本記事のポイント
エンジニア転職にビズリーチは活用できるかを体験談から解説します。
【結論】ビズリーチのエンジニアの求人案件は良質だと感じました!
- 優良大手メーカの求人多数
- 年収1000万円越えの求人多数
- スキルにマッチした求人多数
実際に転職経験ある私が、ビズリーチを使用してみてわかったビズリーチの特徴を徹底的にまとめていきます。
ビズリーチのサービス内容
最近朝ドラにも主演した吉谷彩子さんの「ビズリーチ!」のCMで有名なビズリーチ。まずはビズリーチの具体的なサービス内容を説明します。他の一般的な転職サービスと比較して説明します。
スカウトシステム
ビズリーチに登録して、職務経歴書をアップして待っているだけで、それを見たヘッドハンターや、企業の人事から直接「スカウト」が来るというサービスです。
一般的な転職サービスのように、求職者側から積極的にアプローチしなくてもよいというのがこのスカウト型サービスの特徴となります。
待っているだけでヘッドハンターや人事から求人を提示してくれるのは、忙しいビジネスパーソンには非常に楽でうれしいシステムですね。
ヘッドハンター
上記のスカウトを行う「ヘッドハンター」と呼ばれる方々がビズリーチには多数存在しており、ヘッドハンターの方からスカウトという形で求人を提案してくれます。
さらに、ヘッドハンターはランク分けされており、質の低いヘッドハンターが見抜けるようになっています。
通常は、求職者側が選別される側になることが多いですが、ビズリーチでは求職者側がヘッドハンターを選別できるようになっているのはユーザファーストなサービスになっていると思います。
特徴まとめ
他社と比較した特徴のまとめは以下表のようになります。
項目 | ビズリーチ | 一般的な転職サービス |
求人獲得方法 | スカウト型 | 求職者から応募型 |
エージェントの付き方 | 複数のヘッドハンター | 1人の専属エージェント |
【注意】スカウトのレベル感
ただし、ここで注意なのが、一般的に想像する「スカウト」とは少しレベル感が違うという点です。一般的に想像するスカウトは、ぜひ我が社に来てください!というものかと思いますが、ビズリーチから来るスカウトは、あなたの職務経歴に興味があるので、ぜひ企業に紹介させてくださいや、ウチの企業の採用面接を受けてませんか?というレベルのものです。内定が確約されているわけではありません。
要は、「書類選考ステップは通過」というレベルになります。さらに、ヘッドハンターからのスカウトの場合は、実際に企業に応募する際は書類選考があります。
ビズリーチの企業スカウトから面接を進めて、内定を獲得できる確率は20~30%と言われているそうです。
ビズリーチを使うメリット
ビズリーチを使うメリットは、以下3つとなります。
- 【ラク】軽い気持ちで転職活動の一歩を踏み出すことができる。
- 【高品質】多くのヘッドハンター・企業と接することができる。
- 【高価値】自身の市場価値を可視化できる。
一つ一つ以下で解説します。
【ラク】軽い気持ちで転職活動の一歩を踏み出すことができる。
これが一番のメリットと思います。
まず、そもそも転職エージェントとやり取りするのは結構しんどいです。職務経歴書を書いて面談して、転職エージェントからのフォローがかなり来ます。 (転職エージェントは人を転職させてナンボの商売ですから当然と言えば当然ですが。。。)
正直ちょっとゆるーく転職活動ってどんなものなのかなぁ程度の人にとっては、転職サービスに登録して、転職エージェントとやりとりを始めるのはかなりの労力を取られます。さらに私の知り合いは「軽い」気持ちで転職エージェントに登録して、あれよあれよと転職をさせられてしまった方もいます。 彼らは転職のプロなので私たちの転がし方も非常にうまいです!(というより私自身も若干その流れで転職してしまった感はあります。。。)
とにかくライトに転職活動を始たい人には持ってこい!のサービスです。
思いがけない良い会社に巡り会えるかもしれません!
【高品質】多くのヘッドハンター・企業と接することができる。
転職活動となると、基本的に複数社の転職サービス会社を利用することが重要になります。なぜならば、人生な大事な決断のときに一つの選択肢に絞って行動することは危険だからです。
スカウト型ではない転職サービス会社には以下のような特徴があります。
- 特定の業界に強い・弱いがある
- 転職希望者のクラス(ハイ・ミドル・ロー)に強い・弱いがある
- 転職エージェントの質に違いがある
従って、複数のサービスを比較検討して、本当に自分に合ったエージェントを探す必要があります。
私自身も転職活動時には、3社(リクナビ、マイナビ、DODA)の転職サービスに登録しました。
私の転職のときも、実際にエージェントの1人は、案件内容を間違えて私に伝え、それが面接会場で発覚し、痛い目を見ました。
ただ、いくら比較検討が重要といっても、これらのこと複数掛け持ちして行うことは大変です。
- 複数の転職サービス会社に登録する
- 職務経歴書を作成・提出(各社フォーマットが違ったりする!)する
- 複数のエージェントと面談する
ビズリーチであれば、待っているだけで複数社のヘッドハンター、人事担当者からスカウトがくるので、比較検討がしやすいというメリットがあります。
【高価値】自身の市場価値を可視化できる。
複数のエージェント・企業からのスカウトを収集することができ、さらに、書類選考は通過したレベルで見てくれるため、自身の市場価値を確度高く可視化することができます。
1社の転職サービスの1人のエージェントから見られた自分の市場価値と、多数のエージェントによって見られた自身の市場価値の平均では、確実に後者のほうが確度の高い市場価値だと言えるでしょう。
なぜ市場価値を確認する必要があるのか?
【結論】今後日本では転職が前提の社会になる可能性が高いからです。
年功序列・終身雇用ではないアメリカでは、1人の方が人生で転職する回数は平均10回であると言われています。
私がアメリカで働いていた2年間で、グループメンバ10人中6人が入れ替わりました。
今後、日本の雇用環境はアメリカの雇用環境に近づいていくと言われています。そういった状況の中では、常に転職を意識して、自身の市場価値を可視化しておくことは非常に重要です。
それは何故かというと、急に外的要因(リストラや家庭事情等)により転職をしなければならない状況に置かれた場合に、焦らず間違った判断をしないようにするためです。急な環境変化があった場合に、人間は正しい判断をすることは難しいです。
また、自信の市場価値を確認しておくことは、転職を明確に考えておらず、今の会社でよいパフォーマンスを出すときにもよい影響を与えると考えられます。
自身の市場価値を可視化しておくことは、「今の会社に束縛されていない」と思えるようになり、メンタル的にも非常によい影響があると思います。私はこの考え方はとても大切だと感じます。
今の会社しか働く場所がないと視野が狭くなっていると、今の会社の仕事でも挑戦的に取り組むことができなくなります。逆に、失敗しても他がいくらでもあるというメンタルでいると過度に失敗を恐れなくなり、今の仕事に対してチャレンジングに取り組むことができます。
私の周りの同僚でも転職経験者のほうが、チャレンジ気質がある人が多いという実感があります。
ビズリーチのデメリット
ここまではビズリーチの良いところばかり述べましたが、デメリットも気になりますよね。
以下3点がビズリーチのデメリットになります。
- 職務経歴書の添削をしてくれない。
- ヘッドハンターの当たり外れがある。
- 自身の職務経歴に魅力がない場合は、スカウトがなかなか来ない。
では以下で解説していきます。
職務経歴書の添削をしてくれない。
ビズリーチに限らず転職時には、自身の経歴を伝えるために「職務経歴書」(いわゆる履歴書)を作成する必要があります。ビズリーチでは、専属のエージェントが存在しないため、この「職務経歴書」はゼロから自分で作成する必要があります。初めて転職活動をする人には、ここが一番難所だったりします。なぜならば、職務経歴書が魅力的でないと誰もあなたに興味を持ってくれないからです。
ビズリーチではなく、転職サービス会社に登録して転職エージェントについてもらうと、面談をした上で、この職務経歴書を添削してくれます。エージェントの多くは国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を持っています。面談を通して、エージェントの方は自分では気づいていないスキルや経歴を掘り起こしてくれることがあります。
対策1 職務経歴書のサンプルを活用する。
自分で職務経歴書の作成をする上で役に立つのが、職務経歴書のサンプルです。
ビズリーチには、多くの業界・職種に対して職務経歴書のサンプルが存在しています。かなり詳細に記載されているのでとても参考になります。60~70%の完成度には仕上げることができると思います。
対策2 転職エージェントと面談して添削してもらう。
やはり質の高い職務経歴書を作成して、たくさんのスカウトをもらいたい!というのであれば、やはり転職エージェントを活用して添削してもらうのが確実です。
従って、ビズリーチに登録する前に、他の転職サービスに登録して専属エージェントについてもらうのも1つの手だと考えます。
ヘッドハンターの当たり外れがある。
複数のヘッドハンター(転職エージェント)と接点を持つことができるメリットの裏返しですが、やはりヘッドハンターも玉石混合となります。
ビズリーチでは、大手の転職サービス会社(リクナビ転職、パーソル(旧DODA)、パソナ等)以外にもかなり小さな規模の転職サービス会社のヘッドハンターからもスカウトがきます。(小さな規模の転職サービス会社が必ず質が悪いというわけではないです)
実際私にやってくるスカウトの内容を見ても、このヘッドハンターは私の経歴や希望をちゃんと見ているのかな?というスカウトがやってきます。実際面談して見ても、求人の内容を理解されていないのでは?という方もいました。
特にエンジニア求人では、スキルが専門的すぎるためにヘッドハンターがあまり求人内容を理解できていないのだろうと思えるケースも少なからずありました。
ただし、ビズリーチでは上記のようなことに対してもある程度対策が可能です。以下に対策方法を説明します。
対策1 ハンターランクを確認する。
ビズリーチでは、ヘッドハンターがランク分けされており、一目でそのヘッドハンター力量を把握することができます。
ハンターランクは以下の項目の点数もとづいてランク付けされています。
- 直近6か月の採用決定人数
- 採用された会員の決定年収
- 送信されたプラチナスカウトの返信率
ランクは、S、A、B、C、D、新規に分かれています。
私の体感ではAランク以上のヘッドハンターであれば、ほぼ問題はないと感じました。
対策2 プラチナスカウトだけを確認する。
ビズリーチからのスカウトには「通常スカウト」と、「プラチナスカウト」の2つに分かれています。「プラチナスカウト」はヘッドハンターや、企業が送信回数が限られた特別なスカウトになります。
従って、必然的にヘッドハンターや企業側からすると「この人は合格確率が高い」と思った人にしか送信をされません。一方で「通常スカウト」はバラまきの可能性が高いです。
対策3 ヘッドハンターのタグを確認する。
ビズリーチでは、ヘッドハンターのプロフィールや得意分野を公開してくれています。特にエンジニア転職では、エンジニアという括りだけでなく、さらにそれより細かい業界・職種・スキル分類でのマッチングが非常に重要になります。
エンジニア転職ではこのヘッドハンターの得意分野の見分けが最も重要になると感じます。実際これがマッチしている人は、こちらの技術領域を理解した求人を出してくれていると感じます。
自身の職務経歴に魅力がない場合は、スカウトがなかなか来ない。
ビズリーチはハイクラス転職サービスと銘打っているだけあって、自身の職務経歴に魅力がない場合は、なかなかスカウトが来ません。対策としては、自身の経歴・スキルの棚卸をしっかりと行い、やはり一度ほかの転職サービス会社でエージェントに職務経歴書を転職してもらうことが有効かと考えます。
もう1つの対策としては、無料サービスから有料サービスに切り替えるという方法も考えられます。この点に関しては後程詳しく説明します。
ビズリーチの懸念点:転職活動が自身の会社にばれる?
【結論】ビズリーチ経由で転職活動が自身の会社にばれることはありません。
なぜなら、ビズリーチに登録した職務経歴書は本人を特定できる個人情報はヘッドハンターや企業側に公開されないからです。ヘッドハンターは職務経歴のみを見た上でスカウトを送付するかどうか決めています。
対策 特定の会社をブロックする
それでも身バレが怖い。職務経歴書の内容でもバレてしまうのではと不安で仕様開始できない人には、自身の勤め先をブロックするという方法を使いましょう。
ビズリーチでは、特定の企業からの職務経歴書の閲覧をブロックすることができます。
企業をブロックする方法は、ビズリーチのマイページから簡単に設定できます。ブロックしたい企業が見つからない場合は、現時点ではビズリーチを使用していないことになるのでご安心ください。
【体験談】現役エンジニアのビズリーチ体験
では実際にどんな内容のどれくらいの数のスカウトが来るか私の使用経験から説明します。
私の条件
私の条件はざっくり以下です。
- 年齢:35歳
- 職種:エンジニア(組み込み)
- 今の会社:大手メーカー
- 英語:TOIEC 800点後半台 (海外勤務経験あり)
【量】どのくらいの数のスカウトが来るのか?
2022年に来たスカウト件数は以下となります。
ヘッドハンター:約130件
企業:約20件
12.5通/月くらいのペースでスカウトが来る計算ですね。私は、無料サービスで登録しているのでプラチナスカウトのみです。
これだけスカウトをもらえると正直嬉しい気持ちになりますね!しかも、他社の転職サービスのように自身の経歴にまったく関係のないスカウトが来ることはほぼなくて、これだけの数となります。
また、私のエンジニア仲間もやはり同じくらいのスカウトが来る傾向です。エンジニアの需要はかなり多いことがわかります。
【小ネタ】エクスクルーシブスカウト
ビズリーチでは、「通常スカウト」、「プラチナスカウト」のほかに「エクスクルーシブスカウト」なるものが存在します。私も一度だけもらったことがあります。(承認欲求爆上がりします笑)
限られたヘッドハンターしか送付することができなく、さらに送付回数もかなり制限があるとか。これをもらえたら真剣にその案件に対しては検討してみるのがいいと思います。
【質】どのような内容のスカウトがくるのか?
やはり私の職務経歴・スキルに沿ったスカウトを出してくれていると感じます。実際には以下のような感じです。
- 国内大手メーカ : 50%
- 外資系大手メーカ : 20%
- ベンチャー : 15%
- コンサル : 5%
また、希望年収や勤務地に沿った内容のものが来ます。(そもそも希望に合ってない企業を提示しても断られますもんね。)
様々な企業の案件も閲覧でき、他会社の技術トレンドの確認もできるので勉強にもなります。
ヘッドハンターとの面談はどうか?
【結論】質の高い情報が入手できる!。ただし、案件・ヘッドハンターは選びましょう。
今は本当に便利になって、面談はほとんどオンラインで実施することが可能です。また面談する時間も幅広く対応してくれて、こちらの仕事終わりの17時以降も対応してくれるため非常に面談が組みやすいです。
Aランク以上のヘッドハンターであれば、ほとんど外れはないと思います。また、今すぐ転職は考えていなくても、案件に少しだけ興味がある状態でも嫌な態度を見せずに面談してもらえるので安心してください。実際にスカウト文面にもそのように記載してあります。他の転職サービスほどフォローが激しくないのもよいポイントだと感じます。少しでも気になる案件があれば、面談してみるのもアリだと思います。
実際にヘッドハンターと面談してみて得られたものは以下でした。
- 案件の詳細情報
- 現在の転職市場の活況度合
- 自身のキャリアプランに関してのアドバイス(転職適齢年齢等々)
- 自身の転職市場価値(狙えるポジションや年収)
案件情報はもちろんのことその他有益な情報を入手できるので活用しない手はないと思います。
【体験談】有料プランは使用するべきか?
【結論】無料プランで十分。ただしスカウト数が少ない人は、有料プランも検討価値あり
有料プランでは、「プラチナスカウト」のみが閲覧できます。
それに対して無料プランでは、「通常スカウト」の閲覧も可能になります。
「プラチナスカウト」のほうが傾向として質が高いように感じるので、無料プランで十分です。
ただし、「プラチナスカウト」がなかなかもらえない求職者であれば、有料プランに加入するのも手かと思います。
【体験談】ヘッドハンターと企業スカウト どちらがよい?
【結論】ヘッドハンターを活用すべし。
ヘッドハンターからのスカウトでは、案件の企業との面談が確約されていません。
対して、企業スカウトでは、面談が確約されています。
一見、企業スカウトの方が有利に見えますが、以下の点でヘッドハンターの利用をおススメします。
- 「プラチナスカウト」であれば、ヘッドハンターは面談に行けるレベルの求職者を選定している。
- ヘッドハンターが職務経歴書添削と面接対策を実施してくれる。
当たり前ですが、ヘッドハンターも仕事でヘッドハンティングをしています。見込みのない求職者にプラチナスカウトを送付して、貴重な時間とお金を失うわけにはいきません。また、その求職者が転職を成功しなければヘッドハンターには報酬が入りません。従って、ヘッドハンターは、求職者が選考を通るためにいろいろと対策をしてくれます。
また、ランクが高いヘッドハンターは、案件企業に対して何人もの転職を成功させている可能性が多く、採用されやすい人の傾向を分かっている可能性が高いです。逆に私たち求職者も、そのように実績のあるヘッドハンターを選んで、そのヘッドハンターのノウハウをフルに活用することが重要になってきます。
【体験談】さいごに 転職活動はするべきか?
以上のことからビズリーチは、利用するに値する良質なサービスである!と私はおススメできます。
また、ビズリーチに限らず転職活動は、私たち働く人々であればだれもが絶対に行ったほうがいいと私は断言できます。
私自身一度転職を経験した体験から、転職活動は、
- 自身の本当の価値をしっかりと確認して、
- 会社に関係なく、一個人として自信を持って、
- 仕事をより楽しむ
ために重要な活動だと確信しています。
皆さんの仕事ライフがよりよいものになるためにビズリーチを活用してみてはどうでしょうか?
コメント