【徹底調査】Amazonで見かける「WORKS PC」の正体は?実はメーカーじゃありません!エンジニアパパが解説

こんにちは!「親子プログラミング」運営者のエンジニアブロガー、ろぼてくです。

普段は電気製品の設計をしながら、2児のパパとして子供たちのデジタル教育に奮闘しています。 最近、Amazonでパソコンを探していると「WORKS PC」という名前をよく見かけませんか?「3万円でCore i5?」「聞いたことないメーカーだけど大丈夫?」と不安に思っている方も多いはず。

実はこの「WORKS PC」、パソコンを作るメーカーの名前ではないんです!ここを勘違いすると、思っていたのと違う製品が届いてしまうかも……。 今回はエンジニアの視点で、この謎の販売業者の正体と、扱っているパソコンの品質を丸裸にします!

ろぼてく

結論:WORKS PCはお手頃に高品質PCが購入できるよい選択肢です!

この記事を書いた人
  • 電機メーカー勤務
  • エンジニア歴10年以上
  • 品質担当経験あり
ろぼてく
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結論:どこの国のメーカーか?

結論から言うと、「WORKS PC」はPCメーカーではなく、日本国内の「中古パソコン再生(リユース)販売業者」です。

Amazonの「Amazon整備済み品(Renewed)」というプログラムに参加している日本のセラー(販売店)であり、調査によると「イントライ株式会社」や「株式会社コズミックダイナー」といった日本企業が運営に関わっているようです。 彼らが売っているのは、日本の企業で使い終わった「ソニー」や「東芝」などのビジネス用パソコンを回収し、綺麗に掃除して部品を新品に交換した「再生品」です。つまり、販売しているのは日本の業者で、中身のパソコンも信頼できる大手メーカー製です。

結論:買うことをおススメできるか?

条件付きで、「強くおススメ」できます! 特に、「予算は少ないけど、子供のプログラミングやZoom授業のために、そこそこ動くパソコンが欲しい」という家庭には最適解の一つです。

なぜなら、3万円〜4万円台で売られている「新品の格安PC(CPUがCeleronなどの低性能なもの)」を買うよりも、WORKS PCが売っている「数年前の高性能ビジネスPC(Core i5搭載)」の方が、圧倒的に動作がサクサクで快適だからです。

ただし、バッテリーの持ちや外観の小傷を気にする人には向きません。そこは「中古」と割り切れる人向けです。

このメーカーのおすすめ製品は?

彼らは特定の自社製品を作っているわけではありませんが、WORKS PCが扱っている中での「狙い目モデル」を紹介します。

・エントリー(入門):Toshiba Dynabook R73 / B65 とにかく頑丈!小学生が多少乱暴に扱っても壊れにくい設計です。第6〜7世代Core i5搭載モデルが2万円前後で買えます。初めての1台にピッタリ。

・ミドルレンジ(推奨):Sony (VAIO) Pro PG / PF 薄くて軽くてカッコいい!元々は20万円近くした高級機です。第8世代Core i5搭載ならWindows 11も公式対応で快適。これが3万円台はお買い得すぎます。

・ハイエンド(高性能):Fujitsu LIFEBOOK U938 / U939 驚異的な軽さ(約800g前後)が特徴。持ち運びが多い大学生や、カフェで作業したいパパママのサブ機として非常に人気があります。

このメーカーの特徴

WORKS PCの最大の特徴は、「企業のリースアップ品(契約期間が切れたPC)」を大量に扱っていることです。 日本の会社では、PCを3〜5年で入れ替えます。それらを大量に仕入れ、HDDを新品のSSD(高速な記憶装置)に交換し、最新のWindows 11を入れて販売するというビジネスモデルです。 そのため、ラインナップは「地味だけど高性能なビジネスモデル」が中心。「キラキラしたゲーミングPC」はありませんが、「仕事や勉強に使える実直なマシン」が揃っています。 また、Amazonの看板を背負っているため、「180日間の返品保証」がついているのが最強の強みです。

このメーカーの生産地(工場)はどこか?

「生産」ではなく「再生・整備」を行っている場所は、日本国内の作業所です。 回収されたパソコンは、日本の倉庫でデータの完全消去、内部のホコリ除去、アルコール清掃、そしてSSDへの換装やOSのインストールが行われます。 就労支援施設などと連携して丁寧なクリーニングを行っているケースも多く、海外からそのまま横流しされる中古品に比べると、品質管理のレベルは高いと言えます。 なお、PCそのものの製造国は、元のメーカー(ソニーなら中国や日本、HPなら中国など)に依存しますが、設計品質は高いです。

設計はどこで行っているか?

ハードウェアの設計を行っているのは、「Sony(VAIO)」「Toshiba(Dynabook)」「Fujitsu」「HP」などの世界的なPCメーカーです。 WORKS PCはあくまで「販売店」の屋号なので、彼らがPCを設計しているわけではありません。 腐っても大手メーカー製なので、キーボードの打ちやすさや本体の耐久性は、Amazonにある謎の激安中華メーカー品とは比べ物にならないほど優秀です。 WORKS PCとしての「設計」があるとするなら、それは「どの部品を新品に交換して、今の時代でも使えるように再生するか」というリノベーションの企画力と言えるでしょう。

品質は大丈夫か?

エンジニアとして冷静に見ると、「機能は問題ないが、見た目は運次第」です。 Amazon整備済み品の基準では「30cm離れて見れば傷が見えない」ことになっていますが、実際は天板に擦り傷があったり、キーボードがテカっていたり、シールを剥がした跡があることは覚悟してください。 しかし、内部的にはストレージを新品のSSDに変えていることが多いため、動作速度やデータの安全性は高いです。 一番のリスクは「バッテリー」です。消耗品のため保証対象外のことが多く、コンセントに繋がないと1時間も持たない個体に当たる可能性もあります。

このメーカーの製品は買っても大丈夫?評判は?

Amazonの評価数を見ても分かる通り、多くのユーザーが購入しており、概ね高評価です。

・良い口コミ 「新品のSSDで爆速!」 2万円のPCとは思えないほど起動が速い、と驚く声が多数です。HDD時代のPCを知っている人ほど感動しています。 「保証が安心」 買ってすぐ電源が入らなくなったが、Amazon経由ですぐに交換・返金対応してもらえたというサポートへの評価が高いです。

・悪い口コミ 「バッテリーが死んでた」 充電できない、すぐ切れるという不満が最も多いです。中古品最大の弱点ですね。 「Windows 11の要件が…」 無理やり古いCPU(第6・7世代)にWindows 11を入れているモデルもあり、将来的なアップデートに不安があるという詳しい人からの指摘があります。

まとめ

今回はAmazonの販売業者「WORKS PC」について調査しました。

・正体:日本メーカー製の中古PCを再生販売する日本の業者。 ・品質:中身は新品SSDで快適だが、外装やバッテリーは中古なり。 ・おススメ度:コスパ最強。子供の学習用やサブ機に「買い」です。

「WORKS PC」というブランドのPCがあるわけではなく、「プロが整備した日本メーカーの中古PC」を買う場所だと考えてください。 特に「VAIO Pro」や「Dynabook」のCore i5(できれば第8世代)モデルを見つけたら、それはかなりのお宝ですよ!賢く選んで、お得にPCライフを始めましょう!

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この記事を書いた人

現役エンジニア 歴12年。
仕事でプログラミングをやっています。
長女がスクラッチ(学習用プログラミング)にハマったのをきっかけに、スクラッチを一緒に学習開始。
このサイトではスクラッチ/プログラミング学習、エンジニアの生態、エンジニアによる生活改善について全力で解説していきます!

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