
未来のゲームクリエイター諸君!ブロック崩しって遊んだことあるかな?ボールをバーではね返して、ブロックをどんどん壊していく、あのシンプルだけどめちゃくちゃアツくなるゲームだ。
でも、もし「ブロック崩しは、ただブロックを壊すだけのゲームじゃないんだぜ?」って言われたら、どう思う?
実は、プログラミングの世界、特にみんながヒーローになれる場所「Scratch(スクラッチ)」では、ブロック崩しは一つのゲームにとどまらない、アイデアが爆発する巨大な宇宙なんだ!
「面白い」って一言で言っても、いろんな「面白い」があるよね。ハラハラドキドキのアクションの面白さ、思わず笑っちゃうユーモアの面白さ、頭を使うパズルの面白さ、どんどん強くなる成長の面白さ。今回の記事では、そんな色々な「面白い」を体現した、最高のブロック崩しゲームを5つ、ランキング形式で紹介するぞ!
この記事のために、僕たち専門家チームがスクラッチ中を探し回って、本当に面白くて、ためになる、まさに「名作」と呼べるプロジェクトだけを厳選した。
さあ、ただ遊ぶだけじゃ終わらない、キミのクリエイター魂に火をつける冒険に出発だ!第5位から、栄光の第1位まで、一緒に見ていこう!
ろぼてく単純だけどやめられない!それがブロックくずし!
- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年


100種類以上のスクラッチゲームをあいうえお順で紹介


スクラッチのおススメゲームをジャンル別で紹介


スクラッチの神ゲーTOP10を紹介


第5位:【スタイリッシュ&爽快】ペンで描く芸術!『スクラッチブロック・クラッシュ!』
さあ、ランキングの扉を開ける第5位は、その美しさと爽快感で君を虜にする、スタイリッシュなこの作品だ!「ブロック崩しって、こんなにカッコよくなれるの!?」と驚くこと間違いなし。このゲームは、スクラッチの「ペン」機能だけで作られているとは思えないほど、洗練されたデザインと滑らかな動きが特徴なんだ。
- 制作者: Poteto143
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/443497882
評価レーティング
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | ★★★★☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
このゲームの「ここが面白い!」
このゲームの面白さは、その卓越したアートセンスと、プレイした時の気持ちよさにある 。ブロックやボール、パドルといったゲームの要素がすべて「ペン」機能で描かれており、シンプルながらも非常に美しいグラフィックを実現している。ボールがブロックに当たった時のきらびやかなエフェクトと効果音は、次々とブロックを壊したくなる爽快感を与えてくれるんだ。
ただのブロック崩しではなく、まるで一つのアート作品を遊んでいるかのような感覚。スクラッチの表現力の限界に挑戦したこの作品は、「プログラミングで『美しさ』や『気持ちよさ』をデザインする」という、新しいゲーム作りの面白さを教えてくれるぞ。
プログラミングのヒント:「中を見る」でレベルアップ!
魔法の絵筆「ペン機能」
このゲームの美しいグラフィックは、どうやって作られているんだろう?その秘密は、スクラッチの強力な描画ツール「ペン」機能にある。スプライト(キャラクター)の絵を使うのではなく、プログラムで直接画面に線や形を描いているんだ。
これを分かりやすく例えるなら、たくさんの自動お絵描きロボットを操るようなものだ。
- まず、ペンの色や太さを決める。
- 「ペンを下ろす」命令で、ロボットがお絵描きを開始する。
- ロボットを特定の位置まで動かすと、その軌跡に線が描かれる。
- 「ペンを上げる」命令で、お絵描きを一時停止する。
このゲームでは、このペン機能をクローン(分身)と組み合わせて、たくさんのブロックを効率的に描画したり、ボールが当たった瞬間にキラキラと光る粒子(パーティクル)を飛ばしたりしている。ペンの使い方をマスターすれば、君のゲームも一気にプロっぽくなること間違いなしだ!
第4位:【3Dの世界へダイブ!】奥からボールが飛んでくる!『3D Block Breaker』
平らな画面に飽きたなら、次は立体的な世界に飛び込んでみよう!第4位は、いつものブロック崩しを、まるで自分がその場にいるかのような「3D視点」に変えてしまった意欲作だ。ボールが画面の奥から自分に向かって飛んでくる感覚は、一度味わうと病みつきになるぞ!
- 制作者: xamu
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/892142097
評価レーティング
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★☆☆ |
| 再現度 | ★★☆☆☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
このゲームの「ここが面白い!」
このゲームの面白さは、なんといってもその斬新なアイデアにある。上から見下ろす視点ではなく、長いトンネルの奥を見ているような視点になることで、ゲームのルールは同じなのに、全く新しいプレイ感覚が生まれている。ボールが近づいてくる速さや距離感を正確につかむ必要があり、プレイヤーの空間認識能力が試されるんだ。
「スクラッチでこんな3Dみたいなことができるんだ!」という驚きと発見が、このゲーム最大の魅力だ。プログラミングの可能性は無限大だと教えてくれる、素晴らしい作品だ。
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「なんちゃって3D」のからくり
2Dのスクラッチで、どうやってこの立体的な世界を作り出しているんだろう?実はこれ、すごく賢い「目の錯覚」を利用したテクニックなんだ。ポイントはたったの2つ、「大きさとY座標」だ。
遠くにいる友達を想像してみてほしい。すごく小さく見えるよね?その友達が君に向かって走ってくると、だんだん大きく見えてくる。これと全く同じ原理だ。
スクラッチのプログラムでは、
- 「遠くにある」モノは、スプライトのサイズを小さくして、画面の**上の方(Y座標が高い位置)**に表示する。
- 「近くにある」モノは、スプライトのサイズを大きくして、画面の**下の方(Y座標が低い位置)**に表示する。
このルールに従って、ボールが奥から手前に来る動きをプログラムしているんだ。ボールのスプライトに「奥行き(z座標)」という変数を持たせて、その数値が変化するのに合わせて「大きさとY座標」を高速で変え続けることで、滑らかな3Dの動きに見せている。このシンプルなアイデアで、ゲームの世界にグッと深みが出るんだから、プログラミングって本当に面白いよな!
第3位:【ひらめきの逆転劇!】ブロックを壊しちゃダメ!?『ブロック崩すな!』
常識をひっくり返す準備はいいか?第3位は、ゲームデザインの天才的なひらめきによって生まれた、まさに「事件」と呼べる作品だ。ブロック崩しの目的は、もちろんブロックを「壊す」こと。だが、このゲームの目的は…ブロックを「壊さない」ことなんだ!
- 制作者: kamakiri1023
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/719816686
評価レーティング
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | ★☆☆☆☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
このゲームの「ここが面白い!」
このゲームの面白さは、ルールを知った瞬間の「なるほど!」という衝撃にある 。プレイヤーは、ブロックを壊すのではなく、ブロックとブロックのわずかな隙間を、ボールを慎重に通していかなければならない。このたった一つのルールの変更で、ゲームは爽快なアクションから、息をのむほど緊張感のある戦略パズルへと変貌を遂げているんだ。
さらに、このゲームのボールの動きはただ跳ね返るだけじゃない。まるで本物のボールのように、重さや勢いを感じさせるリアルな物理演算が組み込まれている 。だからこそ、難しい隙間をうまく通り抜けられた時の達成感は格別だ。たった一つのアイデアで、ここまでゲームを面白くできる。これこそがゲーム作りの醍醐味だ!
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コードを整理整頓!「ブロック定義」
このゲームのリアルなボールの動きは、とても複雑なプログラムでできている。たくさんのコードが絡み合った「スパゲッティコード」にならずに、どうやってこんなにすごい動きを実現しているんだろう?その秘密が、スクラッチの超便利機能「ブロック定義(My Blocks)」だ。
レゴで大きな車を作るところを想像してみよう。最初から一つ一つのパーツを全部組み立てていくのは大変だよね。でも、「まずタイヤの部品を作って」「次にボディの部品を作って」「最後にそれらを合体させる」という風に、部品ごとに作れば、ずっと簡単で分かりやすい。
「ブロック定義」は、この「部品」を作る機能なんだ 。このゲームの制作者は、「跳ねる」や「y位置補正」といった動きの部品を「ブロック定義」で作っている。そうすることで、メインのプログラムは「ずっと{ボールを動かす、跳ね返りチェック}」のように、とてもシンプルで読みやすくなる。大きな問題を小さな問題に分けて考える、プログラミングの最も大切なスキルの一つを、このゲームは教えてくれるぞ。
第2位:【究極のやりこみ度】アイテム!ステージ!お店!進化するブロック崩し『ブロック崩しNEO』
一つのステージをクリアしたら終わり、なんて物足りない!何時間でも遊び続けられるゲームが好きなら、第2位のこの作品に夢中になること間違いなしだ。これはただのブロック崩しじゃない。ステージクリア、アイテムでのパワーアップ、そして稼いだポイントで自分を強化する「お店」まである、壮大な冒険ゲームなんだ!
- 制作者: hamadaatusi
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/151867645
評価レーティング
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | ★★★★☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
このゲームの「ここが面白い!」
このゲームの面白さの核心は「成長」と「発見」にある。ステージをクリアするたびに、より難しく、より面白い新しいステージが待っている 。この達成感が、プレイヤーをどんどん先へと進ませる原動力になる。
さらに、特定のブロックを壊すとアイテムが出現!パドルが巨大になったり、ボールが複数になったり、レーザーを発射できるようになったりと、予測不能な展開がゲームを盛り上げる 。そして、貯めたポイントでパドルのスピードアップなどの永続的なアップグレードを買える「ショップ」機能。プレイすればするほど自分が強くなっていく感覚は、最高の楽しさだ。
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ゲームに記憶を与える「変数」と「クラウド変数」
お店で買ったアップグレードや、苦労して稼いだポイント。ゲームを一度閉じて、また明日遊ぶ時に、ちゃんと保存されているのはなぜだろう?その秘密は、プログラミングの「記憶の箱」、そう「変数」と、その中でも特別な「クラウド変数」のおかげなんだ。
変数は、名前をつけた箱のようなものだ。「スコア」という名前の箱に今の点数を、「パドルスピード」という名前の箱に今の速さを入れておくことができる。お店でスピードアップを買うと、プログラムは「スコアの箱から50ポイント引いて、パドルスピードの箱の数字を1増やす」という仕事をしているだけなんだ。
そして、雲のマークがついた「クラウド変数」は、スクラッチのサーバー(インターネット上の大きなコンピュータ)に保存される特別な箱だ 。だから、違う日に遊んでも、世界中の誰かとハイスコアを競うこともできる。自分の作ったゲームに「続き」や「記録」を持たせたいなら、この変数のテクニックは絶対にマスターしたいところだ!
第1位:【神ゲー降臨】もはや芸術!世界が認めた面白さ『Bubble Scratch v0.9b』


さあ、いよいよ頂点の発表だ!僕たちが選んだ、最も面白く、創造的で、インスピレーションにあふれたブロック崩しゲーム。それは、スクラッチの世界でその名を知らない者はいない、伝説のクリエイター「griffpatch」氏によって生み出された、もはや芸術作品と呼ぶべきこのゲームだ!ブロック崩しの概念を打ち破り、新たなジャンルを創造した傑作…その名も『Bubble Scratch』!
- 制作者: griffpatch
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/222972802
評価レーティング
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | ★★★☆☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
このゲームの「ここが面白い!」
このゲームが「神ゲー」と呼ばれる理由は、ブロック崩しの「画面上部のブロックを消す」という核となるアイデアを、大人気パズルゲーム「パズルボブル」と完璧に融合させた点にある 。プレイヤーはパドルではなく大砲を操作し、同じ色のバブルを3つ以上くっつけて消していく。アクションの爽快感とパズルの戦略性が見事に一つになった、まさにジャンルの垣根を越えた発明だ。
そして、このゲームは細部の完成度が尋常じゃない。バブルが弾ける音、美しいグラフィック、完璧な操作性、バブル同士がくっつく時の物理法則まで、すべてがプレイヤーを気持ちよくさせるために計算され尽くされている 。まるで、お店で売っているプロのゲームのようだ。壁にバブルを反射させて難しいショットを狙ったり、次に来る色を考えて戦略を練ったりと、ルールは簡単なのに奥が深く、何度でも挑戦したくなる。これぞ、世界中のスクラッチャーが憧れる面白さだ。
プログラミングのヒント:「中を見る」でレベルアップ!
神の領域のテクニック「リスト」と複雑な衝突判定
撃ち出したバブルは、どうやってあんなに正確に、ぴたっとくっつくんだろう?そして、どうやって3つ以上同じ色が並んだことを一瞬で判断しているんだろう?この神レベルのゲームは、神レベルのプログラミングツール「リスト」と、非常に賢い計算を駆使して作られている。
「リスト」は、超長いノートのようなものだ。ゲームは、画面上にあるすべてのバブルの情報をこのノートに記録している。「1番のバブルは、X座標がここで、Y座標がここで、色は赤」「2番のバブルは…」というように、全バブルの位置と色をリストに書き込んでいるんだ。
新しいバブルが何かに当たると、ゲームはこのノートを猛スピードで読み返し、くっつくべき場所を計算し、さらにその周りにあるバブルの色をチェックして、同じ色が3つ以上集まったかどうかを判断している。非常に高度で複雑な処理だが、これこそがスクラッチのツールを極めた時に到達できる高みだ。このプログラムの中身を覗いてみることは、君のプログラミングスキルを次のレベルへ引き上げる、最高の冒険になるだろう。
まとめ:遊んで、学んで、キミもゲームクリエイターになろう!


いやあ、すごい冒険だったな!ペンで描かれたアートに心を奪われたり 、3Dの世界に驚いたり、ルールを逆転させるアイデアに感動したり 、果てしない冒険に出かけたり 、そして芸術的なパズルに心を奪われたり 。この5つのゲームは、「面白い」という言葉がいかに多くの意味を持っているかを教えてくれた。
でも、忘れないでほしい。スクラッチで最もパワフルで、最も重要なボタンは、ゲームを動かす緑の旗じゃない。それは、それぞれのプロジェクトページにある青い**「中を見る」**ボタンだ。
ただのプレイヤーで終わるな。クリエイターになろう!今日紹介したゲームの中で、一番心を揺さぶられたものはどれだった?そのゲームの「中を見る」ボタンを押して、勇気を出してプログラムを覗いてみてほしい。
ボールの速さを変えたらどうなる?ブロックの色を変えたら?『スクラッチブロック・クラッシュ!』をリミックスして、自分だけのオリジナルエフェクトを追加してみたら?
今日紹介した伝説的なクリエイターたちも、最初はみんなと同じ、何もない画面と一つのアイデアからスタートしたんだ。キミが未来のゲームクリエイターになるための旅は、今、この瞬間から始まる。
健闘を祈る!そして、作ることを楽しんでくれ!
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。



私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
【無料体験】【全国に教室多数】おススメのプログラミング教室
私が最もおススメするプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
「QUREO」の特徴は、以下にあげる点です。
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- 月謝が比較的安い。



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