
こんにちは!二児の父で現役エンジニアの「ろぼてく」です。
このブログ「おやこプログラミング」では、子どもたちがプログラミングを「楽しい!」と感じるきっかけになるような情報をお届けしています。
先日、うちの子どもたちが夢中になっていたのが、あるシンプルな育成ゲームでした。エサをあげるとキャラクターが少しずつ大きくなる、たったそれだけのこと。でも、画面の中のキャラクターがまるで生きているかのように変化していく様子に、目をキラキラさせていました。
「ねぇお父さん、どうしてこの子、大きくなるの?」
その一言がチャンスでした。「実はね、この子の『元気』っていう数字があって、エサをあげるとその数字が増えるんだ。そして、その数字が100になったら『大きくなれ!』っていう命令が動くようになってるんだよ」と、Scratchの「中を見る」ボタンを押して、変数やロジックを見せてあげたんです。
その瞬間、子どもたちの「なんで?」が「なるほど!」に変わるのを見て、確信しました。育てる楽しさは、プログラミング学習の最高のきっかけになる、と。
- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年
- 二児パパ

100種類以上のスクラッチゲームをあいうえお順で紹介

スクラッチのおススメゲームをジャンル別で紹介

スクラッチの神ゲーTOP10を紹介

育成ゲームって、どんなゲーム?
育成ゲームとは、その名の通り、何かを「育てる」ゲームのことです。ペットやキャラクター、時にはモンスターや植物など、お世話をして、その成長や変化を見守るのが醍醐味です 。
これは、子どもたちが普段の生活で体験する「お世話」ととてもよく似ています。ペットにご飯をあげたり、植物に水をあげたり。その行動が、相手の成長という目に見える結果につながる。この喜びを、パソコンの中で手軽に体験できるのが育成ゲームの魅力です。
隠されたプログラミングの「魔法」
そして、ここからがエンジニアパパとしての本題です。キャラクターが成長したり、お腹を空かせたりする「魔法」のような現象は、すべてプログラミングの基本的な考え方でできています。
- 変数(へんすう):「おなかすき度」や「元気レベル」といったキャラクターの状態は、数字を入れておく箱である「変数」で管理されています 。
- イベント:プレイヤーが「エサをあげる」ボタンを押すこと。これが「イベント」です。このイベントをきっかけに、「おなかすき度」の変数の数字を減らす、というプログラムが動きます 。
- ループと時間:何もしなくてもキャラクターが時間とともにお腹を空かせるのは、「ずっと」繰り返す「ループ」処理の中で、「10秒ごとに『おなかすき度』を1増やす」といったプログラムが動いているからです 。
このように、育成ゲームはプログラミングの重要要素がぎゅっと詰まった、最高の教材なんです。
この記事では、ただ面白いだけでなく、**「こんなゲーム、自分でも作ってみたい!」**とお子さんが思えるような、創造性にあふれた素晴らしいScratchの育成ゲームを5つ、厳選してご紹介します。
この記事での「神ゲー」の評価基準

最高のゲームを選ぶにあたって、僕「ろぼてく」がどんな視点で評価したのか、その基準を先にお伝えします。これは、僕がエンジニアとして、そして二人の子を持つ親として、皆さんに誠実でありたいという気持ちの表れです。この基準を見ることで、なぜこのゲームが選ばれたのか、より深く理解できるはずです。
- 面白さ:何度も遊びたくなるか?単純に「ハマる」かどうか。子どもが夢中になれるか、という一番大事な指標です。
- 完成度:ゲームとしてしっかり作られているか。バグが少なく、キャラクターの動きやデザインが洗練されているかを評価します。
- 再現度:もし元になったお話やゲームがある場合、その世界観や雰囲気をどれだけうまくScratchで表現できているか。原作へのリスペクトも評価します。
- ゲームづくりの勉強になる:「中を見る」でプログラムを覗いたときに、プログラミングの仕組みが学びやすいか。改造(リミックス)して自分だけのゲームを作るヒントになるかを評価します。
- 総合おススメ度:上記の4つの評価をふまえて、エンジニアパパとして「これはぜひ親子で遊んでほしい!」と心から推薦できるかどうかの最終評価です。
それでは、いよいよランキングの発表です!第5位からカウントダウン形式でご紹介します!
親子で遊んでほしい!スクラッチ育成ゲーム おすすめTOP5

【第5位】Budgie Designer! – 自分だけのかわいいインコをデザイン!
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★☆☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
まずご紹介するのは、厳密には「育てる」ゲームとは少し違いますが、「創造する」楽しさに満ちた素晴らしいプロジェクトです。
概要と魅力
『Budgie Designer!』は、自分だけのオリジナルセキセイインコをデザインできる「ペットクリエイター」ツールです 。色、模様、羽、性別、背景などをクリック一つでどんどん変えて、理想のインコを生み出すことができます 。
このゲームの最大の魅力は、アートやお絵描きが好きなお子さんの心をがっちり掴む、そのクリエイティブな側面にあります。決まったゴールを目指すのではなく、「自分だけのかわいい子」を自由に作り上げるプロセスそのものが「遊び」になっています。これは、ゲームのメカニクスよりも、アートや自己表現に興味があるお子さんにとって、プログラミングの世界への最高の入り口となるでしょう。
ろぼてくのエンジニア目線レビュー
うちの子たちと一緒に遊んだときも、「こんな色のインコ、本当にいたら面白いね!」なんて言いながら、虹色のインコや、ものすごく派手な模様のインコを作って大笑いしました。勝ち負けがないので、とても穏やかでリラックスした気持ちで楽しめます。Scratch内でも鳥好きのコミュニティに特に人気があり、たくさんのユーザーがお気に入りに入れていることからも、その魅力がうかがえます 。
プログラミングの勉強ポイント
では、どうしてボタンをクリックすると、インコの色が変わるのでしょうか?
- まず、「色を変える」ボタンは、それ自体が一個の「スプライト」(キャラクター)です。
- プレイヤーがこのボタンをクリックすると(
このスプライトが押されたときブロック)、プログラムは「色を変えろ!」という秘密の合言葉を送ります。これを**「ブロードキャスト」**と呼びます。 - インコ本体のスプライトは、この「色を変えろ!」という合言葉をずっと待っています。
- 合言葉を受け取ると、インコのスプライトは「
色の効果を25ずつ変える」や「次のコスチュームにする」といった命令を実行します。
この「ボタンが押されたら→合言葉を送る→受け取った側が動く」という流れは、イベント駆動型プログラミングと呼ばれる、Scratchの、そして多くの現代的なプログラムの根幹をなす非常に重要な仕組みです。このゲームは、その基本をとても分かりやすく見せてくれます。
プロジェクト情報
- 制作者: BudgieStarさん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/466072867
【第4位】ੈ✩‧₊˚ Dragon Apple Collector ˚₊‧✩ – シンプルだけど奥が深い!
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★☆ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
続いて第4位は、シンプルさの中にゲームの面白さが凝縮された、珠玉の一作です。
概要と魅力
このゲームの目的はとてもシンプル。つぶらな瞳がとってもキュートなドラゴンを操作して、リンゴを集め、集めたポイントで新しいアイテムを買う、というものです 。たまにお水をあげないと喉が渇いてしまう、というちょっとしたお世話要素も、ドラゴンへの愛着を深めてくれます。
このゲームは、まさに「初心者のための育成ゲーム」の決定版と言えるでしょう。ゲームのルールが直感的で分かりやすく、「集める→使う」というゲームの基本的なサイクルを楽しく体験できます。たくさんのScratcherたちがお気に入りに入れていることからも、その普遍的な面白さが証明されています 。初めてプログラミングに触れるお子さんが、「ゲームってどうやって動いているんだろう?」と興味を持つための、完璧な最初のステップです。
ろぼてくのエンジニア目線レビュー
これは、うちの下の子がすぐに遊び方を理解して夢中になったゲームです。「リンゴを集めてポイントを貯める→お店でポイントを使って新しいドラゴンや背景を手に入れる」というサイクルは、ゲームデザインの王道であり、子どもたちに達成感と次の目標を与えてくれます。これは遊びながらにして、リソース管理の初歩的な考え方を教えてくれる、とても優れた教材でもあります。
プログラミングの勉強ポイント
ドラゴンは、どうやって「リンゴに触れた」と判断しているのでしょうか?
- ゲームが始まると、「
ずっと」ループブロックの中で、プログラムは常にある条件をチェックし続けています。 - その条件とは、「
もし<[リンゴ]に触れた>なら」というブロックです。これは**「調べる」**カテゴリにあるブロックで、スプライト同士の接触を検知します。 - もしこの条件が満たされた(=ドラゴンがリンゴに触れた)場合、プログラムは2つのことを実行します。まず、
スコアという変数の値を「1」増やします。そして、リンゴのスプライトを隠すか、別の場所に移動させます。
この「ずっと調べる→もし触れたら→何かが起こる」という仕組みは、**衝突判定(しょうとつはんてい)**と呼ばれる、アクションゲームやシューティングゲームなど、あらゆるゲームで使われる超重要テクニックです。このゲームのコードは、その基本を学ぶための最高のお手本です。
プロジェクト情報
- 制作者: Alpha_Wolf_Coderさん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/636135260
【第3位】Warrior Cats: Train Your Apprentice – 3日間で最強の戦士を育てろ!
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 再現度 | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★☆ |
第3位は、明確な目標と時間制限がプレイヤーを熱くさせる、シミュレーション要素の強い育成ゲームです。
概要と魅力
このゲームの目的は、「3日間」という限られた時間の中で見習い猫を訓練し、立派な戦士に育てること 。戦闘訓練、狩り、長老の手伝いなど、どの行動を優先するかで結果が変わってきます。
ここで少し触れておきたいのが、『Warrior Cats(ウォリアーズ)』という、海外で絶大な人気を誇る児童小説シリーズの存在です。Scratchには、この小説にインスパイアされたゲームを作る巨大なコミュニティがあり、本作もその一つ 。共通の「好き」という情熱が、これほどクリエイティブな作品を生み出す原動力になっているのです。本作は、後述する壮大なRPGとは異なり、「見習いの育成」というテーマに絞った、短時間で集中して遊べるシミュレーションゲームとして独自の面白さを確立しています。
ろぼてくのエンジニア目線レビュー
このゲームが面白い最大の理由は、なんといっても「時間制限」です。これがプレイヤーに良い緊張感と戦略性を与えます。「今日は戦闘訓練に集中しようか?」「いや、明日のために狩りのスキルを上げておこうか?」といった判断が求められるのです。うちの上の子とは「どっちが高得点を取れるか」を競争して、親子で大いに盛り上がりました。多くのユーザーがお気に入りに入れていることからも、そのチャレンジングなゲーム性が高く評価されていることがわかります 。
プログラミングの勉強ポイント
ゲーム内の「3日間」という時間経過や、最終日の評価はどのように管理されているのでしょうか?
- おそらく、ゲーム内には
タイマー変数と日数変数があります。ゲーム開始時にタイマーは0に、日数は1にセットされます。 - 「
ずっと」ループの中で、プログラムは常にタイマーの値を監視しています。 タイマーの値が一定数(例えば60秒)に達すると、日数変数を1増やし、タイマーを0にリセットします。これで1日が経過したことになります。- そして、
日数変数が3より大きくなった時、ゲームは終了フェーズに入ります。ここでは条件分岐(もし~なら、でなければブロック)が使われ、最終的なスコアに応じてプレイヤーへの評価が変わります。「もしスコアが100より大きいなら『素晴らしい戦士だ!』と表示、でなければ『もう少し頑張ろう』と表示」といった具合です。
この仕組みは、ゲームの進行状況(ゲームステート)を管理し、エンディングを分岐させるための基本テクニック。タイマー、ゲームループ、そして条件分岐の組み合わせを学ぶのに、うってつけの題材です。
プロジェクト情報
- 制作者: FunWarriorcatsさん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/41985086
【第2位】Robi! An Interactive Game – 表情豊かなロボットと友達になろう!
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
いよいよ第2位!スコアやゴールがなくても、ただ触っているだけで最高に楽しい。そんなインタラクティブな「デジタルおもちゃ」の傑作です。
概要と魅力
『Robi! An Interactive Game』は、かわいいロボットの「Robi」とふれあうゲームです。Robi自身や周りのボタンをクリックすると、踊ったり、絵を描いたり、眠ったりと、驚くほど多彩で魅力的なアニメーションを見せてくれます 。
このゲームの真髄は、その圧倒的な「個性」と「完成度の高さ」にあります。プレイヤーはRobiの次なる反応見たさに、夢中であちこちをクリックしてしまいます。これはゲームデザインにおける重要な教訓を教えてくれます。それは、ゲームの面白さは必ずしもスコアや競争だけにあるのではなく、「触ったときの気持ちよさ(JuiceやFeelと呼ばれる要素)」や「キャラクターへの愛着」が、いかに大切かということです。このプロジェクトが数えきれないほどのユーザーのお気に入りリストに入っている事実が、その絶大な人気と魅力を物語っています 。
ろぼてくのエンジニア目線レビュー
Robiは、まさに「デジタルの喜び」そのものです。うちの子どもたちは、次に何が起こるのか知りたくて、本当に長い時間、夢中でクリックを続けていました。アニメーションの一つ一つが驚くほど滑らかで、キャラクターの感情が伝わってくるようです。もはや単なるプログラムではなく、まるで生きているペットと遊んでいるかのような感覚にさせてくれます。これは、シンプルなインタラクションを通じてプレイヤーとの間に強い感情的な結びつきを生み出す、まさに「神業」です。
プログラミングの勉強ポイント
Robiの、あの滑らかで複雑なアニメーションは、どうやって作られているのでしょうか?
- 制作者は、Robiの様々なアクション(例えば「ダンス」)のために、たくさんの「コスチューム」(絵)を用意しているはずです。ダンスだけで10枚以上の絵があるかもしれません。
- プレイヤーが「ダンス」ボタンをクリックすると、特定のアニメーションを再生するためのスクリプト(命令のまとまり)が実行されます。
- そのスクリプトは、「
〇回繰り返す」ループブロックを使って、ダンス用のコスチュームを順番に切り替えていきます。 - この時、コスチュームを切り替える「
次のコスチュームにする」ブロックの間に、「0.1秒待つ」といった短い待機ブロックを挟むのがポイントです。
この**「繰り返し」「コスチュームの切り替え」「待機」の3つの組み合わせこそが、Scratchにおけるあらゆるアニメーション**の基本中の基本です。Robiのコードを覗けば、プロが作ったような滑らかな動きの秘密を解き明かすことができるでしょう。
プロジェクト情報
- 制作者: Palepinkpangolinさん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/485229830
【第1位】Adventures in Bayclan – 壮大な物語が君を待つ!伝説の猫RPG
| 観点 | レーティング |
| 面白さ | ★★★★★ |
| 完成度 | ★★★★★ |
| 再現度 | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 | ★★★★★ |
そして、栄えある第1位に輝いたのは、もはや単なるゲームではなく、一つの「体験」と呼ぶにふさわしい、壮大な猫のロールプレイングゲーム(RPG)です。
概要と魅力
『Adventures in Bayclan』は、Scratchコミュニティにおける伝説的な作品です。プレイヤーは自分だけの猫キャラクターを作り、子猫から一族のリーダーになるまでの一生を体験します。広大な世界を冒険し、狩りや戦闘を行い、他の猫たちとの関係を築きながら、壮大な物語を進めていくのです 。
このゲームは、第3位で紹介した『Warrior Cats』という小説シリーズへの熱狂的なファンの情熱が到達した、一つの極致と言えるでしょう。長編の物語、奥深いゲームシステム、そしてプレイヤーの選択が物語に影響を与える没入感。これらはすべて、Scratchで実現できることの限界を押し広げた、驚異的な成果です。制作者のWildflightさんは、Scratchコミュニティではまさに伝説的な存在。Redditのスレッドや数えきれないほどのユーザーからの称賛が、このゲームの不動の地位を証明しています 。
ろぼてくのエンジニア目線レビュー
エンジニアとして、そして一人のゲーマーとして、この作品には完全に脱帽しました。Scratchで作られたとは思えない、その圧倒的なスケール感。心を揺さぶるストーリー、選択肢によって変化する会話、キャラクターのステータス管理、アイテムの所持(インベントリ)機能…「本物の」ゲームが持つべき要素がすべて詰まっています。難易度は決して低くありませんが、だからこそクリアした時の達成感は格別です。
上の子と一緒にこのゲームをプレイした時間は、まるで壮大な冒険小説を一緒に読み進めているような、かけがえのない体験でした。そして何より、このゲームこそが、子どもたちに「僕も、私も、こんなすごいゲームを作れるようになりたい!」という、プログラミング学習における最高のモチベーションを与えてくれるはずです。
プログラミングの勉強ポイント
このような大規模なRPGは、プレイヤーのキャラクター名やスキル、そして集めたたくさんのアイテムを、どうやって記憶しているのでしょうか?
- まず、
体力、攻撃力、空腹度、評判といったキャラクターのステータスを保存するために、非常に多くの**「変数」**が使われています。 - そして最も重要なのが、複数のデータをまとめて入れておける特別な変数、**「リスト」**の活用です。例えば、
インベントリという名前のリストを作り、プレイヤーが集めたアイテムの名前(「薬草」「新鮮な魚」など)を次々と追加していきます。 - アイテムを使いたいとき、プログラムは「使いたいアイテムが
インベントリリストの中に含まれるか?」をチェックします。 - 複雑な物語の進行は、
ストーリー進行度のような、物語の節目を管理するマスター変数によって制御されています。クエストを一つクリアするごとにこの変数の値が1ずつ増え、それに応じて新しい会話やイベントが解放されていくのです。
これは、変数とリストを使ったデータ管理の、まさに最高のお手本です。この考え方は、Scratchを卒業して、より本格的なプログラミング言語を学ぶ際にも必ず役立つ、非常に重要なコアコンセプトです。
プロジェクト情報
- 制作者: Wildflightさん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/18617213/
まとめ:育成ゲームで「作る楽しさ」と「論理的思考」を育てよう

今回は、親子で夢中になれるScratchの面白い育成ゲームTOP5をご紹介しました。
- 第1位:Adventures in Bayclan(壮大な猫RPG)
- 第2位:Robi! An Interactive Game(ふれあいが楽しいロボット)
- 第3位:Warrior Cats: Train Your Apprentice(時間制限が熱い育成シミュレーション)
- 第4位:Dragon Apple Collector(シンプルイズベストな収集ゲーム)
- 第5位:Budgie Designer!(創造性が花開くペットクリエイター)
壮大な冒険物語から、心温まるふれあい、そして自由な創造の楽しさまで、育成ゲームと一口に言っても、実に多様な世界が広がっていることを感じていただけたのではないでしょうか。
しかし、本当の冒険はここから始まります。
今回ご紹介したすべてのゲームには、**「中を見る」**という魔法のボタンがあります。このボタンを押したとき、あなたのお子さんは「プレイヤー」から「クリエイター」へと変身するのです。
ぜひ、親子で一緒にこのボタンを押してみてください。そして、小さな「改造(リミックス)」に挑戦してみましょう。
- 「Robiに新しい色の帽子を追加してみようか?」
- 「Dragon Collectorのリンゴを、大好きなバナナに変えてみない?」
- 「Warrior Catsに、うちで飼っている猫をモデルにした見習いを作ってみよう!」
そんな小さな一歩が、お子さんの創造力と論理的思考力を大きく育てる、何よりの栄養になります 。
仮想世界のペットを育てるのは、もちろん楽しい。でも、自分自身のプログラミングスキルという、一生モノの能力を育てることは、それ以上にやりがいのある、最高の冒険だと僕は信じています。
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。
ろぼてく私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
【無料体験】【全国に教室多数】おススメのプログラミング教室
私が最もおススメするプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
「QUREO」の特徴は、以下にあげる点です。
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