- 電機メーカー勤務
- エンジニア歴10年以上
- 品質担当経験あり

結論:どこの国のメーカーか?

Dreame(ドリーミー)、正式名称 Dreame Technology(追覓科技) は、中国の蘇州(Suzhou) に本社を置く、スマート家電分野における世界的なリーディングカンパニーです。
単なる「中国メーカー」という括りで理解するのは、エンジニアの視点からすると不十分であり、その技術的背景を見誤ることになります。Dreameは、2015年に清華大学(中国のMITとも称される理工系の最高学府)出身の俞浩(Yu Hao) 氏によって設立されました。俞浩氏は学生時代に「Skyworks(天空工場)」という航空宇宙力学の研究団体を創設しており、Dreameの技術的ルーツは、まさにこの「航空宇宙力学」にあります。彼らのコアコンピタンスは、ロケットや航空機の制御にも通じる高速デジタルモーター技術と流体力学、そしてVSLAM(視覚的自己位置推定) アルゴリズムです。
Xiaomi(シャオミ)エコシステムとの関係
Dreameは、設立からわずか数年後の2017年末に、中国の巨大テック企業であるXiaomi(シャオミ)の「エコシステム(生態系)」 に加入しました。これは、Xiaomiが有望なハードウェアスタートアップに出資し、サプライチェーンや販路を共有して成長させる戦略的パートナーシップです。Roborock(ロボロック)も同様にXiaomiエコシステムから成長した企業ですが、Dreameはその強力な技術的ライバルとして、特に「モーター性能」と「コストパフォーマンス」において独自の進化を遂げてきました。
資本背景と成長
Dreameは、IDGキャピタル、Xiaomi、順為資本(Shunwei Capital)といったトップクラスのベンチャーキャピタルから巨額の資金調達(シリーズB+で約15億円など)を受けており、その資金の大半を技術研究開発(R&D)と工場設備に投資しています。これにより、単なる組立工場(アセンブラー)ではなく、コア部品を自社開発・自社製造できる「垂直統合型」のメーカーとしての地位を確立しています。
| 項目 | 詳細 |
| 企業名 | Dreame Technology (Suzhou) Co., Ltd. (追覓科技(蘇州)有限公司) |
| 設立 | 2015年(2017年 Xiaomiエコシステム加入) |
| 本社所在地 | 中国 江蘇省 蘇州市 呉中区 (Suzhou, Jiangsu, China) |
| 創業者 | 俞浩 (Yu Hao) – 清華大学卒 |
| 主力製品 | ロボット掃除機、コードレス掃除機、ヘアドライヤー |
| 技術的強み | 高速デジタルモーター(航空宇宙力学)、VSLAM、ロボット制御 |
結論:買うことをおススメできるか?

エンジニア歴10年以上の私の視点から判断すると、Dreameのロボット掃除機は間違いなく「買い」 です。
その理由は、一言で言えば**「技術的スペックに対するコストパフォーマンスが異常に高い」** からです。同価格帯の欧米メーカーや国内メーカー製品と比較した場合、Dreameの製品は吸引力(Pa)、センサー精度、付加機能(モップ洗浄・乾燥など)において、1世代〜2世代先のスペックを搭載しています。
技術的優位性:なぜ「買い」なのか?
- 圧倒的な吸引力とモーター技術: ダイソンなどのトップブランドをベンチマークにし、それを超える回転数(10万〜15万RPM)のモーターを自社開発しています。最新モデルでは19,000Pa〜という業務用レベルの吸引力を実現しており、カーペットの奥に入り込んだ微細なゴミの除去能力において他社を凌駕します。
- イノベーションの速さ: 「MopExtend(モップエクステンド)」技術のように、モップがアームのように伸びて壁際を拭く機構など、他社がまだ実装していないギミックをいち早く製品化する開発スピードがあります。
- ソフトウェアの賢さ: LDSレーザーとAIカメラを組み合わせたナビゲーション能力は非常に高く、複雑な家具の配置でも迷うことなく掃除を完了させます。
購入時の注意点
ただし、「買い」であると同時に、いくつかの覚悟も必要です。
- サポート体制: 日本国内にも代理店やサポート窓口はありますが、国内大手家電メーカーのような「至れり尽くせり」の即日対応は期待できない場合があります(後述の評判セクション参照)。
- プライバシーへの懸念: カメラ搭載モデルについては、サーバーが適切に管理されているか気にするユーザーも多いですが、DreameはTÜV Rheinlandの認証を取得するなど対策を強化しています。
結論として、「ブランド名よりも実質的な清掃能力と最新機能を重視する」 という賢明な消費者にとって、Dreameは現在市場で最も有力な選択肢の一つです。
このメーカーのおすすめ製品は?

Dreameの製品ラインナップは非常に回転が速いですが、現在(2024-2025年時点)の技術トレンドとコストバランスを考慮し、エンジニア視点で厳選した3モデルを紹介します。
【ハイエンドモデル】Dreame L40 Ultra AE
「妥協なき最高峰。掃除の概念を変えるモンスターマシン」
- 推奨理由:「mybest AWARD 2025」最優秀賞を受賞した最新フラッグシップモデルです。特筆すべきは、業界最強クラスの19,000Paという驚異的な吸引力です。一般的なロボット掃除機が5,000〜8,000Pa程度であることを考えると、そのパワーの違いは歴然です。
- 技術的ハイライト:
- MopExtend™ RoboSwing: 壁際センサーが反応すると、モップアームが物理的にスイングして伸び、部屋の隅や家具の脚周りの「拭き残し」を物理的にゼロにします。
- 温水洗浄&熱風乾燥: モップの汚れを温水で洗い流し、生乾きの臭いを防ぐ熱風乾燥まで全自動で行います。
- AI障害物回避: RGBカメラと3D構造化ライトにより、ケーブルやペットの排泄物など、レーザーだけでは検知しにくい物体も正確に回避します。
【ミドルレンジモデル】DreameBot L20 Ultra Complete
「機能と価格のバランスが最高。最も賢い選択肢」
- 推奨理由:ハイエンド譲りの機能を持ちながら、価格がこなれてきた「ベストバイ」モデルです。吸引力は7,000PaとL40には劣りますが、家庭用としては十分すぎるパワーを持っています。
- 技術的ハイライト:
- 全自動ベースステーション: ゴミ収集、水拭き給水、モップ洗浄・乾燥、洗剤の自動投入まで完備しています。
- モップ脱着機能: カーペット掃除の際、モップをリフトアップ(持ち上げ)するだけでなく、ステーションにモップを置いていく(取り外す)機能を搭載しており、毛足の長い絨毯を濡らすリスクを完全に排除できます。
- Pathfinder™ スマートナビゲーション: AIとレーザーを組み合わせ、最短ルートで効率的に掃除を行います。
【エントリーモデル】Dreame D10 Plus Gen 2
「基本性能に死角なし。ロボット掃除機デビューの最適解」
- 推奨理由:高価なカメラ機能やモップ洗浄機能を省き、「吸引」「水拭き」「自動ゴミ収集」 という必須機能に絞り込んだ高コスパモデルです。それでも吸引力は6,000Paあり、数年前のハイエンド機を上回るスペックを持っています。
- 技術的ハイライト:
- LiDARナビゲーション: 格安モデルによくある「ランダム走行(ぶつかりながら進む)」ではなく、レーザーで部屋の形を測定し、規則正しく走行します。
- 45日〜90日のゴミ捨て不要: 自動ゴミ収集ベースが付属しており、最大90日間ゴミ捨ての手間から解放されます。
- フローティングブラシ: 地面の凹凸に合わせてブラシが上下し、密着度を高めることで集塵率を向上させています。
| モデル | クラス | 吸引力 | モップ機能 | 特徴 | こんな人におすすめ |
| L40 Ultra AE | ハイエンド | 19,000Pa | 自動洗浄・乾燥・拡張(Extend) | AIカメラ回避、業界最強パワー | 最高のスペックを求める人、ペットがいる家庭 |
| L20 Ultra | ミドル | 7,000Pa | 自動洗浄・乾燥・脱着 | モップ脱着、LEDライト搭載 | カーペットが多い家、コスパ重視のフルスペック派 |
| D10 Plus Gen2 | エントリー | 6,000Pa | 平面水拭き(手動洗浄) | 自動ゴミ収集、LiDAR搭載 | 初めてのロボット掃除機、安価でも性能は譲れない人 |
このメーカーの製品はよい製品か?

エンジニアとして製品の「中身」を分析すると、Dreameの製品品質は極めて高い水準にあると断言できます。ここでは、表面的なスペックシートだけでは見えない、設計・製造品質の深層について解説します。
1. 航空宇宙技術由来の「モーター技術」
掃除機の心臓部はモーターです。Dreameは前身が航空宇宙力学の研究組織であったため、モーターの空力特性と制御技術に異常なほどのこだわりを持っています。
- 自社開発の高速ブラシレスモーター: 一般的な掃除機メーカーが汎用モーターを購入して組み込むのに対し、Dreameは「Space 4.0」「Space 5.0」と呼ばれる高速モーターを自社で設計・製造しています。これにより、エネルギー変換効率(電力あたりの吸引力)が高く、発熱を抑えながら強力な吸引力(19,000Paなど)を実現しています。
- 流体力学に基づいたダクト設計: 吸気口から排気口までの空気の流れ(エアフロー)を最適化し、騒音を抑えつつ吸引ロスを最小限にする設計がなされています。
2. 高精度なセンシングとSLAM技術
ロボット掃除機の「頭脳」にあたる部分です。
- マルチセンサーフュージョン: Dreameの上位機種は、LDS(レーザー距離センサー)、3D構造化ライト、RGBカメラ、超音波センサーなど、複数の異なるセンサーからの情報を統合処理しています。
- Visual SLAM (VSLAM): カメラ映像から特徴点を抽出し、自己位置を推定する技術においても、Xiaomiエコシステム内で蓄積された膨大なデータを活用し、非常に高いロバスト性(迷いにくさ)を持っています。暗所ではLEDライトを自動点灯させて認識精度を維持するなど、実運用に即した細かい配慮が設計に組み込まれています。
3. ハードウェアの剛性と耐久性
製品を分解してみるとわかりますが、シャーシの剛性や各駆動部のモジュール化、配線の取り回しなどが非常に整理されています。安価な製品に見られるような雑な接着剤の使用や、断線しやすいケーブル配置は見られず、量産品質(Mass Production Quality)が安定していることが伺えます。可動部(特にMopExtendのアーム部分)には耐久試験が課されており、長期使用における信頼性も考慮されています。
結論
Dreameの製品は、単に「ハイスペックな部品を並べただけ」ではなく、「コア技術(モーター・アルゴリズム)を自社で深く理解し、最適に統合(インテグレーション)された製品」 です。これは、良い製品の定義そのものです。
このメーカーの生産地(工場)はどこか?

Dreame製品の主な生産地は、本社と同じく中国・江蘇省蘇州市(Suzhou) です。
「世界の工場」から「世界のハイテク工房」へ
蘇州は、上海に隣接する一大工業地帯であり、近年では「中国のシリコンバレー」の一角を担うハイテク産業の集積地へと変貌を遂げています。Dreameはこの蘇州呉中経済開発区に、広大な自社生産拠点 「Dreame Factory(追覓工場)」 を構えています。
- 所在地: Shangjiwan Headquarter, Building E3 Economic Garden, 2288 Wuzhong Blvd, Suzhou, Jiangsu 215000, China.
- 生産体制: Dreameは設計(ファブレス)だけでなく、製造ラインも自社でコントロールしています。特にコアコンポーネントである高速モーターに関しては、ミクロン単位の精度が要求されるため、自社の「スマートファクトリー」で製造されています。
- サプライチェーン: 蘇州周辺には電子部品、プラスチック成形、精密加工のサプライヤーが密集しており、部品調達から組み立てまでのリードタイムが極めて短いことが、Dreameの驚異的な新製品投入スピードを支えています。
このように、どこかの下請け工場に丸投げしているのではなく、「自社の目の届く場所で、自社の技術で作っている」 という点は、品質管理の観点から非常に高く評価できます。
設計はどこで行っているか?

設計・開発(R&D)は、蘇州の本社を中心としつつ、中国国内の主要都市と海外拠点に分散するグローバルなR&Dネットワークで行われています。
R&D重視の企業体質
Dreameは全従業員の50%以上がR&D(研究開発)部門に所属するという、極めて技術偏重型の組織構造を持っています。これは一般的な家電メーカーの比率を大きく上回ります。
主要な設計拠点
- 蘇州(本社): モーター技術、機構設計、生産技術の中枢。
- 北京: AIアルゴリズム、ソフトウェア、クラウド基盤の開発。清華大学など北京の有力大学との連携拠点。
- 上海: インダストリアルデザイン、マーケティング戦略、先進技術の探索。
- 深セン: ハードウェアのエコシステム連携、センサー技術の開発。
- 海外拠点: ミラノ(デザイン)、チューリッヒなどにもオフィスを構え、グローバル市場向けのローカライズやデザインの最適化を行っています。
特に、「航空宇宙力学」をバックグラウンドに持つエンジニアたちが、掃除機の風路設計(エアロダイナミクス)を行っている点はDreameのユニークな強みです。空気の流れをいかにスムーズにするか、という設計思想は、まさに飛行機の設計と同じアプローチが採られています。
品質は大丈夫か?

「中国製=品質が悪い」という図式は、Dreameのようなトップティアのテック企業にはもはや当てはまりません。エンジニアとして品質保証(QA/QC)の観点からDreameの取り組みを分析すると、国際的な品質基準に準拠した堅実な管理体制が見えてきます。
1. 国際認証の取得
Dreameは、世界的に権威のある第三者認証機関 TÜV Rheinland(テュフ・ラインランド) の認証を積極的に取得しています。
- セキュリティ認証: ETSI EN 303 645(IoT製品のサイバーセキュリティ技術仕様)に適合しており、ユーザーのプライバシー保護やデータ通信の安全性が客観的に証明されています。
- 機能認証: 「Anti-Hair Wrap(毛髪の絡まり防止)」や「Allergy Care(アレルギーケア)」といった特定の機能についても、TÜVの実証試験をクリアし、認証マークを取得しています。
- cTUVus認証: 北米市場向けの電気安全規格(UL規格など)にも適合しており、電気製品としての安全性は担保されています。
2. ISO 9001(品質マネジメントシステム)
製造工場および企業全体として、品質マネジメントの国際規格である ISO 9001 を取得・運用しています。これは、「たまたま良い製品ができる」のではなく、「常に一定の品質を維持するための仕組み(プロセス)がある」ことを意味します。部品の受入検査から製造ラインでの工程内検査、最終出荷検査に至るまで、標準化された手順書に基づいた管理が行われています。
3. 耐久試験(Reliability Testing)
Dreameのラボでは、過酷な耐久試験が行われています。
- モーター寿命試験: 数千時間の連続運転。
- 落下試験・衝突試験: 走行中の家具への衝突や段差からの落下を想定。
- 環境試験: 高温多湿、低温環境下での動作確認。これらの試験をクリアした製品のみが出荷されるため、初期不良率は低く抑えられています(もちろんゼロではありませんが、工業製品として標準的な歩留まりを達成しています)。
このメーカーの製品は買っても大丈夫?評判は?

製品自体の完成度は非常に高いですが、実際に購入して使用しているユーザーの声(口コミ)を分析すると、「製品は素晴らしいが、サポートには課題あり」 という傾向がはっきりと見えてきます。購入前にこの「光と影」を理解しておくことが重要です。
良い口コミ(製品力への絶賛)
多くのユーザーが、既存のルンバや国内製品からの乗り換えで、その性能差に驚いています。
- 「賢さが段違い」: 「エントリーモデルのルンバから乗り換えたが、マッピングの速さと正確さに感動した。家具にガツガツ当たらない」という声が多数。
- 「吸引力が凄い」: 「カーペットの犬の毛がごっそり取れた。19,000Paは伊達じゃない」「水拭き後の床がサラサラで、素足で歩くと気持ちいい」という清掃能力への評価が高いです。
- 「全自動が楽すぎる」: 「L20/L40 Ultraを使ってから、掃除のことを完全に忘れて生活できている。汚水タンクの水を捨てるだけでいいのが革命的」という体験談が多いです。
- 「アプリが使いやすい」: 「進入禁止エリアの設定やスケジュールの管理が直感的で分かりやすい」と、ソフトウェアのUI/UXも高評価です。
悪い口コミ(サポートへの不満・初期不良)
一方で、トラブルが発生した際の対応については厳しい意見も散見されます。
- 「サポートの対応が遅い・不十分」: 「故障して修理に出したが、返ってくるまでに数週間かかった」「問い合わせメールの返信が遅い、または日本語が少し不自然で意図が伝わりにくいことがあった」というサポート体制への不満が、日本だけでなく海外のRedditなどでも報告されています。
- 「水漏れ等の不具合」: 一部のモデル(特に旧型のW10など)で「水タンクから水が漏れる」「ベースステーションが水を吸い上げない」といった機構的な不具合報告がありました。ただし、これらはGen2などの後継機で改善される傾向にあります。
- 「消耗品の入手性」: 「家電量販店で消耗品(ブラシやフィルター)がすぐ買えない。ネット注文になるのが少し不便」という声もあります。
エンジニアとしての「買い」の判断基準
- 大丈夫な人: 「とにかく高性能な製品を使いたい」「多少のアプリのバグや、万が一の故障時の修理期間(1-2週間)を許容できる」「消耗品はAmazonや公式サイトで買えばいいと割り切れる人」。
- やめておいた方がいい人: 「購入後の手厚い電話サポートが必要」「故障したら翌日には代替機が欲しい」「インターネットでの消耗品購入に慣れていない人」。
まとめ

Dreame(ドリーミー)は、中国・蘇州を拠点とし、Xiaomiエコシステムの資金力と清華大学出身の天才的なエンジニア集団によって作られた、世界トップクラスの技術力を持つロボット掃除機メーカーです。
- 正体: 航空宇宙力学をルーツに持つ技術者集団。モーターとAI制御のプロフェッショナル。
- 製品力: 吸引力19,000Pa、MopExtend技術など、業界をリードするスペックを持ち、品質もTÜV認証などで担保されています。
- おすすめ: 予算が許せば「L40 Ultra AE」、コスパ重視なら「L20 Ultra」、デビューなら「D10 Plus Gen 2」が鉄板です。
エンジニアとして言わせていただければ、Dreameの製品は**「中身が詰まった本物のハイテク家電」** です。サポート体制に若干の課題は残るものの、それを補って余りある圧倒的な清掃能力と快適な生活を提供してくれます。「家事の時間を減らし、自分の時間を増やしたい」と本気で考えるなら、Dreameを選ぶことは、あなたの生活に対する最高の投資になるでしょう。

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