5


👑 第5位:ねこざむらい / Samurai Cat
「『いざ尋常に勝負!』一瞬の判断が勝負を分ける、究極の反射神経バトル!」
パーティーの始まりや、ちょっとした待ち時間にピッタリなのが、この「ねこざむらい」だ。ルールは信じられないほどシンプル。二人のねこの侍が向かい合い、「!」の合図が出た瞬間に、決められたキーを先に押した方が勝ち! 。
このゲームがパーティーで盛り上がる理由は、その単純さと、だからこそ生まれる極度の緊張感にある。操作はキーを一つ押すだけだから、ゲームが苦手な子でも、お父さんやお母さんでも、誰でもすぐに参加できる。静寂の中、「!」の合図を待つドキドキ感と、勝敗が決まった瞬間の「やったー!」という歓声や「くやしいー!」という叫び声が、場の空気を一気に温めてくれるんだ。短い時間で何度も勝負できるから、ついつい「もう一回!」と熱くなってしまうこと間違いなし!
友達との遊び方
2人で対戦する場合、それぞれのプレイヤーが使うキーは一つだけ。ゲーム画面の指示に従って、自分のキーを確認しよう。あとは合図に集中するだけだ!
プログラミングのヒミツ:すごいぞ!「待つ」ブロックと「タイマー」
このゲームのドキドキ感は、実はスクラッチの基本的なブロックだけで作られているんだ。ポイントは「〇〇まで待つ」ブロックと、時間をはかる「タイマー」ブロック。プログラムの中では、まず「タイマーをリセット」して、次に「タイマーがランダムな数字(例えば1から5秒)より大きくなるまで待つ」という命令が実行される。この「待つ」時間があるからこそ、プレイヤーはいつ合図が来るかわからず緊張するんだ。そして合図が出た後、プログラムは「キーが押されるのを待って」、どちらのキーが先に押されたかを判定している。たったこれだけの仕組みで、最高の心理戦が生まれるんだ!
制作者とプロジェクト
- 制作者: pandakun
- プロジェクトへのリンク: https://scratch.mit.edu/projects/245123927
専門家による評価テーブル
評価項目 | レーティング |
面白さ | ★★★★☆ |
完成度 | ★★★☆☆ |
再現度 | ★★★☆☆ |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
総合おススメ度 | ★★★★☆ |
🚗 第4位:Desert Run / 砂漠レース
「砂漠を駆け抜けろ!友達とのデッドヒートがアツい、シンプル操作のレースゲーム!」
次に紹介するのは、友達と白熱のレースバトルが楽しめる「Desert Run / 砂漠レース」だ。見下ろし型の2人対戦レースゲームで、プレイヤーは砂漠のコースを走り、邪魔してくるサボテンをジャンプでよけながらゴールを目指す 。
このゲームの魅力は、簡単な操作性と、それにも関わらず生まれる奥深い駆け引きにある。操作は基本的に移動とジャンプだけ。でも、カーブをいかにうまく曲がるか、サボテンをどのタイミングでジャンプするかで、どんどん差がついていく 。画面には常にライバルの位置が表示されているから、「すぐ後ろにいる!」「あと少しで抜かせそう!」というデッドヒートの興奮をダイレクトに感じられるんだ 。クラシックなレースゲームの面白さが、パーティー向けに完璧に調整されているぞ。
友達との遊び方
このゲームはキーボードを2人で分け合って遊ぶ。操作方法はプロジェクトのページに書かれているけど、例えばこんな感じだ。
- 1P(赤色): Wキー(ジャンプ)、Aキー(左)、Dキー(右)
- 2P(青色): Iキー(ジャンプ)、Jキー(左)、Lキー(右)
プログラミングのヒミツ:世界が動く「スクロール」の魔法
レースゲームを遊んでいると、キャラクターは画面の中央あたりにいるのに、まるで景色が後ろに流れて、前に進んでいるように見えるよね。これが「スクロール」というテクニックなんだ。実は、キャラクターが動いているんじゃなくて、背景の絵がキャラクターの動きと「反対方向」に少しずつ動いているんだよ。このゲームでは、自分の本当の位置(x座標とy座標)はプログラムの中の「変数」という箱にしまっておいて、その数字を元に背景やサボテンの位置を計算して表示している。このテクニックをマスターすれば、君も広大な世界を冒険するゲームが作れるようになるぞ!
制作者とプロジェクト
- 制作者: pandakun
- プロジェクトへのリンク: https://scratch.mit.edu/projects/313744605/
専門家による評価テーブル
評価項目 | レーティング |
面白さ | ★★★★☆ |
完成度 | ★★★★☆ |
再現度 | ★★★☆☆ |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
総合おススメ度 | ★★★★☆ |
🥊 第3位:BOXING / ボクシング
「ガード!パンチ!回避!読み合いが勝利のカギをにぎる、本格ボクシング対決!」
「どうせスクラッチのゲームでしょ?」なんて思っている人にこそ遊んでほしいのが、この超本格的なボクシングゲームだ。ただの殴り合いじゃない。移動、上下のガード、顔面とボディを狙う2種類のパンチ、そしてパンチを避けるための回避行動まで、多彩なアクションが用意されている 。
このゲームの真髄は、ボタンを連打するだけでは絶対に勝てない、深い戦略性にある。相手が顔面を狙うストレートを打ってきたら、しゃがんで回避。ボディブローを狙ってきたら、のけぞって回避しなければダメージを受けてしまう 。相手の動きを完璧に「読んで」、的確な操作をすることが勝利への唯一の道なんだ。その完成度の高さとスムーズな動きは多くのプレイヤーから絶賛されており、一度遊べば、その奥深さに夢中になること間違いなしだ 。
友達との遊び方
このゲームの奥深さは、たくさんの操作キーによって実現されている。キーボードの半分を陣地にして、友達と熱い読み合いを繰り広げよう!
- 1P(赤): A/Dキー(移動)、W/Sキー(ガード)、F/Gキー(パンチ)、Hキー(回避)
- 2P(青): 矢印キー(移動/ガード)、K/Lキー(パンチ)、Jキー(回避)
プログラミングのヒミツ:ゲームを面白くする「もし~なら」の組み合わせ
このゲームのリアルな駆け引きは、「もし〇〇なら、△△する。でも、そうでなくて××なら、□□する」という、プログラミングの「条件分岐(じょうけんぶんき)」を、ものすごくたくさん組み合わせることで作られている。例えば、「もし相手が上のパンチをしてきた」という条件の中に、さらに「もし自分がしゃがんでいたら」という条件を入れる。その答えが「はい」なら『ダメージは受けない』、答えが「いいえ」で『もし自分が立っていたら』なら『ダメージを受ける』というように、細かい条件を重ねていくんだ 。この「もし~なら」の組み合わせが、ゲームに命を吹き込み、本物のボクシングのような戦略性を生み出しているんだよ。
制作者とプロジェクト
- 制作者: pandakun
- プロジェクトへのリンク: https://scratch.mit.edu/projects/391386137/
専門家による評価テーブル
評価項目 | レーティング |
面白さ | ★★★★★ |
完成度 | ★★★★★ |
再現度 | ★★★★☆ |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
総合おススメ度 | ★★★★★ |
💥 第2位:マーブルフォール / Marble Falls
「ぶっとばせ!はじきとばせ!ステージから落ちたら負けの、ハチャメチャ大乱闘!」
パーティーゲームで一番大切なのは、理屈抜きの楽しさと、みんなの笑い声!そんな最高の瞬間を約束してくれるのが、この「マーブルフォール」だ。ゲームの目的はたった一つ。自分のビー玉(マーブル)を操作して、相手をステージの外に弾き飛ばすこと! 。
このゲームは、任天堂の有名な対戦ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」からヒントを得て作られており、物理演算に基づいたキャラクターの動きが、予測不能なハチャメチャバトルを生み出す 。ツルツル滑る床の上で、ぶつかり合い、吹っ飛ばされるビー玉たち。操作は簡単なのに、相手をうまく弾き飛ばすにはテクニックが必要で、やればやるほど奥深さに気づくはず。誰かがステージから落ちた時の、画面が揺れる派手な演出も爽快感バツグンだ 。難しいルールは一切なし!ただただ笑いながら、友達とぶつかり合おう! 。
友達との遊び方
操作はとってもシンプル。それぞれのプレイヤーが移動キーを使って、相手に体当たりするだけ!キーボードの左右を分け合って、大乱闘を開始しよう。
プログラミングのヒミツ:変数でつくる「なんちゃって物理演算」
ビー玉がツルツル滑ったり、ぶつかったら勢いよく飛んでいったりするリアルな動きは、簡単な「物理演算」でできているんだ。難しそうに聞こえるけど、実は「変数」という数字を入れておける箱をうまく使っているだけ。「速さ」や「向き」という名前の変数を用意して、プログラムが何度も繰り返されるたびに、その数字を少しずつ変えているんだ。「壁に当たったら、向きを反対にする」とか、「相手に当たったら、相手の速さの分だけ自分の速さをプラスする」といった命令を組み合わせることで、まるで本物の物理法則があるかのような動きを作り出せる。これはゲーム作りの超重要テクニックだぞ!
制作者とプロジェクト
- 制作者: pandakun
- プロジェクトへのリンク: https://scratch.mit.edu/projects/154614705/
専門家による評価テーブル
評価項目 | レーティング |
面白さ | ★★★★★ |
完成度 | ★★★★☆ |
再現度 | ★★★★☆ |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
総合おススメ度 | ★★★★★ |
❄️ 第1位:雪合戦ゲーム remix
「チームで勝利をつかめ!投げて、よけて、旗を奪う!最高のチーム対戦ゲーム!」
そして、数あるスクラッチのパーティーゲームの中で、栄えある第1位に輝いたのは、この「雪合戦ゲーム remix」だ!このゲームは、ただの雪合戦じゃない。相手の陣地にある「旗」を奪い合う、チーム対戦型の戦略ゲームなんだ 。
このゲームが最強である理由は、その圧倒的な遊びの幅広さにある。友達と1対1で対戦するモードはもちろん、なんと2人で協力して同じチームになり、コンピューターと戦う「協力プレイ」も可能! 。一つのゲームで「対戦」も「協力」も楽しめる、まさにパーティーゲームの王様だ。雪玉を投げるエイム力や、よける反射神経といった個人のスキルだけでなく、どっちが攻めてどっちが旗を守るか、といったチームワークも試される。このゲームは、praplane氏が作成した伝説的なオリジナル作品が元になっており、多くのスクラッチャーがお手本にするほどの完成度を誇っているんだ 。
友達との遊び方
対戦でも協力でも、2人で遊ぶ時の操作方法はこれだ!キーボードを仲良く使って、最強のチームを目指せ!
- 1P: 矢印キーで移動、スペースキーで雪玉を投げる
- 2P: WASDキーで移動、1キーで雪玉を投げる
プログラミングのヒミツ:分身の術「クローン」と賢い敵「AI」
ゲーム中、たくさんの雪玉が画面を飛び交っているよね。これは「クローン」という機能を使っているんだ。一つの雪玉のスプライト(キャラクター)を元にして、そのコピー(分身)をプログラムで大量に作り出している。投げるたびに新しいスプライトを用意しなくていいから、とっても効率的だ。さらに、敵のコンピューターはただランダムに動いているわけじゃない。「一番近くにいる敵を探して、その方向を向いてから雪玉を投げる」というように、ちゃんと考えて動くようにプログラムされている。これが簡単な「AI(人工知能)」の第一歩。このテクニックを学べば、君のゲームの敵はもっと賢く、手強くなるぞ!
制作者とプロジェクト
- 制作者: harurunpa (オリジナル: praplane)
- プロジェクトへのリンク: https://scratch.mit.edu/projects/209202558/
専門家による評価テーブル
評価項目 | レーティング |
面白さ | ★★★★★ |
完成度 | ★★★★★ |
再現度 | ★★★★★ |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
総合おススメ度 | ★★★★★ |
まとめ – 君の冒険はここから始まる!


どうだったかな?反射神経が試される「ねこざむらい」から、チームワークが光る「雪合戦ゲーム」まで、スクラッチにはみんなで最高に盛り上がれるゲームがいっぱいだ!今日紹介したゲームは、どれもすぐに遊べて、笑いや歓声が生まれること間違いなしの神ゲーばかり。
でも、君の冒険はここで終わりじゃない。むしろ、ここからが本当の始まりだ。もし、遊んでみて「このゲーム面白い!」と思ったら、ぜひ緑の旗の隣にある**「中を見る」**ボタンを押してみてほしい。そこには、今日紹介した「プログラミングのヒミツ」が詰まった、ゲームの設計図が広がっている。
そして、そのプログラムを少しだけ変えて、自分だけのオリジナルゲームを作る「リミックス」に挑戦してみよう! 。例えば、「BOXING」のキャラクターを自分の好きな絵に変えてみたり、「Desert Run」のサボテンをもっと大きくしてみたり。そうやって、すごい作品を真似て、改造していくことが、最高のプログラミング学習法なんだ 。
今日紹介したゲームは、君がただのプレイヤーから、面白いものを生み出す「クリエイター」になるための、最高のお手本だ。さあ、友達を誘って、スクラッチで最高のゲームパーティーを始めよう!そして、いつか君が作ったゲームが、このランキングに載る日を楽しみにしているよ!
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。



私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
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私が最もおススメするプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
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- 月謝が比較的安い。



習い事は、「通いやすさ」と「続けやすさ」の2つが重要ですよね。私も「通いやすさ」を重視して「QUREO」を選びました。
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