みんな、こんにちは!ポケモン、大好きかな?バトルしたり、広い世界を冒険したり、カッコよくてカワイイポケモンを集めたり、本当に楽しいよね。
そんなポケモンの世界を、なんと自分で作れちゃうプログラミングのウェブサイトが「Scratch(スクラッチ)」なんだ。世界中の人たちが作った、驚くほどクオリティの高いポケモン風ゲームがたくさん公開されているよ。
今回は、その中でも特に「面白い!」と評判の神ゲーを、ランキング形式で5つ紹介するね!ただ遊ぶだけじゃなくて、「このゲーム、どうやって作ってるんだろう?」っていうプログラミングのヒントも解説するから、夏休みの自由研究や、これからのプログラミング学習の参考にもなるはず。
さあ、キミのお気に入りは見つかるかな?早速、見ていこう!

みんな大好きポケモンを自分でつくれるようになるかも!?


- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年


第5位:ポケモンゲットチャレンジ
まず紹介するのは、シンプルだけどついつい夢中になっちゃう、ポケモンゲットに特化したアクションゲームだ!次々に出てくるポケモンを、モンスターボールを投げて捕まえていこう。
「20個のボールで15匹のポケモンをゲットする」という分かりやすいルールで、誰でもすぐに楽しめるのが魅力だよ 。ピカチュウやゼニガメ、リザードンなど、おなじみのポケモンが登場するのも嬉しいポイントだね 。
ここが面白い!
狙いを定めてボールを投げる、ただそれだけなのに、すごく面白い!ポケモンがひょこっと現れた瞬間に、素早くボールを当てるのが気持ちいいんだ。限られたボールで目標数をゲットしなきゃいけないから、意外とドキドキするよ。
ここがスゴイ!
このゲームは、プログラミングの基本がギュッと詰まっているんだ。ポケモンがランダムな場所に現れる仕組みや、ボールが当たったかどうかの判定、スコアの計算など、「ゲーム作り」の第一歩として学びたい要素がたくさん入っているよ。
総合評価
観点 | レーティング | 理由 |
面白さ | ★★★☆☆ | ルールが簡単で、何度も挑戦したくなる中毒性がある。短い時間でサクッと遊べるのが良い。 |
完成度 | ★★★☆☆ | 「捕まえる」という一点に絞られている分、ゲームとしてのまとまりが良い。 |
再現度 | ★★★☆☆ | ポケモンをボールで捕まえる、という基本的な楽しさの再現度は高い。 |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ | 変数を使ったスコア管理や、乱数を使ったキャラクターの出現など、あらゆるゲームに応用できる基本テクニックを学べる 。 |
総合おススメ度 | ★★★☆☆ | プログラミングを始めたばかりの子や、まずは簡単なゲームから作ってみたい子に特におすすめ。 |
プログラミングのヒント
- 乱数でポケモンを動かす:ポケモンが毎回違う場所に現れるのは、「乱数」というサイコロのような機能を使っているから。「X座標を-200から200までの乱数にする」というプログラムで、画面のどこにでも現れるようにできるんだ。
- 変数でゲームを管理する:「のこりボールの数」や「ゲットした数」を、「変数」という数字の入れ物に入れて管理しているんだ 。「もしボールがポケモンに触れたなら、ゲットした数を1増やす」といったプログラムで、ゲームのルールを作っているよ。
代表的なプロジェクトはこちら!
- Pokemon Game by SL_Smart_Mindhttps://scratch.mit.edu/projects/478251545/
第4位:ポケモンバトルテスト2 – 伝説ダブルバトル
次に紹介するのは、伝説のポケモンだけを使った、夢のダブルバトルが楽しめるゲームだ!普通のバトルとは一味違う、ド迫力の戦いがキミを待っているぞ。
このゲームでは、各地方から選りすぐりの伝説ポケモンたちの中から2匹を選んで、2対2のダブルバトルに挑戦するんだ 。タイプ相性や能力、さらにはポケモンごとの「とくせい」までしっかり再現されていて、本格的なバトルが楽しめるよ 。
ここが面白い!
なんといっても、あの伝説のポケモンたちを自分で操作して戦わせられるのが最高!「ディアルガとパルキアでコンビを組ませよう!」とか、「カイオーガとグラードンを並べたらどうなる!?」なんて、考えただけでもワクワクするよね。友達と「どっちの伝説チームが最強か」で盛り上がるのも楽しいぞ。
ここがスゴイ!
2対2のダブルバトルを、Scratchでしっかりと作り込んでいるのがスゴイ。どちらのポケモンを先に攻撃するか、2匹で集中攻撃するかなど、シングルバトルにはない戦略的な駆け引きが楽しめるんだ。3連戦を勝ち抜くモードもあって、やりごたえも十分だ 。
総合評価
観点 | レーティング | 理由 |
面白さ | ★★★★☆ | 伝説のポケモンを使ったドリームチームで戦えるのは、ポケモン好きにはたまらない。ダブルバトルならではの戦略性も面白い 。 |
完成度 | ★★★★☆ | バトルシステムがしっかりしており、特性やタイプ相性も考慮されているため、満足度の高い対戦が楽しめる 。 |
再現度 | ★★★★☆ | 伝説ポケモンの雰囲気と、ダブルバトルのルールを見事に再現している。 |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ | 複数のキャラクター(AI)を同時に動かす方法や、複雑なバトル状況を管理するプログラムの組み方を学ぶ良い教材になる。 |
総合おススメ度 | ★★★★☆ | 「とにかくカッコいいバトルがしたい!」「伝説のポケモンが大好き!」という子に、ぜひプレイしてみてほしい作品。 |
プログラミングのヒント
- メッセージ機能で行動順を管理:4匹のポケモンが入り乱れるバトルでは、「メッセージ」機能が大活躍。「ピカチュウのターン」というメッセージを送ると、ピカチュウだけが動けるようになる。これを順番に送ることで、複雑な行動順をコントロールしているんだ。
- リストでポケモンのデータを管理:どのポケモンがどんなステータスを持っているか、どんな技を覚えているか、といった情報はすべて「リスト」という機能で管理されている。プログラムがそのリストを見て、「この技の威力は100」「みずタイプに効果はばつぐんだ」と判断しているんだよ。
代表的なプロジェクトはこちら!
- Pokemon Battle test scratch 2 by J42https://scratch.mit.edu/projects/11778809/
第3位:Despair – A Working Pokemon RPG
第3位は、超本格的な長編RPG(ロールプレイングゲーム)だ!このゲームは、ただポケモンを真似するだけじゃなく、オリジナルのストーリーと世界観を持っているのが特徴。「モンスター」と呼ばれるポケモンたちが人間に支配された暗い世界で、キミが最後の希望として冒険に出るんだ 。
広い世界を歩き回り、野生のモンスターやトレーナーと戦い、仲間を育てていく。Scratchで作られたとは思えないほどの、壮大な冒険が待っているよ。
ここが面白い!
ただバトルを繰り返すだけじゃないのが、このゲームの魅力。広い世界を自由に歩き回って、隠された道を見つけたり、手強いボスに挑戦したりと、本当の「冒険」ができるんだ。ストーリーも少しダークで大人っぽくて、ぐいぐい引き込まれるよ 。
ここがスゴイ!
とにかくそのボリュームがすごい!作者のフォーラム投稿によると、なんと23種類のオリジナルモンスターと92種類もの技がプログラムされているんだとか 。一人でこれだけのゲームを作ってしまうなんて、作者の情熱には本当に驚かされるよね。少し古い作品で、バグも少しあるかもしれないけど、それ以上に「大きなゲームを作る」という夢が詰まった作品だ 。
総合評価
観点 | レーティング | 理由 |
面白さ | ★★★★☆ | 探索、育成、バトルというRPGの面白さがしっかり詰まっている。オリジナルのストーリーもとても魅力的 。 |
完成度 | ★★★☆☆ | 作者自身も認めているように、未完成な部分やバグもある 。でも、ゲームとして遊べる範囲は非常に広く、十分に楽しめる。 |
再現度 | ★★★★☆ | ポケモン本編の「冒険して、出会って、戦って、育てる」という流れを見事に再現している。タイプなどはオリジナル要素が強い 。 |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ | RPG作りに必要なマップ移動、イベント管理、戦闘システム、データ管理など、すべての要素が詰まった最高の「生きた教科書」。 |
総合おススメ度 | ★★★★☆ | 「自分もいつか壮大なRPGを作ってみたい!」と夢見る子にとって、これ以上ない刺激と学びを与えてくれる作品。 |
プログラミングのヒント
- 座標と壁判定でマップ移動:主人公の移動は、X座標(横の位置)とY座標(縦の位置)の数字を記録する「変数」を、キーボード操作で変えているんだ。そして、「もし壁の色に触れたら、動けなくする」というプログラムで、マップからキャラクターがはみ出さないようにしているんだよ。
- メッセージで場面転換:町から草むらに入ったり、バトルが始まったりするときは、「メッセージを送る」というブロックが活躍する。「バトル開始!」というメッセージを送ると、町のキャラクターたちは隠れて、代わりにバトルの画面が表示される。この仕組みで、ゲームの場面を切り替えているんだ。
プロジェクトはこちら!
- Despair – Working Pokemon RPG by JABruleshttps://scratch.mit.edu/projects/25014890/
第2位:Pokémon Palette Town RPG demo
さあ、いよいよ第2位!このゲームは、みんなが知っている初代『ポケットモンスター』の始まりの町、マサラタウンでの冒険を体験できるRPGだ。
自分の部屋で目覚めて、お母さんと話して、マサラタウンを歩き、オーキド研究所で最初のパートナーを選ぶ…あの懐かしくてワクワクする冒険の始まりを、もう一度自分で操作できるんだ 。
ここが面白い!
キミもマサラタウンの主人公になれる!冒険が始まるあの瞬間を、自分の手で追体験できるのが最高に楽しい。オーキド博士の研究所で、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの中から最初のパートナーを選ぶ名シーンは、ポケモン好きならたまらないはず。キミなら、どの子を選ぶ?
ここがスゴイ!
このゲームの本当にすごいところは、原作へのリスペクトと「ポケモン愛」だ。BGMやキャラクターの動き、マップのデザインまで、昔のゲームボーイで遊んだ『ポケモン』そっくりに作られているんだ。作者の「ポケモンが大好き!」という気持ちが、ゲームの隅々から伝わってくるよ。
総合評価
観点 | レーティング | 理由 |
面白さ | ★★★★☆ | ポケモンを初めてもらった、あのワクワクする瞬間をもう一度味わえる。探索するだけで楽しい。 |
完成度 | ★★★★☆ | 作り込みがとても丁寧で、ゲームとしての完成度が高い。グラフィックや音楽も原作の雰囲気を大事にしている。 |
再現度 | ★★★★★ | 初代ポケモンの序盤の再現度はピカイチ。マサラタウンの雰囲気や、最初のポケモンを選ぶ場面がしっかり作り込まれている 。 |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ | キャラクターとの会話システムや、物語の進行度を記憶する「フラグ管理」など、ストーリーがあるRPGを作るための技術が満載。 |
総合おススメ度 | ★★★★★ | 「ポケモンが大好き!」という子なら誰でも楽しめること間違いなし。RPG作りの第一歩として、中身のプログラムを研究するのにも最適。 |
プログラミングのヒント
- 会話システム:キャラクターとの会話は、「〇〇と聞いて待つ」ブロックと、「もし答えが△△なら」ブロックの組み合わせで作られていることが多いよ。オーキド博士に話しかけると、博士のセリフが表示されるのはこの仕組みだね。
- フラグ管理でストーリーを進める:「もう博士と話したか?」「ポケモンはもらったか?」といったチェックポイントを、「変数」を使って記録しているんだ。これを「フラグ管理」と呼ぶんだけど、これがあるから同じイベントが何度も起きないようになっている。物語を進めるための、超重要なテクニックだよ!
代表的なプロジェクトはこちら!
- Pokémon Palette Town RPG demo by Scratch_Game_Developmenthttps://scratch.mit.edu/projects/690809963/
第1位:Pokemon Battle! – v4.2
そして、栄えある第1位に輝いたのは、Scratchで作られたポケモン風ゲームの頂点に立つ、究極のバトルシミュレーターだ!
これは冒険するRPGではなく、純粋に「ポケモンバトル」だけを突き詰めたゲーム。110匹ものポケモン、30種類のメガシンカ、193種類もの技、さらには「もちもの」や「とくせい」まで、本家顔負けのシステムが完璧に再現されているんだ 。キミは6匹のパーティを組んで、超強力なAI(人工知能)トレーナーたちとの35連戦に挑む!
ここが面白い!
これはもう、ただの「ポケモンごっこ」じゃない。「本気のポケモンバトル」だ!相手のAIがめちゃくちゃ賢くて、こちらの弱点を的確に突いてくるし、不利になったらちゃんとポケモンを交代してくる 。まるで本物のポケモントレーナーと対戦しているみたいで、頭をフル回転させて戦う戦略的な面白さは、まさに最高峰!
ここがスゴイ!
信じられるかい?このゲームには、110匹のポケモンと193種類の技が、その効果や威力、相性まで含めて、すべて正確にプログラムされているんだ 。メガシンカまでできるなんて、本当に驚きだよね。あまりにすごすぎて、Scratchの性能の限界を超えるため、作者さんはアニメーション付きの特別バージョンを別のサイトで公開しているほどなんだ 。Scratchでできることの限界を遥かに超えた、まさに伝説級のプロジェクトだよ。
総合評価
観点 | レーティング | 理由 |
面白さ | ★★★★★ | 本家にも劣らない、奥深い戦略バトルが楽しめる。AIが賢く、非常に歯ごたえのある対戦ができる 。 |
完成度 | ★★★★★ | バトルシステムに関する完成度は驚異的。バグが少なく、膨大なデータが完璧に機能していると絶賛されている 。 |
再現度 | ★★★★★ | わざ、特性、持ち物、相性、メガシンカなど、対戦に必要な要素がほぼすべて、信じられないレベルで再現されている 。 |
ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ | 膨大なデータを「リスト」で管理する方法、複雑なダメージ計算、戦略的なAIの作り方など、超高度なテクニックの宝庫。 |
総合おススメ度 | ★★★★★ | Scratchでできることの限界を知りたい人、本気のポケモンバトルがしたい人、すべての人に一度はプレイしてほしい「神ゲー」。 |
プログラミングのヒント
- リストでデータベース作り:このゲームの心臓部は「リスト」機能だ。例えば、「ポケモンずかん」というリストには110匹の名前が、「HPしゅぞくち」リストには110匹分のHPの強さが順番に入っている。技を選ぶと、プログラムが「わざリスト」から威力やタイプを調べ、「タイプ相性リスト」でダメージが何倍になるか計算する。このように、たくさんのリスト(データベース)を連携させて、複雑なゲームを動かしているんだ。これは超上級テクニックだよ!
プロジェクトはこちら!
- Pokemon Battle! – v4.2 by im_feeling_itchyhttps://scratch.mit.edu/projects/539836220/
まとめ:キミもゲームクリエイターになろう!


どうだったかな?Scratchには、バトルを極めたゲーム、冒険のワクワクが詰まったゲーム、ユニークなアイデアが光るゲームまで、本当にすごいポケモン風ゲームがたくさんあるんだ。
今回紹介したゲームは、どれも遊ぶだけで面白いけど、ぜひ「中を見る」ボタンからプログラムの仕組みも覗いてみてほしい。そして、「自分ならこうしたいな」「こんなポケモンを登場させたいな」と思ったら、どんどん「リミックス」して改造したり、新しいゲーム作りに挑戦してみよう!
キミの「ポケモン愛」とアイデアがあれば、きっと世界中のみんなを驚かせるような面白いゲームが作れるはずだよ!さあ、キミの冒険を始めよう!
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。



私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
【無料体験】【全国に教室多数】おススメのプログラミング教室
私が最もおススメするプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
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