
こんにちは!二児の父親で、エンジニアブロガーの「ろぼてく」です。
週末、子どもたちと「マリオパーティ」で盛り上がること、ありますよね?サイコロの目に一喜一憂したり、ミニゲームで思わず本気になったり…。あのワクワクを、自分たちで作れたらもっと楽しいと思いませんか?
そこで今回は、世界中の子たちが作ったScratch(スクラッチ)プロジェクトの中から、「これは本物みたいに面白い!」と僕がうなった「マリオパーティ風ゲーム」を、ランキング形式で5つ、徹底的にレビューします!
ただ遊ぶだけじゃなく、「どうやって作られているんだろう?」というプログラミングの視点でも解説するので、夏休みの自由研究や、プログラミング学習のヒントにもなりますよ。
評価の基準は、子どもが楽しめる「面白さ」を一番に、5つのポイントで星5つで採点しました。
- 面白さ: 何度も遊びたくなるか?家族や友達と盛り上がれるか?
- 完成度: BGMや効果音、バグの少なさなど、ゲームとしてしっかり作られているか?
- 再現度: 本物のマリオパーティの雰囲気やルールをどれだけ再現できているか?
- ゲームづくりの勉強になる: プログラミングの面白い工夫やテクニックが使われているか?
- 総合おススメ度: 親子で遊ぶのにおすすめできるか?
それでは、さっそく見ていきましょう!
- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年
- 二児パパ

100種類以上のスクラッチゲームをあいうえお順で紹介

スクラッチのおススメゲームをジャンル別で紹介

スクラッチの神ゲーTOP10を紹介

究極のスクラッチ・マリオパーティTOP5!

第1位:Paper Mario Party
- 制作者: thesuperguidegames さん
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/1946345
どんなゲーム?
栄えある第1位は、1人でも2人でもアツくなれるミニゲームの宝石箱!このゲームはなんと3つのモードで遊べる豪華版です 。相手を踏みつけて倒す「Vs. Battle」、コインを集める「Coin Catchers」、時間内にクリボーをたくさん踏む「Super Stompers」。どれも面白くて、ついつい時間を忘れてしまいます。さらに、9つの大会を勝ち抜くトーナメントモードまであります 。
ろぼてくの専門家レビュー
ミニゲームに特化することで、一つ一つのゲームのクオリティが非常に高いのが特徴です。特に2人対戦は白熱します 。キャラクターの動きや効果音、ゲームバランスまで作り込まれており、制作者の圧倒的な技術力を感じます。ペーパーマリオ風のグラフィックも可愛らしく、世界観に引き込まれます。面白さ、完成度ともに文句なしの満点、まさに「神ゲー」です!
プログラミングのここがスゴイ!:見た目じゃない!当たり判定のテクニック
このゲームで相手を踏むとき、「ちょっとかすっただけなのに!」とならないのはなぜでしょう?実は、キャラクターの見た目とは別に、当たり判定専用の「透明な四角」を足元に用意しているからです 。プログラムは、この透明な四角が相手に触れたかどうかだけをチェックしています。だから、キャラクターの頭や手が少し触れただけではセーフになるんです 。この工夫のおかげで、理不尽なミスが減り、ゲームがもっと面白くなるんですね。これはプロのゲームでも使われるテクニックです!
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | ★★★★☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
第2位:東方マリオパーティ
- 制作者: WendyOneWang さん
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/238727347
どんなゲーム?
このゲームは、マリオではなく「東方Project」のキャラクターたちが主役!でもルールはマリオパーティそのものです 。マップに現れる「ミレニアムスター」を20コインで交換して、最後に一番たくさん持っていた人が勝ち。好きなキャラクターで優勝を目指しましょう!
ろぼてくの専門家レビュー
マリオパーティの優れたゲームシステムに、東方という別の人気コンテンツを融合させる「マッシュアップ」の発想が素晴らしいです。原作ファンならずとも、しっかりとしたゲーム性で楽しめます。スターの集め方など、戦略性も高いのが特徴です 。キャラクターやマップを選んで、サイコロを叩いて進むというシンプルな操作で、誰でも楽しめます。
プログラミングのここがスゴイ!:リストを使ったマップ作り
このゲームのマップ、どうやって作られているか気になりませんか?実は「リスト」という機能を使っています。リストは、たくさんのデータを順番に並べておける便利な道具。ここに「1番目は青マス、2番目は赤マス、3番目は緑マス…」というようにマップの設計図を数字で記録しておくんです 。ゲームが始まったら、プログラムがこのリストを読み込んで、設計図通りにマスを自動で並べてくれます。この「マップチップ」というテクニックを覚えれば、自分だけのオリジナルすごろくも作れるようになりますよ! 。
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | ★★★★☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
第3位:Exciting Board Game Adventure
- 制作者: griffpatch
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/21186897
どんなゲーム?
これぞ王道!キャラクターを選んで、サイコロを振ってマスを進む、本格的なすごろくゲームです 。止まったマスによってコインが増えたり減ったり…。そして、全員のターンが終わるとミニゲームがスタート!どんなゲームが始まるか、毎回ドキドキですね 。4人でプレイすれば、本物のマリオパーティのような体験ができます。
ろぼてくの専門家レビュー
マリオパーティの基本である「すごろく+ミニゲーム」の流れを忠実に再現しています 。友達と4人で遊べば、本物さながらの盛り上がりを体験できるでしょう。ミニゲームの種類も複数用意されており、何度も遊びたくなります。2014年に公開された作品ですが、今遊んでも色あせない面白さがあります 。
プログラミングのここがスゴイ!:変数でゲームの流れをコントロール
このゲームの心臓部は「変数」です。変数とは、数字や言葉を覚えておける「箱」のようなもの。「今のターンは何ターン目?」「今は誰の番?」「ミニゲーム中?」といったゲームの状態をすべて変数に記録しているんです。この変数の値をチェックしながら、「もしターン数が10になったら、ゲーム終了」というように、ゲームの大きな流れをコントロールしています。この考え方は、どんな複雑なゲームを作る上でも基本になります 。
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
第4位:マリオパーティー風ミニゲーム集
- 制作者: itupiyo さん
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/766719914/
どんなゲーム?
なんと日本の小学4年生(制作当時)が作ったというミニゲーム集です 。このゲームは、4つのミニゲームから好きなものを選んで遊べます。「はたあげヘイホー」「ボムへいをよけろ!」など、どれもルールがシンプルなので、小さな子でもすぐに楽しめますよ。お友達や兄弟とスコアを競うのがアツい!
ろぼてくの専門家レビュー
シンプルながら、ついつい「もう一回!」となる中毒性があります。BGMやキャラクターの動きも丁寧に作られていて、制作者の「楽しんでほしい」という気持ちが伝わってきます。特定のミニゲームを忠実に再現するというよりは、「マリオパーティにあったら楽しそうなミニゲーム」というオリジナリティが光りますね。この自由な発想こそScratchの醍醐味です。
プログラミングのここがスゴイ!:メッセージを送り合って場面を切り替える
このゲームのすごいところは、「ゲームを選ぶ画面」と「実際のゲーム」がうまく連携している点です。これは「メッセージ」ブロックを使っています。「このゲームで遊ぶ!」というボタンを押すと、スプライト(キャラクターやボタンのこと)達が「〇〇ゲームを始めよう!」という合言葉(メッセージ)を送り合って、必要なキャラクターだけが登場する仕組みです。これは大きなプログラムを整理するのにとても大切なテクニックなんですよ 。
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★☆☆ |
| 再現度 | ★★☆☆☆ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
第5位:はたあげヘイホー風ゲーム
- 制作者: bingo-ojisan さん
- プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/718172022/
どんなゲーム?
マリオパーティでおなじみのミニゲーム「はたあげヘイホー」を再現した作品です 。ヘイホーが上げる旗と同じ旗を、タイミングよく上げる反射神経ゲーム!ルールは一瞬でわかるのに、レベルが上がるとどんどん速くなって、大人でも夢中になります。
ろぼてくの専門家レビュー
一つのミニゲームをとことん突き詰めて作られており、完成度が非常に高いです。効果音やキャラクターの動きが本物そっくりで、遊んでいてとても気持ちがいい!「これぞ職人技!」と言いたくなるような、丁寧な作り込みが光ります。プログラミングの基本を学ぶのに、これ以上ないお手本のようなプロジェクトです。
プログラミングのここがスゴイ!:乱数と変数でゲームをコントロール
このゲームのキモは、「乱数」ブロックです。「次にどっちの旗を上げるか」「どのくらいの速さで上げるか」を毎回ランダムに決めることで、何度遊んでも新鮮な気持ちで楽しめます。また、「レベル」という変数を用意して、正解するたびにゲームのスピードを少しずつ速くしています。この「だんだん難しくなる」仕組みは、プレイヤーを飽きさせないための、ゲーム作りの王道テクニックです。
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★☆☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
【番外編】すごいテクニックが学べるプロジェクト
今回、ランキングを作るためにたくさんのゲームを調べましたが、残念ながらリンクが切れていて紹介できなかった名作もありました。ですが、その作り方を解説したブログ記事が、プログラミングの最高の教科書だったので、番外編として紹介します! 。
テクニック1:3D表現の秘密(くるりんクロック風ゲームより)
「くるりんクロック」風ゲームでは、時計の針が立体的に見えるように、三角関数(sinやcos)という数学の知識を使って、針の位置によってキャラクターの大きさを変えるというスゴ技が使われていました 。針が手前に来るほどキャラクターが大きく、奥に行くほど小さく見えるように計算しているのです。難しそうに聞こえるけど、これを真似すれば、君のゲームもグッと本格的になるぞ!
テクニック2:影の演出(ジャンプサバイバル風ゲームより)
キャラクターがジャンプしたとき、地面の影も一緒に小さくすると、すごく立体感が出ます 。この一手間が、ゲームのクオリティを大きく上げるんです。ぜひ色々なゲームの「中を見る」で、影のスプライトがどんなコードで動いているかチェックしてみてください。キャラクターのY座標(高さ)と影の大きさを連動させるのがポイントです 。
まとめ:さあ、君もパーティの主催者になろう!

TOP5、いかがでしたか?小学生が作ったものから、プロ顔負けの超大作まで、Scratchの世界の奥深さを感じていただけたでしょうか。どの作品にも、制作者の「楽しませたい!」という情熱と、たくさんの工夫が詰まっていましたね。
今回紹介したゲームで遊んでみて「面白い!」と思ったら、ぜひ画面の右上にある**「中を見る」**ボタンを押してみてください。そこには、この記事で解説したようなプログラムの設計図がすべて隠されています。どうしてキャラクターはジャンプするの?どうして敵は動くの?その答えは、すべてそこにあります。
最高のゲームは、遊ぶだけじゃなく、その仕組みを学ぶことで、もっと面白くなります。そして、いつか君自身が、みんなを夢中にさせる最高の「パーティ」の主催者になることを、僕は心から応援しています!
最後まで読んでくれてありがとう!また次の記事で、面白いプログラミングの世界を一緒に冒険しましょう!
ろぼてくより
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。
ろぼてく私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
【無料体験】【全国に教室多数】おススメのプログラミング教室
私が最もおススメするプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
「QUREO」の特徴は、以下にあげる点です。
- 教室型であり、直接先生からプログラミングを学ぶことができる。
- 全国に教室数が多く(全国2500教室)、実績豊富
- ビジュアルプログラミングかつゲーム制作を学習教材に使用していて、取り組みやすい
- 月謝が比較的安い。



習い事は、「通いやすさ」と「続けやすさ」の2つが重要ですよね。私も「通いやすさ」を重視して「QUREO」を選びました。
今なら無料体験・キャンペーンも実施しているので、一度お試しすることをおススメします!










コメント