
こんにちは!二児の父で現役エンジニアの「ろぼてく」です。
「子どもにプログラミングを楽しく学んでほしいけど、何から始めたらいいかわからない…」 「スクラッチって面白いの?どんなゲームがあるの?」
そんな風に思っているお父さん、お母さん、そしてゲーム好きの子どもたちに、今日はとっておきの情報をお届けします!
みなさんは「脱出ゲーム」が好きですか? 部屋に閉じ込められて、ヒントを探し、謎を解いて、扉を開ける…あのドキドキ感と、ひらめいた時の「アハ体験」はたまりませんよね。
実はこの脱出ゲーム、プログラミング的思考を鍛えるのに、ものすごく相性がいいんです。
この記事では、僕と子どもたちが実際に遊び尽くした数十作品の中から、「これは面白い!」と心から思えたスクラッチの脱出ゲームTOP5を、ランキング形式で徹底的にレビューします。
ただ面白いだけじゃない、プログラミングの勉強にもなる「神ゲー」ばかりを厳選しました。すべてのゲームのリンクは2025年時点でしっかり動作確認済みなので、安心して遊んでみてくださいね。
- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年
- 二児パパ

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はじめに:ただのゲームじゃない!「脱出ゲーム」がプログラミング学習に最適な理由

「え、ゲームで遊ぶだけでプログラミングの勉強になるの?」と不思議に思うかもしれません。でも、脱出ゲームの構造をよく見てみると、プログラミングの基本的な考え方そのものなんです。
例えば、
- 「もし(if)、カギを見つけたら」→「そのとき(then)、ドアを開けることができる」
- 「もし(if)、暗号の紙を見つけたら」→「そのとき(then)、金庫の番号がわかる」
このように、脱出ゲームは「条件(もし〜)」と「処理(そのとき〜)」の連続で成り立っています。これはプログラミングの基本である「条件分岐」という考え方と全く同じです 。
怪しい場所をクリックして調べる、アイテムを組み合わせて新しい道具を作る、という一連の行動は、問題を解決するために論理的に手順を考える「アルゴリズム的思考」を自然と育んでくれます 。
つまり、子どもたちは夢中で謎解きをしているうちに、プログラマーに不可欠な「論理的に考える力」を楽しみながら身につけることができるのです。
さあ、前置きはこれくらいにして、早速僕たち親子が選んだ最高のスクラッチ脱出ゲームの世界へ、一緒に出発しましょう!
【第5位】脱出ゲーム Ver. 2.0 – はじめての脱出ゲームにぴったりの王道パズル
まず第5位にランクインしたのは、脱出ゲームの「王道」とも言える、シンプルで分かりやすい作品です。初めて脱出ゲームに挑戦するお子さんや、親子で一緒に謎解きを始めたいファミリーに、自信を持っておすすめします。
ゲーム概要
プレイヤーはとある部屋に閉じ込められてしまいます。部屋の中にある様々なアイテムを見つけ、それらを組み合わせたり、特定の場所で使ったりしながら、脱出のヒントを探っていきます 。難易度はやさしめで、ボリュームもコンパクトにまとまっているので、小さなお子さんでも途中で飽きることなく、クリアの達成感を味わえるように設計されています 。
ろぼてくの親子でプレイレポート
我が家の小1の息子が、このゲームでは大活躍でした。最初に「ぞうきん」を見つけたとき、彼はすぐに「あ、カレンダーが汚れてるから、これで拭くんじゃない?」とひらめいたんです。そして、ぞうきんでカレンダーを拭くと隠されたヒントが出現!「僕が解いた!」と、得意げな顔をしていたのが忘れられません。
このゲームの謎解きは、突拍子もないものではなく、子どもでも直感的に理解できる素直なロジックで構成されています 。だからこそ、「自分で考えて解決できた!」という成功体験を積みやすく、子どもの自信を育むのに最適な一作だと感じました。
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング(星5つ) |
| 面白さ | ★★★☆☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
ここが面白い!謎解きの「基本」が詰まった面白さ
このゲームの面白さは、奇抜なアイデアや派手な演出にあるわけではありません。その面白さの源泉は、「論理的なパズルを解き明かす」という脱出ゲーム本来の楽しさを、非常に丁寧に作り込んでいる点にあります。
「アイテムAを見つける」→「それを使ってオブジェクトBを調べる」→「ヒントCが手に入る」という、脱出ゲームの古典的な流れを完璧に踏襲しています 。この「お約束」がしっかりしているからこそ、プレイヤーは迷うことなく謎解きに集中でき、解けたときの純粋な喜びをストレートに感じることができるのです。まさに「脱出ゲームの教科書」と呼ぶにふさわしい作品です。
ここがスゴい!プログラミングのヒント
このゲームを自分で作るとしたら、どうやって「アイテムを持っている」状態をコンピューターに記憶させるのでしょうか?ここで使われるのが**「変数(へんすう)」**というテクニックです。
変数を「コンピューターの中の小さな記憶ボックス」だと考えてみてください。
- プレイヤーが「カギ」をクリックします。
- プログラムは、「カギを持ってるよボックス」に「1」という数字を入れます。
- その後、プレイヤーが「ドア」をクリックします。
- プログラムは、「『カギを持ってるよボックス』の中に『1』は入っているかな?」とチェックします。
- もし入っていれば、ドアが開く、という仕組みです。
この変数の仕組みは、RPGでレベルを記憶したり、シューティングゲームでスコアを記録したりと、あらゆるゲーム作りの心臓部となる、非常に重要なテクニックです 。このゲームを遊ぶことで、その基本構造を体験的に学べます。
- 制作者: aoi1011 さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/625821184
【第4位】異世界村からの脱出 – 物語に引き込まれる!RPG風謎解き
続いて第4位は、ただ部屋から出るだけじゃない、壮大な物語と冒険が楽しめるRPG風の脱出ゲームです。ファンタジーや物語が大好きなお子さんなら、夢中になること間違いなし!
ゲーム概要
ある日突然、不思議な力で異世界の村に飛ばされてしまった主人公。プレイヤーは村を探索し、そこに住む人々と会話し、様々な謎やクエストをクリアしながら、元の世界に帰る方法を探し出します 。一本道の脱出ゲームとは異なり、物語の進行とともに探索できる範囲が広がっていくのが特徴です。
ろぼてくの親子でプレイレポート
ファンタジー小説が大好きな小学4年生の娘が、このゲームにドハマりしました。彼女はただ怪しい場所をクリックするだけでなく、「この人は何を困っているんだろう?」「このアイテムはあの人に渡せば喜ぶかも?」と、物語の登場人物になりきってプレイしていました。
「パパ、この村には何か秘密がありそうだよ!」と、目を輝かせながら推理する姿を見て、良い物語はゲームを何倍も面白くするんだなと実感しました。単なるパズルではなく、一つの冒険として楽しめる、素晴らしい作品です。
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング(星5つ) |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★☆☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
ここが面白い!「物語」が謎解きを駆動する面白さ
このゲームの最大の魅力は、謎解きが「物語を進めるための手段」として機能している点です。なぜこの謎を解く必要があるのか?という動機が、しっかりとしたストーリーによって与えられるため、一つ一つのパズルがより意味のあるものに感じられます 。
プレイヤーは「脱出しなければ」という義務感ではなく、「この物語の結末が見たい」という好奇心に突き動かされてゲームを進めることになります。この物語の力こそが、プレイヤーを深くゲームの世界に引き込み、忘れられない体験を生み出すのです。
ここがスゴい!プログラミングのヒント
このような物語性のあるゲームでは、キャラクターとの会話やイベントの管理が複雑になりがちです。そこで使われているのが**「ブロードキャスト(放送)」**という機能です。
これは、スプライト(キャラクターやモノ)同士がやりとりするための「秘密の合図」のようなものです。
- プレイヤーが村人Aをクリックします。
- 村人Aのスプライトは、「クエスト1を開始せよ!」という秘密のメッセージを「放送」します。
- ゲーム内にいる他のスプライトたちは、このメッセージをずっと「受信」しようと待っています。
- 例えば「宝箱」のスプライトが「クエスト1を開始せよ!」というメッセージを受信すると、「開けられる状態」に見た目を変える、といった具合です。
このブロードキャスト機能を使えば、たくさんのキャラクターやイベントが連動する、複雑で壮大な物語を作ることが可能になります。
- 制作者: Nirayossy さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/518592630
【第3位】脱出ゲーム2 (koutarou-35作) – 雰囲気バツグン!センスが光る探索ゲーム
第3位は、ゲームデザインのセンスが光る、雰囲気満点の探索ゲームです。ドキドキするけど怖すぎない、絶妙なバランス感覚が魅力。ミステリーや探偵ごっこが好きなお子さんにおすすめです。
ゲーム概要
プレイヤーは懐中電灯の明かりだけを頼りに、薄暗い部屋を探索します。画面の左右にある矢印をクリックして部屋を移動し、隠されたアイテムや仕掛けを見つけ出し、脱出を目指します 。BGMや効果音も非常に効果的に使われており、ホラー要素はないものの、独特の緊張感と没入感を味わうことができます 。
ろぼてくの親子でプレイレポート
このゲームを始めた瞬間、息子が「うわ、なんか本物の探偵みたい!」と声を上げました。懐中電灯で照らされた部分しか見えない、という演出が本当に秀逸です。親子で画面に顔を近づけて、「あっちの壁、何か光ってない?」「棚の上を照らしてみて!」と、慎重にライトの光を動かしながら探索しました。
いきなり何かが飛び出してくるようなビックリ演出はないので、怖いのが苦手な子でも安心して楽しめます 。音と光だけで、ここまでプレイヤーを引き込むことができるのかと、エンジニアの視点から見ても感心させられる一作でした。
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング(星5つ) |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
ここが面白い!「雰囲気」で没入させる面白さ
このゲームの面白さは、プレイヤーを世界観にどっぷりと浸らせる「雰囲気作り」にあります。懐中電灯のシステムは、プレイヤーの視界を意図的に制限することで、探索の緊張感を高めています。暗闇の中からぼんやりと浮かび上がるアイテムを見つけたときの喜びは格別です。
派手な謎解きがあるわけではありませんが、この静かでミステリアスな雰囲気が、プレイヤーに「自分の力でじっくりと謎を解き明かしている」という感覚を与え、深い満足感につながっています。
ここがスゴい!プログラミングのヒント
あのリアルな懐中電灯の表現は、どうやって作られているのでしょうか?実はこれ、**「レイヤー(層)」と「コスチューム」**を組み合わせた、非常に賢い視覚トリックなんです。
- まず、画面全体を覆う「真っ暗なシート」のスプライトを用意します。
- 次に、真ん中に穴(光が通る円)が開いた「懐中電灯の光」のスプライトを作ります。
- この「懐中電灯の光」スプライトを、「真っ暗なシート」よりも手前(上のレイヤー)に表示させます。
- そして、マウスの動きに合わせて「懐中電灯の光」スプライトがついてくるようにプログラムします。
たったこれだけで、まるで本当に懐中電灯で暗闇を照らしているかのような効果が生まれます。これは、スクラッチの見た目を操る機能を創造的に使うことで、大きなインパクトを生み出せるという素晴らしいお手本です。
- 制作者: koutarou-35 さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/127049825
【第2位】スクラッチエディタから脱出せよ! – まさかの発想!プログラマーの卵に贈るメタゲーム
さあ、いよいよ第2位の発表です。このゲームは、僕がこれまで遊んだ数多くのスクラッチ作品の中でも、最も衝撃を受けた一作かもしれません。これは、ただの脱出ゲームではありません。ゲームの「ルール」そのものをハックする、超ユニークなメタゲームです。
ゲーム概要
このゲームの舞台は、なんと「スクラッチのプログラム編集画面(エディタ)」そのもの 。プレイヤーはゲームの世界ではなく、ゲームを作っている画面の中に閉じ込められてしまいます。脱出するには、画面上にある本物のプログラムブロックそっくりのスプライトをドラッグ&ドロップして、キャラクターを動かしたり、壁を消したりしなければなりません 。
ろぼてくの親子でプレイレポート
このゲームには、親子で完全に心を掴まれました。最初は「どうやって動かすの?矢印キーが効かないよ?」と戸惑っていたのですが、数分後、娘が「まさか…!」と叫びながら、画面上の「10歩動かす」ブロックを猫のスプライトの上にドラッグしたんです。すると、猫が本当に10歩動いた!
その瞬間の「そういうことか!」という驚きと興奮は、今でも忘れられません。このゲームは、プレイヤーがプログラミングの仕組みを理解していることを前提とした、非常に挑戦的で知的な作品です。スクラッチを少しでも触ったことがある子なら、この面白さがわかるはずです。
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング(星5つ) |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
ここが面白い!「ルールをハックする」という究極の面白さ
このゲームの面白さは、プレイヤーの予想を根底から覆す、その秀逸な「メタ構造」にあります。普通のゲームでは、プレイヤーは与えられたルールの中で遊びます。しかしこのゲームでは、プレイヤー自身が「ルールを作る側(プログラマー)」になることを要求されるのです 。
これは、ゲームをプレイするという行為の、さらに一つ上の次元の楽しさを提供してくれます。この「ルールを自分の手で変えてしまう」という体験は、他では味わえない強烈な万能感と達成感を与えてくれる、究極の面白さと言えるでしょう。「再現度」の星が5つなのは、スクラッチのエディタ画面そのものを、遊びの舞台として完璧に再現しているからです。
ここがスゴい!プログラミングのヒント
このゲーム自体が、プログラミングの最高のレッスンになっています。最大の学びは、**「スクラッチのインターフェースそのものが、プログラムを組み立てるためのツールである」**という本質を体感できることです。
制作者のmayuto_mahiroさんは、ドラッグできるスプライトをプログラムブロックそっくりにデザインしました 。プレイヤーが「前に進む」ブロックをキャラクターに重ねると、プログラムが「もしブロックがキャラクターに触れたら」を検知し、キャラクターを前に進める処理を実行します。
これはまさに、プログラミングの核心である「命令(ブロック)を正しく組み合わせることで、意図した動作を実現する」というプロセスそのものです。このゲームは、もはやゲームの形をした、最高のインタラクティブ教材なのです。
- 制作者: mayuto_mahiro さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/920822386
【第1位】ママに 鯖缶 さばかん 隠された! – 笑いとひらめきが止まらない!ユーモア脱出ゲームの金字塔
そして、数ある名作を抑えて堂々の第1位に輝いたのは、この作品です! 笑い、驚き、そしてひらめきのすべてが詰まった、ユーモア脱出ゲームの最高傑作。面白さという評価軸において、このゲームの右に出るものはありません。
ゲーム概要
大人気スマホゲーム「ママにゲーム隠された」の秀逸なパロディ作品 。主人公の猫が、ママに隠されてしまった大好物の「鯖缶」を探し出すという、ステージクリア型の脱出ゲームです。各ステージの謎解きは、常識にとらわれない、奇想天外でユーモラスなものばかり。プレイヤーの「ひらめき力」が試されます。
ろぼてくの親子でプレイレポート
このゲームをプレイしている間、我が家は終始、笑いの渦に包まれていました。とにかく、謎の解き方が最高に面白いんです。例えば、高い場所にある鯖缶を取るために、どこからか現れた首の長いアルパカを使うステージ。論理的に考えたら絶対に出てこない、斜め上の発想に「そうきたか!」と親子で大爆笑しました。
このゲームは子どもたちに、「問題解決の方法は一つじゃない」「時にはバカバカしいくらいのアイデアが正解になることもある」という、創造的思考の楽しさを教えてくれます。我が家では文句なしの殿堂入り作品です。
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング(星5つ) |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★☆☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
ここが面白い!「お約束」を裏切るユーモアの面白さ
このゲームの面白さの核は、プレイヤーの「こうなるだろう」という予測、つまり「お約束」を、気持ちよく裏切ってくれる点にあります 。普通の脱出ゲームなら、カギを使ってドアを開けます。しかしこのゲームでは、相撲取りを呼んできて壁を破壊させたりします。
この絶妙な「裏切り」が、プレイヤーに新鮮な驚きと笑いをもたらします。論理パズルとしての面白さを保ちつつ、そこに極上のユーモアをトッピングする。この高度なゲームデザインこそが、本作を「神ゲー」たらしめている最大の理由です。「再現度」が満点なのは、元ネタである「ママにゲーム隠された」の独特のシュールな雰囲気と面白さを、完璧に再現しているからです。
ここがスゴい!プログラミングのヒント
クレーンに磁石を取り付けるなど、アイテム同士を組み合わせる仕掛けはどう作られているのでしょうか?これは**「変数」と「コスチューム」**のコンビネーションで実現されています。
- プレイヤーが「磁石」スプライトを「クレーン」スプライトの上にドラッグします。
- プログラムは、「もし磁石がクレーンに触れたら」という条件をチェックします。
- 条件が満たされると、「クレーンは磁石を持った」という変数を「はい」にします。
- 同時に、クレーンスプライトに「次のコスチューム(磁石を持っている絵)に見た目を変えなさい」と命令します。
「触れる」→「変数を変える」→「コスチュームを変える」という単純な命令の連続が、まるで本当にアイテムを組み合わせたかのようなインタラクティブな体験を生み出しているのです。このテクニックは、どんなゲームでも使える非常に応用範囲の広い技です。
- 制作者: hgwrs16 さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/639346801
【番外編】これもスゴい!コンセプトが光る注目作品
TOP5には入らなかったものの、「これもぜひ見てほしい!」という作品を番外編としてご紹介します。
それは、**「3D謎解きハウス」(制作者: Chrome_Cat さん)**です。
この作品のすごさは、何と言ってもその技術力。スクラッチは本来2Dのゲームを作るツールですが、このゲームは独自のプログラム(ペン機能などを駆使)によって、なんと3Dの空間を作り出しているんです 。
「スクラッチで3Dゲームって作れるの?」という子どもの疑問に、最高の形で答えてくれる作品です。脱出ゲームとしての難易度は少し高めですが、スクラッチの可能性の限界に挑戦した、技術的に非常に価値のあるプロジェクト。未来のゲームクリエイターは必見です!
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/868045282
まとめ:最高の脱出ゲームで遊んだら、今度はキミが作る番だ!

今回は、親子で楽しめるスクラッチの面白い脱出ゲームを、ランキング形式でご紹介しました。
- 第5位:脱出ゲーム Ver. 2.0 – 初心者に最適な王道パズル
- 第4位:異世界村からの脱出 – 物語に引き込まれるRPG風アドベンチャー
- 第3位:脱出ゲーム2 (koutarou-35作) – 雰囲気作りが秀逸な探索ミステリー
- 第2位:スクラッチエディタから脱出せよ! – ルールをハックする天才的メタゲーム
- 第1位:ママに 鯖缶 さばかん 隠された! – 笑いとひらめきが満載のユーモアの金字塔
論理パズルとしての面白さ、物語の面白さ、雰囲気の面白さ、発想の面白さ、そしてユーモアの面白さ。一口に「面白い」と言っても、色々な形があることがお分かりいただけたかと思います。
そして何より大事なのは、これら最高のゲームを動かしている一つ一つの仕掛けが、すべて「変数」や「ブロードキャスト」、「コスチューム」といった、スクラッチの基本的なブロックの組み合わせでできているという事実です 。
これらのゲームで遊ぶことは、ただ楽しいだけではありません。それは、未来のキミが自分のゲームを作るときの、最高の「設計図」を見ているのと同じことなのです。
さあ、今度の週末、気になったゲームを家族で一緒にプレイしてみませんか? そして、無事に脱出できた後には、ぜひ自分だけのオリジナル脱出ゲーム作りに挑戦してみてください。
最初は、部屋が一つ、背景が一つ、隠されたカギが一つ、で十分です。その小さな一歩が、未来の偉大なゲームクリエイターにつながる、最高にエキサイティングな冒険の始まりですから!
ハッピープログラミング! ろぼてくでした。
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。
ろぼてく私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
【無料体験】【全国に教室多数】おススメのプログラミング教室
私が最もおススメするプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
「QUREO」の特徴は、以下にあげる点です。
- 教室型であり、直接先生からプログラミングを学ぶことができる。
- 全国に教室数が多く(全国2500教室)、実績豊富
- ビジュアルプログラミングかつゲーム制作を学習教材に使用していて、取り組みやすい
- 月謝が比較的安い。



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