はじめに:親子で飛び込もう!スクラッチオンラインゲームの世界

ご挨拶:エンジニアパパ「ろぼてく」です!
こんにちは!二人の子供の父親で、現役エンジニアの「ろぼてく」です。
このブログ「親子プログラミング」では、僕が子供たちと一緒にプログラミングの世界を探検する中で見つけた、ワクワクするような発見や学びを皆さんと共有しています。子供が自分の手で何かを作り出した時の、あのキラキラした目。プログラミングは、そんな最高の瞬間を親子で体験できる素晴らしいツールです。
そして、その冒険の第一歩として、まずはいろんな人が作ったすごいゲームで遊んでみること。「こんなゲームが作れるんだ!」という感動が、最高のモチベーションになります。
そこで今回は、数あるスクラッチ(Scratch)のゲームの中でも、特に世界中の人たちと繋がって遊べる「オンラインゲーム」に注目。親子で思わず「面白い!」と叫んでしまうような、最高の神ゲーを5つ厳選してご紹介します!
スクラッチの「オンラインゲーム」って何がすごいの?
まず、「スクラッチって何?」という方のために簡単にご説明しますね。スクラッチは、難しいコードを書く代わりに、カラフルなブロックをレゴのように組み合わせるだけで、ゲームやアニメーションが作れてしまう魔法のようなツールです 。小学生でも直感的に使えるので、プログラミングの最初の体験にはピッタリなんです。
では、そのスクラッチで作られた「オンラインゲーム」の何が特別なのでしょうか?
その秘密は「クラウド変数」という仕組みにあります。
これを小学生にもわかるように説明するなら、「空の上にある、みんなで使える魔法の掲示板」みたいなものです。一人のプレイヤーが「右に動いたよ!」とこの掲示板に書き込むと、他のプレイヤーのパソコンがそれを瞬時に読み取って、ゲーム画面に反映させてくれる。この魔法の掲示板のおかげで、遠く離れた場所にいるお友達や、世界中のスクラッチャー(スクラッチを使う人のこと)と、同じゲームの世界でリアルタイムに遊ぶことができるんです 。
一人で黙々と作るだけでなく、世界中の誰かと繋がって遊べる。これがスクラッチのオンラインゲームが持つ、最大の魅力であり、子供たちの好奇心を無限に広げてくれるすごいポイントなんです 。
この記事でわかること
この記事では、僕、ろぼてくがエンジニア目線とパパ目線の両方から、「面白さ」を基準に選び抜いた、スクラッチオンラインゲームのTOP5をランキング形式で発表します。
それぞれのゲームの魅力や遊び方はもちろん、ゲームを楽しみながらプログラミングのどんなことが学べるのかという「パパママ向け学びポイント」まで、詳しく解説していきます。
この記事を読み終わる頃には、きっとお子さんと一緒にすぐにでも遊びたくなるはず。さあ、親子で最高のゲーム体験に飛び込む準備はいいですか?
- 現役エンジニア
- スクラッチ歴4年
- 二児パパ

100種類以上のスクラッチゲームをあいうえお順で紹介

スクラッチのおススメゲームをジャンル別で紹介

スクラッチの神ゲーTOP10を紹介

ランキングの基準:一番大切なのは「面白さ」!

「面白さ」を最優先!
今回のランキングを作るにあたって、僕が一番大切にした基準。それは、ユーザーさんのご要望通り、ズバリ「面白さ」です。
では、「面白さ」とは何でしょう?僕が考える面白さとは、「子供はもちろん、隣で見ている大人も思わず身を乗り出して『おおっ!』と声を上げてしまうか」「クリアした後も、また明日も遊びたいと思えるか」ということです。親子で一緒に熱中できるか、それが僕の評価の核心です。
ろぼてく独自の評価基準
もちろん、「面白さ」だけではありません。エンジニアパパとして、もう少しだけ深く、いくつかの視点から各ゲームを評価してみました。これにより、なぜそのゲームが素晴らしいのか、皆さんに納得していただけると思います。この評価基準を公開することで、僕のレビューが信頼できるものであることを示したいと考えています(E-E-A-T対策、というやつですね!)。
- 完成度 (Completeness): ゲームとしてどれだけ丁寧に作られているか。バグ(プログラムのミス)が少なく、操作は快適か。BGMや効果音まで、一つの作品として完成されているかを見ます。
- 再現度 (Faithfulness of Recreation): 有名なゲームを元に作られている場合、オリジナルのゲームの雰囲気や楽しさをどれだけうまくスクラッチで再現できているか。リスペクトが感じられる作品は、やはり素晴らしいです。
- ゲームづくりの勉強になる (Educational Value for Game Creation): これからゲームを作りたいと思っているお子さんにとって、どれだけ学びがあるか。「中を見る」ボタンを押した時に、プログラムの構造が分かりやすかったり、「こうすればこんな動きができるのか!」という発見があったりするゲームは、最高の教材になります。
- 総合おススメ度 (Overall Recommendation): これら全ての要素を総合して、特に「親子で遊ぶ」という視点から、どれだけおススメできるかを最終的に判断しました。
これらの基準に基づき、インターネット上の様々な人気リストやコミュニティでの評判、そして僕自身が子供たちと実際にプレイした経験を総合して、今回のランキングを決定しました 。
それでは、いよいよ発表です!
発表!スクラッチオンラインゲーム神5【2025年最新版】

👑 第1位:Paper Minecraft v11.7 (Minecraft 2D)
ゲーム概要
栄えある第1位は、もはやスクラッチ界の伝説と言っても過言ではないこの作品、『Paper Minecraft』です。世界中の子供たちが夢中になっている超有名ゲーム「マインクラフト」を、なんとスクラッチ上で2D(平面的)に再現してしまった驚異のゲームです 。
基本的な遊び方は本家マインクラフトと同じ。広大な世界を探検し、木や石などのブロックを集め、ツルハシや剣などの道具をクラフト(作成)し、自分の家や巨大なお城など、想像力の続く限り何でも作ることができます。その圧倒的な自由度の高さと完成度は、これが本当にスクラッチで作られているのかと、誰もが目を疑うレベルです 。
ここが面白い!
- 無限に広がる創造性: このゲームの最大の魅力は、やはり「何でも作れる」という自由さ。最初は小さな木の小屋から始まり、やがては石の要塞、ガラス張りのタワーまで、アイデア次第で世界を自分の好きなように作り変えられます。この「創造」の楽しさは、子供の想像力をダイレクトに刺激します。
- ドキドキの冒険: ただ作るだけではありません。暗い洞窟を探検して貴重な鉱石を見つけたり、夜になると現れるモンスターから身を守るためにシェルターを急いで作ったりと、サバイバルのスリルも満点です。
- みんなで遊べる可能性: この
griffpatchさんのオリジナル版は一人用ですが、このゲームを元にした「リミックス作品」の中には、オンラインで友達と一緒に建築や冒険が楽しめるバージョンも存在します(例えばpocopocojohnさん制作のものが有名です )。友達と協力して巨大な建築物を作る楽しさは、まさに格別です。
ここがスゴイ!パパママ向け「学び」ポイント
- 学びのコンセプト:手続き型生成とデータ管理 このゲームのワールド(世界)は、実は最初から全てが作られているわけではありません。プレイヤーが歩き進めるにつれて、「手続き型生成」という技術で自動的に地形が作られていくのです。これは「コンピュータがサイコロを振って、ここに土を置こう、ここには石を、あそこには木を生やそう、と決めているようなものだよ」と説明してあげると、子供にもイメージしやすいかもしれません。これは本格的なゲーム開発でも使われる高度な技術です。
- 技術的な詳細: そして、集めたアイテムを管理する「インベントリ」。これはプログラミングにおける「リスト」という機能の、最高に分かりやすいお手本です。たくさんの種類のアイテムの名前や個数を、リストという名の「整理棚」にきちんと記録・管理しているわけです。リストは、どんなプログラミング言語でも使われる超基本的な概念。遊びながら、データ管理の重要性を肌で感じることができます。
ろぼてくのプロ技
「この世界で生き残るための最初の目標は、何をおいても『木』を手に入れること!まずは木をいくつか切り倒し、キーボードの[E]キーでインベントリを開いて『作業台』を作ろう。作業台さえあれば、作れる道具やアイテムの種類が爆発的に増えて、冒険の世界が一気に広がるよ!」
評価テーブル
| 観点 (Criteria) | レーティング (Rating) |
| 面白さ (Fun) | ★★★★★ |
| 完成度 (Completeness) | ★★★★★ |
| 再現度 (Faithfulness) | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる (Educational) | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 (Overall Rec.) | ★★★★★ |
プロジェクト情報
- 制作者: griffpatch さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/10128407/
🚀 第2位:Massive Multiplayer Platformer v1.3
ゲーム概要
第2位は、スクラッチのオンライン技術の最先端を体験できる『Massive Multiplayer Platformer』。その名の通り「大規模マルチプレイヤー」を実現した、巨大なオンラインアスレチックのようなゲームです。画面を開いた瞬間、世界中から集まった何十人ものプレイヤーが、同じステージを走り回っている光景に圧倒されるはず 。
特別なゴールがあるわけではありません。ただひたすら、他のプレイヤーたちと一緒に走り、ジャンプし、コミュニケーションをとりながら、この広大な世界を探検する。それ自体が、このゲームの目的であり、最高の楽しみ方です 。
ここが面白い!
- 生きている世界: 画面が常に他のプレイヤーで賑わっており、まるでオンラインのテーマパークにいるような感覚を味わえます。一人で遊んでいる孤独感は一切なく、常に誰かの存在を感じられるのが新鮮です。
- シンプルで中毒性の高い操作感: 操作は走ってジャンプするだけと非常にシンプル。しかし、壁ジャンプなどのテクニックを駆使して、普通では行けないような高い場所に到達できた時の達成感は格別です。
- ゆるやかなソーシャル体験: チャット機能やエモート(感情表現)を使って、他のプレイヤーと簡単なコミュニケーションがとれます。言葉が通じなくても、誰かと一緒に難しいアスレチックに挑戦したり、ただ大勢の流れについていって新しい場所を発見したりするだけで、不思議な一体感が生まれて楽しいのです。
ここがスゴイ!パパママ向け「学び」ポイント
- 学びのコンセプト:クラウドマルチプレイヤーの技術的挑戦 このゲームは、先ほど説明した「クラウド変数(魔法の掲示板)」のすごさを体感するのに、これ以上ない教材です。
- 技術的な詳細: 制作者の
griffpatchさんは、この分野の第一人者。実は、スクラッチのクラウド変数は、たくさんの情報を同時に書き込もうとするとすぐにいっぱいになってしまう、という制限があります。そこで彼は、「エンコード(符号化)」という驚くべきテクニックを使っています。これは、プレイヤーの位置(X座標、Y座標)やキャラクターの向き、コスチュームの種類といった複数の情報を、まるで秘密の暗号のように、たった一つの数字にギュッと圧縮して「魔法の掲示板」に書き込む技術です。他のプレイヤーのPCはその暗号を解読(デコード)して、キャラクターを正しく表示します。これは、限られたリソースの中で最大限の性能を引き出す、まさに本物のエンジニアリングの発想そのものです 。
ろぼてくのプロ技
「ただゴールを目指すだけじゃもったいない!このゲームの本当の楽しさは、隠された通路や秘密の部屋を見つけることにある。経験豊富なプレイヤーの集団を見つけたら、黙ってついて行ってみよう。きっと、自分一人では見つけられなかった驚きの場所にたどり着けるはずだよ!」
評価テーブル
| 観点 (Criteria) | レーティング (Rating) |
| 面白さ (Fun) | ★★★★★ |
| 完成度 (Completeness) | ★★★★★ |
| 再現度 (Faithfulness) | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる (Educational) | ★★★★★ |
| 総合おススメ度 (Overall Rec.) | ★★★★★ |
プロジェクト情報
- 制作者: griffpatch さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/612229554/
🐍 第3位:slither.io v1.13
ゲーム概要
第3位は、世界中で大ヒットしたスマホゲームをスクラッチで見事に再現した『slither.io』です。プレイヤーは小さなヘビ(ミミズ?)になり、フィールドに散らばる光るエサを食べてどんどん体を大きくしていきます。ルールは一つだけ。他のプレイヤーのヘビに頭がぶつかったらゲームオーバー 。
自分の体にはぶつかっても大丈夫なので、いかに相手の進路を妨害し、自分にぶつからせるか。シンプルながら、非常に奥深い戦略性が求められる対戦ゲームです 。
ここが面白い!
- 一瞬も気が抜けないスリル: 常に他のプレイヤーと衝突するリスクがあるため、プレイ中は常に緊張感が漂います。特に、頑張って大きく育てた自分のヘビが、ほんの些細なミスでやられてしまった時の悔しさは相当なもの。だからこそ、またすぐに挑戦したくなります。
- 下剋上が可能なゲームバランス: このゲームの素晴らしい点は、始めたばかりの小さなヘビでも、巨大なヘビを倒せる可能性があることです。相手の進路に回り込んで急停止するなど、テクニックさえあれば、大きさに関係なく勝利できます。この絶妙なゲームバランスが、誰でも楽しめる公平でエキサイティングな戦いを生み出しています。
- 滑らかで気持ちいい操作感: マウスの動きに合わせて、ヘビがにょろにょろと滑らかに動く様子は、操作しているだけで非常に気持ちが良いです。このスムーズな動きは、制作者の卓越した技術力の賜物です。
ここがスゴイ!パパママ向け「学び」ポイント
- 学びのコンセプト:物理演算とクローン このゲームのヘビ、実は一つのキャラクター(スプライト)ではありません。「実は、たった一つのスプライトの『クローン(分身)』をたくさん作って、それが列になって完璧にお互いを追いかけることで、長いヘビの体を実現しているんだよ」と教えてあげましょう。この滑らかな動きは、三角関数などの少し難しい数学を使って、本物のヘビのような物理的な動きをシミュレートしているのです。
- 技術的な詳細: このゲームは、スクラッチの「クローン」ブロックを使いこなし、何百ものオブジェクトを画面上に表示させながらも、ゲームの動作を重くさせないための「最適化」という考え方の、まさに達人級のお手本です。ゲーム作りでは、面白さだけでなく「快適に動くか」も非常に重要だということを学べます。
ろぼてくのプロ技
「自分が小さい時は、失うものは何もない!大きなヘビの進路を妨害しにいくなど、積極的に攻めてみよう。逆に、自分が大きくなったら、守りのプレイを心がけるのがコツ。自分の長い体を使って、小さなヘビをぐるっと囲んで閉じ込めてしまうのが、王者の戦い方だ!」
評価テーブル
| 観点 (Criteria) | レーティング (Rating) |
| 面白さ (Fun) | ★★★★★ |
| 完成度 (Completeness) | ★★★★★ |
| 再現度 (Faithfulness) | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる (Educational) | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 (Overall Rec.) | ★★★★★ |
プロジェクト情報
- 制作者: griffpatch さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/108566337/
🧙♂️ 第4位:Mage Royale ☁
ゲーム概要
第4位は、最大8人で魔法バトルが楽しめる『Mage Royale』です。プレイヤーは魔法使い(メイジ)となり、ステージに落ちている様々な種類のワンド(杖)を拾って、ユニークな魔法で戦います。最後まで生き残ったプレイヤーがラウンドの勝者となる、バトルロイヤル形式のゲームです 。
スピーディーで、ハチャメチャで、友達と遊べば盛り上がること間違いなしの一作です 。
ここが面白い!
- ハイテンポなアクション: 1ラウンドが短く、常に魔法が飛び交うスピーディーな展開が魅力。敵の魔法をひらりとかわし、自分の魔法を叩き込む、純粋なアクションの楽しさに満ちています。
- 武器(ワンド)の多様性: 連射できるワンド、大きな爆発を起こすワンドなど、新しいワンドを拾うたびに戦い方がガラリと変わるのが面白い。どのワンドが強いか、自分に合っているかを探すのも楽しみの一つです。
- 純粋な実力勝負: 他のプレイヤーとの真剣勝負。運の要素もありますが、基本的にはキャラクターを操作する腕前(プレイヤースキル)が試されます。激戦を制して勝利した時の喜びは、ひとしおです。
ここがスゴイ!パパママ向け「学び」ポイント
- 学びのコンセプト:当たり判定とゲームステート管理 アクションゲーム作りにおける大きな課題の一つが「当たり判定」です。「自分の放った魔法のスプライトが、相手プレイヤーのスプライトに触れたかどうか」を、ゲームは常にチェックし続けなければなりません。この処理を、いかに速く、正確に行うかが、アクションゲームの快適さを左右します。
- 技術的な詳細: このプロジェクトは、「ゲームステート(状態)」の管理も非常に優れています。「プレイヤーを待っている状態」「バトル中の状態」「ラウンド終了後の状態」など、ゲームの状況に応じて、画面の表示やルールを巧みに切り替えています。これは、ゲーム全体の流れを制御する「脳」のような部分であり、しっかりとしたゲームを作る上で欠かせない設計思想です。
ろぼてくのプロ技
「このゲームで勝つための秘訣は、とにかく動き続けること!棒立ちしていると、格好の的になってしまう。常に動き回り、相手に狙いを定めさせないようにしよう。そして、それぞれのワンドがどんな魔法を撃てるのかを早く覚えて、自分の得意な戦い方ができるワンドを確保することが勝利への近道だ!」
評価テーブル
| 観点 (Criteria) | レーティング (Rating) |
| 面白さ (Fun) | ★★★★☆ |
| 完成度 (Completeness) | ★★★★★ |
| 再現度 (Faithfulness) | N/A |
| ゲームづくりの勉強になる (Educational) | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 (Overall Rec.) | ★★★★☆ |
プロジェクト情報
- 制作者: theChAOTiC さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/528549288/
🧊 第5位:Geometry Dash v1.5
ゲーム概要
ランキングの最後を飾るのは、伝説的なリズムアクションゲーム『Geometry Dash』です。プレイヤーが操作するのは、自動で右に進んでいくキューブ(四角)。やることはただ一つ、障害物を避けるために完璧なタイミングでジャンプすること。そのジャンプのタイミングが、ノリノリのエレクトロニックミュージックと完璧にシンクロしており、まるで音楽そのものを演奏しているかのような感覚に陥ります 。
スクラッチ上には数多くのリミックス作品が存在しますが、中でもgriffpatchさんの作品は完成度が群を抜いています 。
ここが面白い!
- 「もう一回!」が止まらない中毒性: ゲームの難易度は高めですが、失敗しても「今のジャンプが少し早かっただけだ」と自分のミスだと納得できるため、すぐに「もう一回!」と再挑戦したくなります。この中毒性は驚異的です。
- リズムと一体になる快感: ステージのリズムに乗れた時の一体感は、他のゲームでは味わえません。ただ障害物を避けているのではなく、指先でダンスを踊っているような、最高のフロー状態を体験できます。
- 圧倒的な達成感: 何度も何度も失敗を繰り返した末に、難しいステージをクリアできた時の達成感は、ゲームが与えてくれる最高の報酬の一つです。思わずガッツポーズが出ることでしょう。
ここがスゴイ!パパママ向け「学び」ポイント
- 学びのコンセプト:レベルデザインとタイミングの重要性 このゲームは、「レベルデザイン」の最高のお手本です。「制作者は、ただランダムに障害物を置いたんじゃない。音楽のビートやメロディーに合わせて、プレイヤーが気持ちよくジャンプできるように、一つ一つ計算して配置しているんだよ」と話してあげてください。これは、プレイヤーに楽しんでもらうための「おもてなしの心」であり、計画性と精密さの重要性を教えてくれます。
- 技術的な詳細: ゲームの物理演算が非常に精密に調整されています。ジャンプの高さや重力(落ちる速さ)が、挑戦を難しくも公平なものにするために、完璧にチューニングされています。キャラクターを動かした時の「ゲームフィール(操作感)」を良くすることが、いかに面白いゲーム作りに繋がるかを、このプロジェクトから学ぶことができます。
ろぼてくのプロ技
「心が折れそうになったら、『練習モード』を使ってみよう!練習モードなら、失敗してもチェックポイントから再開できるから、ステージ全体の構成を覚えるのに最適だ。そして何より、音楽をよく聴くこと!音楽が『ここでジャンプだよ!』と教えてくれていることが多いんだ。」
評価テーブル
| 観点 (Criteria) | レーティング (Rating) |
| 面白さ (Fun) | ★★★★☆ |
| 完成度 (Completeness) | ★★★★★ |
| 再現度 (Faithfulness) | ★★★★★ |
| ゲームづくりの勉強になる (Educational) | ★★★★☆ |
| 総合おススメ度 (Overall Rec.) | ★★★★☆ |
プロジェクト情報
- 制作者: griffpatch さん
- プロジェクトURL: https://scratch.mit.edu/projects/105500895/
まだまだある!面白いゲームを見つけるヒント

今回紹介した5つのゲームは、数あるスクラッチ作品のほんの一部にすぎません。ここでは、親子でさらに面白いゲームを見つけるためのヒントをいくつかご紹介します。
カリスマクリエイターをフォローしよう!
面白いゲームを見つける一番の近道は、面白いゲームを作る人を見つけることです。今回何度も名前が挙がったgriffpatchさん や、『Mage Royale』の制作者である
theChAOTiCさん のような、カリスマ的なクリエイターをフォローしてみましょう。彼らのプロフィールページに行けば、今回紹介しきれなかった素晴らしいゲームが宝の山のように見つかります。
「Explore」ページを活用しよう
スクラッチの公式サイトには、「さがす(Explore)」というページがあります 。ここの検索窓に「オンライン」や「マルチプレイ」、「バトル」といったキーワードや、「マインクラフト」「Among Us」のような好きなゲームの名前を入れて検索するだけで、世界中のスクラッチャーが作った関連ゲームをたくさん見つけることができます 。
「リミックス」を見てみよう
面白いゲームを見つけたら、そのプロジェクトページにある「リミックス」の数にも注目してみてください。「リミックス」とは、他の人の作品を元にして、自分のアイデアを加えて新しい作品を作ることです。人気のゲームには、何百ものユニークなリミックス作品が存在し、オリジナルのゲームとは一味違った楽しみ方を提供してくれることがあります。
まとめ:遊ぶ、作る、学ぶ。プログラミングは最高の冒険だ!

今回は、スクラッチで遊べる最高のオンラインゲームを5つ、厳選してご紹介しました。
2Dの世界で無限の創造性を発揮できる『Paper Minecraft』。 世界中のプレイヤーとの一体感を楽しめる『Massive Multiplayer Platformer』。 一瞬の油断が命取りになるスリル満点の『slither.io』。 魔法が飛び交う白熱のバトルが楽しめる『Mage Royale』。 そして、音楽と一体になる快感が味わえる『Geometry Dash』。
どれも、スクラッチコミュニティの驚くべき創造性と技術力の高さを証明する、素晴らしい作品ばかりです。
そして、忘れてはいけない大切なこと。これらのゲームは、ただ面白いだけではありません。その一つ一つが、プログラミングの世界への扉を開けてくれる、最高の「生きた教材」なのです。
ぜひ親子で、これらのゲームを遊び尽くしてみてください。そして、遊び終わったら、勇気を出してプロジェクトページの右上にある緑色の「中を見る」ボタンを押してみてください。
そこには、今日紹介したような驚くべき世界が、ブロック一つ一つの組み合わせでできているという事実が広がっています。「こんなすごいゲームも、あのブロックで作られているんだ!」という発見は、お子さんにとって、何よりの知的興奮と創造への意欲をもたらすはずです。
遊んで、中を見て、真似して、改造して、そしていつか、自分だけのオリジナルゲームを作る。
プログラミングは、親子で楽しめる最高の冒険です。この記事が、皆さんの冒険の素晴らしいスタート地点となることを、心から願っています。
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。
ろぼてく私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
【無料体験】【全国に教室多数】おススメのプログラミング教室
私が最もおススメするプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
「QUREO」の特徴は、以下にあげる点です。
- 教室型であり、直接先生からプログラミングを学ぶことができる。
- 全国に教室数が多く(全国2500教室)、実績豊富
- ビジュアルプログラミングかつゲーム制作を学習教材に使用していて、取り組みやすい
- 月謝が比較的安い。



習い事は、「通いやすさ」と「続けやすさ」の2つが重要ですよね。私も「通いやすさ」を重視して「QUREO」を選びました。
今なら無料体験・キャンペーンも実施しているので、一度お試しすることをおススメします!










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