はじめに – こんにちは、二児の父エンジニア「ろぼてく」です!

皆さん、こんにちは!親子プログラミングの楽しさを伝えるエンジニアブロガー、ろぼてくです。うちには二人の子供がいて、毎日パソコンやゲームで新しい発見をしています。
さて、皆さんは「2048」というパズルゲームを知っていますか?数字のパネルをスライドさせて、同じ数字を合体!2、4、8、16…と数字をどんどん大きくして、最終的に「2048」のパネルを作るのがゴールの、世界中で大人気のパズルゲームだよね 。ルールはシンプルなのに奥が深くて、ついつい夢中になってしまいます。
でも、Scratchの世界では、この2048がもっともっと面白く大変身しているんです!今回は、僕がたくさんの作品の中から「これは面白い!」「こんなアイデアがあったのか!」と本気で思った、とっておきの2048ゲームをランキング形式で5つ紹介します。ただのコピーじゃない、驚きと発見に満ちたゲームばかり。親子で一緒に遊んで、「こんなゲーム作ってみたい!」というプログラミングのアイデアのヒントにしてみてくださいね!
- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年
- 二児パパ

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なぜScratch? ゲーム作りが最高の学びになる理由

紹介を始める前に、少しだけ「なぜScratchでゲームを作ることが学びになるのか」についてお話しさせてください。
Scratchは、難しいコードを書かなくても、ブロックをパズルのように組み合わせるだけでゲームやアニメが作れちゃう魔法のようなツールなんです。プログラミングの第一歩として、世界中の子供たちに愛されています。
ゲームを遊ぶのはもちろん楽しい。でも、自分で作ってみると、その100倍は楽しくて、ものすごく勉強になるんです。「どうしてキャラクターは動くの?」「スコアはどうやって数えているの?」そんなゲームを遊んでいる時の素朴な疑問が、プログラミングの力で「なるほど!こうなっていたのか!」に変わる瞬間を、ぜひ体験してほしいと思っています。
そして、Scratchの本当にすごいところは、他の人が作ったプロジェクトを**「リミックス」**して、自分だけのバージョンに改造できること 。今回紹介するゲームも、君が新しいルールを加えたり、キャラクターを変えたりして、もっと面白いゲームに変身させられるかもしれません。人のアイデアを元に新しいものを生み出す、これこそが創造力のトレーニングになるんです。
さあ、前置きはこれくらいにして、早速ランキングを見ていきましょう!
ろぼてくが選ぶ!Scratchの面白い2048ゲーム TOP5

第5位:まずはここから!基本がわかる王道2048
ゲーム名: 2048 制作者: cs43555 さん プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/621872341
ろぼてくの第一印象
まず紹介するのは、基本に忠実な「ザ・2048」。操作もスムーズで、まさに「あの2048」です。でも、これがScratchで作られていると思うと、なんだかワクワクしてきませんか?「自分でも作れるかも!」という気持ちにさせてくれる、すべての基本が詰まった素晴らしい作品です。これから紹介する変わった2048を遊ぶ前に、まずはこの王道バージョンで肩慣らしをするのがおススメです!
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング |
| 面白さ | ★★★☆☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度/独創性 | ★★★★☆ (再現度) |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
なぜ面白い?
このゲームの「面白さ」は、ゲームそのものの革新性というより、「Scratchでここまでしっかりしたものが作れるんだ!」という発見にあります。完成度が高く、安心して遊べる。そして、そのプログラムの中身を覗いてみたときに、「なるほど、こうやって作るのか」という学びが得られる。まさに、プログラミング学習の入り口として最高の面白さを持っています。
中身をのぞいてみよう!
このゲームの心臓部は**「リスト」という道具です 。4×4=16個のマス目の情報を、番号をつけた箱がずらっと並んだような「リスト」に全部記録しているんです。例えば、リストの1番目の箱には左上のマスの数字、16番目の箱には右下のマスの数字、というように。キーが押されたら、このリストの中の数字をルールに従って計算して、その結果に合わせてパネル(スプライト)の見た目を更新しています。この
「データ(情報)と見た目を分ける」**という考え方は、プロのゲーム作りでも使われる、ものすごく大事なテクニックなんですよ!
第4位:見た目がすごい!なめらかさに感動する2048
ゲーム名: 2048 制作者: TimMcCool さん プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/382035329
ろぼてくの第一印象
パネルが「スッ」と滑らかに動くのが、とにかく気持ちいい!効果音やデザインも洗練されていて、遊んでいるだけですごく楽しい気分になります。同じ2048でも、見た目や触り心地が違うだけで、こんなにも印象が変わるのかと驚かされます。制作者のTimMcCoolさんはScratch界隈では有名なクリエイターで、その実力が存分に発揮された、まさに「お手本」のような作品です。
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度/独創性 | ★★★★★ (再現度) |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
なぜ面白い?
このゲームの面白さは、その**「ユーザー体験(UX)」**の高さにあります。ただ動くだけでなく、「気持ちよく動く」こと。これがゲームの楽しさを何倍にもしてくれるということを、この作品は教えてくれます。プログラムのロジックだけでなく、デザインやアニメーションがいかに大切か、というゲームデザインの本質に触れることができます。
中身をのぞいてみよう!
この滑らかな動きの秘密は、パネルを一度に目的地まで動かすのではなく、**「10回に分けて少しずつ動かす」といった処理をしているからです 。例えば、「100歩進む」のを一瞬でワープするのではなく、「10歩進むのを10回繰り返す」ことで、人間の目には滑らかに移動しているように見えます。これを
「アニメーション」**と言います。Scratchでは「〇回繰り返す」ブロックの中に「〇歩動かす」ブロックを入れることで簡単に実現できます。ほんの少しの工夫で、ゲームがぐっとプロっぽくなる良い例ですね。
第3位:まさかの物理演算!2048キャノンボール
ゲーム名: 2048 Cannonball v1 制作者: GonSanVi さん プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/835300836/
ろぼてくの第一印象
これを見つけた時、思わず「えーっ!?」って声が出ちゃいました(笑)。パネルをスライドさせるのではなく、なんと数字の書かれたボールを大砲で撃ち出すんです!同じ数字のボールがぶつかると合体して数字が大きくなる。2048と物理パズルがまさかの融合!狙ったところにボールを当てるのがすごく難しくて、でもそこが最高に面白い!
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度/独創性 | ★★★★★ (独創性) |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
なぜ面白い?
いつもの2048が、じっくり考える「頭脳パズル」だとしたら、これは狙いを定めて撃つ「アクションパズル」。ルールの根本をガラッと変えるだけで、まったく新しいゲームが生まれるという、プログラミングの持つ創造力を体現したような作品です。プレイヤーが持っている「2048とはこういうもの」という常識を気持ちよく裏切ってくれる、その驚きが最高の「面白さ」につながっています。
中身をのぞいてみよう!
ボールが放物線を描いて飛んだり、ぶつかって転がったりするのは、**「物理演算」**のプログラムが入っているからです 。難しそうに聞こえるけど、Scratchでの基本は意外とシンプル。「重力」を表現するには、「ずっと」ブロックの中でボールのY座標(縦の位置)を少しずつマイナスの値に変えていくだけ。そうすると、ボールは自然に下に落ちていきます。これに、壁や他のボールに「触れた」ら跳ね返る、という処理を加えることで、リアルな動きを作っているんです。
第2位:視点を変える!驚きの2048 3D
ゲーム名: 2048 3D 制作者: ProdigyZeta7 さん プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/22990653/
ろぼてくの第一印象
平面だった2048の盤面が、なんと立体に!斜め上からの視点で、パネルが奥から手前に、左から右にスライドします。ただ見た目が3Dなだけでなく、それによって「どのパネルがどのパネルの隣にあるのか」を把握するのが少し難しくなっていて、ゲーム性にも新しい深みが生まれています。この発想の転換には本当に驚きました。
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度/独創性 | ★★★★★ (独創性) |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
なぜ面白い?
このゲームの面白さは、**「視点を変える」**というたった一つのアイデアで、慣れ親しんだゲームに新しい挑戦をもたらしている点です。いつもの2048の戦略が通用しなくなり、プレイヤーは新しい攻略法を考えなければなりません。これは、プログラミングにおける「問題解決」の考え方に似ています。一つのやり方で行き詰まったら、別の角度からアプローチしてみる。その大切さを教えてくれるゲームです。
中身をのぞいてみよう!
Scratchで3Dを表現するのは高度なテクニックですが、基本的な考え方は**「遠近法」**です。つまり、「遠くのものは小さく、近くのものは大きく描く」ということ。このゲームでは、奥にあるパネルは少し小さく、手前にあるパネルは大きく表示することで立体的に見せています 。また、パネルが動くときも、X座標(横の位置)とY座標(縦の位置)を同時に、決められた比率で動かすことで、斜めにスライドしているように見せかけているのです。複雑な計算を組み合わせることで、Scratchでもこんなにすごい表現ができるんですね!
第1位:もはや芸術!究極の2048バリアント集
ゲーム名: The 2048 Power Compendium 制作者: MathCookie17 さん プロジェクトリンク: https://scratch.mit.edu/projects/401258635/
ろぼてくの第一印象
これは、もはや一つのゲームではありません。「2048の博物館」です!僕が見つけた時、あまりのボリュームと熱量に言葉を失いました。このプロジェクトには、なんと100種類もの異なるルールの2048が詰め込まれているんです 。2のべき乗(2, 4, 8…)でなく3のべき乗で進む「2187」モード、素数で進むモード、盤面のサイズを自由に変えられたり、穴が開いていたりするモードなど、遊び尽くせないほどのバリエーション 。これは発明です!面白すぎる!
評価テーブル
| 評価項目 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★+ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度/独創性 | ★★★★★+ (独創性) |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★+ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★+ |
なぜ面白い?
この作品の「面白さ」は、**「アイデアの無限の可能性」**そのものです。「もし2048のルールがこうだったら?」という無数の「もしも」を、実際に遊べる形にしてしまった制作者の情熱と技術力に圧倒されます。一つのゲームをとことん突き詰め、分解し、再構築することで、どれだけ多くの楽しみを生み出せるか。これはプログラミングだけでなく、あらゆる創作活動に通じる、最も重要で面白い部分です。パパも夢中になって、時間を忘れていろんなモードを試しちゃいました(笑)。
中身をのぞいてみよう!
100種類ものルールをどうやって管理しているのでしょうか?このプログラムの核心は、**「ルールの部品化(モジュール化)」**です 。例えば、「どの数字で始まるか」「合体する条件は何か」「ゴールの数字は何か」といったゲームの基本ルールを、それぞれ設定できる変数やブロックにしているのです。そして、モードを選ぶたびに、それらの部品の組み合わせを変えることで、全く違うゲーム性を実現しています。一つの巨大なプログラムを作るのではなく、再利用可能な小さな部品をたくさん作って組み合わせる。これは、大規模なソフトウェア開発で使われる、非常に高度で効率的な考え方です。このプロジェクトの中身を分析することは、最高のプログラミングの勉強になるでしょう。
まとめ – 君だけの「2048」を作ってみよう!

基本に忠実な王道のものから、物理演算、3D、そして100種類ものルールを詰め込んだ究極の作品まで…同じ「2048」というテーマでも、アイデア次第で無限に面白いゲームが作れることがわかったかな?
紹介したゲームは、どれも「面白さ」の形が違いました。
- 第5位は、「作れる!」という発見の面白さ。
- 第4位は、触り心地の良さという「体験」の面白さ。
- 第3位は、常識を覆す「驚き」の面白さ。
- 第2位は、視点を変える「挑戦」の面白さ。
- そして第1位は、アイデアの「無限の可能性」そのものの面白さでした。
さあ、今度は君の番だ!今日紹介したゲームの中で一番気に入ったものを「リミックス」してみよう。
まずは色や音を変えるだけでもいい。それだけでも、自分だけのオリジナルゲームになります。 慣れてきたら、「2の代わりにネコが、4の代わりにイヌが出てきたら?」とか、「数字が3つ揃ったら合体するルールにしたら?」なんて、自分だけのルールを加えてみよう!
プログラミングは、君の「面白い!」を形にするための魔法の言葉です。失敗を恐れずに、どんどん試してみてね。もし面白いゲームができたら、ぜひ僕にもコメントで教えてほしいな!
それでは、また次の記事で会おうね!
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。
ろぼてく私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
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