タテに繰り返す背景をつくるには?
Scratchで上から下へ動き続ける背景を作りたいときは、シームレスな画像を用意し、クローンを使って画面上に2枚の画像を交互に表示させると、途切れることなくループさせることが出来ます。
Scratchの画面サイズは横480px・縦360pxなので、横480px・縦360pxの画像を用意します。
1枚目の画像は「x座標0、y座標0」にして、画面の中央に置きます。
2枚目の画像はクローンで作り、その画像とずらして置きます。
「x座標0、y座標360」としたいところですが、Scratchの仕様で「y座標360」としても、画面上に20pxくらい出てきてしまうので、「y座標340」として、はじめから20px重ねて表示させます。
シームレスの画像を作るには、ちょっとコツが必要
Scratchの画面サイズは横480px・縦360pxなので、横480px・縦360pxのシームレスな画像を用意すれば良さそうですが、ちょっとコツが必要です。
まず、縦は360pxではなく340pxの画像を用意し、上端の20pxをコピーして下端にくっつけて、360pxの画像を作ります。
こうすることによって、1枚目の画像と2枚目の画像を20px重ねても、画像のつなぎ目がずれなくなります。
スプライトを作ろう
背景なのでステージにスクリプトを書きたいところですが、ステージは自分自身のクローンを作ることが出来ません。
そのため、背景用のスプライトを作ります。
スクリプトを書こう
まず自分自身のクローンを作り、自分自身は画面の中央(x座標0、y座標0)に配置します。
クローンの方は、x座標を0、y座標を340にして、先ほどの説明のように20pxだけ重ねるように配置します。
あとは、自分自身もクローンも、同じ速度(y座標を-5ずつ)で移動して、y座標が-340まで行ったら y座標を340にする、という動きを繰り返します。
これで、タテに繰り返す背景の完成です。
ヨコに繰り返す背景を作るには?
ヨコに繰り返す背景も、考え方は「タテに繰り返す背景」と一緒です。
1枚目の画像は「x座標0、y座標0」にして、画面の中央に置き、2枚目の画像はクローンで作り、20pxずらして置きます。
シームレスの画像を用意しよう
Scratchの画面サイズは横480px・縦360pxなので、「タテに繰り返す背景」と同様に、まず横460pxの画像を用意し、左端の20pxをコピーして右端にくっつけて、480pxの画像を作ります。
これで、1枚目の画像と2枚目の画像を20px重ねても、画像のつなぎ目がずれなくなります。
スクリプトを書こう
背景用のスプライトを作り、スクリプトを書いていきます。
まず自分自身のクローンを作り、自分自身は画面の中央(x座標0、y座標0)に配置します。
クローンの方は、x座標を460、y座標を0にして、20pxだけ重ねるように配置します。
あとは、自分自身もクローンも、同じ速度(x座標を-5ずつ)で移動して、x座標が-460まで行ったら x座標を460にする、という動きを繰り返します。
これで、ヨコに繰り返す背景の完成です。
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