この記事のポイント
アイテムを落下させる方法を解説します。
今回はこのようなものが作れます!
はじめに キャッチゲームを作りたい!
このシリーズでは、スクラッチで簡単に作れて白熱するゲームの定番「キャッチゲーム」のつくり方を解説していきます。
上からリンゴが落ちてきて、時間内にスクラッチキャット君がどれだけリンゴをキャッチできるかを競うゲームになります。単純ですが面白いゲームです。
また、このキャッチゲーム作成で、ゲーム作りの基本を学ぶこともできるのでぜひチャレンジしてくださいね。
第1回目の今回の記事では、リンゴが繰り返し上から落ちてくる動きをプログラミングします。
参考記事
スクラッチの始め方
スクラッチの始め方は以下リンク先でまとめています。初めての方・やり方を忘れてしまった方はこの記事から読んでみてください。
完成作品
今回の完成作品はこのようになります。緑色の旗をクリックしてプログラムを開始してください。
完成プログラム
新規スプライト
<リンゴ>
スクラッチプロジェクト
スクラッチプロジェクトは以下リンクとなります。自由に使ってもらってOKです。
作るモノ・コト(仕様)を考える
今回の作るモノ・コトは以下のとおりです。これをプログラムできればゴールです。
- リンゴが上から下に落ちる
- リンゴは無限に出現する
- リンゴが出現する場所はランダムにする
はじめに作りたいモノをおおざっぱでもいいので、書き出すことがプログラミングで重要です。
いきなりプログラムを組み始めるよりスムーズに進みます。
事前準備 背景・スプライトを用意する
今回使う背景とスプライトを用意します。
背景
背景は好きなものを使ってもらって大丈夫ですが、今回のシリーズではスクラッチでもともと用意されている「Forest(森)」を使います。
スプライト
今回使用するのは、スクラッチにもともと用意されている「Cat」と「Bowl」と「Apple」を使います。
名前をそれぞれ「スクラッチキャット」、「かご」、「リンゴ」にしておきます。
プログラミング
では作りたいモノ・コトで考えたことをプログラミングしていきます。
リンゴが上から下に落ちる
以下のようにスクリプトを作ってみてください。
これでリンゴが上から下に落ち来るようになります。ただし、このプログラムでは1回しかリンゴが上から下に落ちません。
リンゴが無限に出現するようにする
リンゴを何度も上から下に落とすようにしたいので、「ずっと(繰り返し)」と「クローン」を使います。
次の動きになるように、スクリプトを修正します。
- ずっとクローンを作る
- クローンされたとき、リンゴが上から下に落ちるようにする
- 画面の下に落ちたリンゴは消す
クローンを作る間隔を空けるためにクローンを作ってから数秒待ちます。この秒数はお好みで調整するとゲームの難易度を変えることができます。
クローンされたときのスクリプトは、さきほどのスクリプトをそのまま使えます。
動作確認
ここで一旦動作確認をしてみます。何回もリンゴが上から落ちてくるようになっていれば成功です。
何度もリンゴが落ちてくるようになりましたね!
リンゴをランダムな位置に出現させる
毎回同じ場所からリンゴが出現するのはゲームとしては面白くないですね。なので、リンゴをランダムな位置に出現させるようにします。
そのためには「乱数」を使います。
つぎの動きになるようにスクリプトを修正します。
- クローンされたとき、出現するリンゴのx座標をランダムにする
画面の横端が-240~240ですので、乱数の範囲は-200~200にしておきます。
これで今回のプログラミングは完了です!おつかれさまです!
動作確認
これで最後に動作確認をしてみます。ランダムな位置からリンゴずっと降ってくるようになっていれば成功です。
ちゃんとリンゴがランダムな位置から何度も出現するようになりましたね!
さいごに
今回から「キャッチゲーム」のシリーズが始まりました。
第1回目は、リンゴが上から下に何度も落ちてくるようにプログラミングをしました。
次回予告は下をスクロールしてくださいね⇩⇩⇩
おススメのスクラッチ参考書
私も参考にしているスクラッチ参考書を紹介します。どちらもとてもわかりやすいです。
私の場合は、図書館で借りて試し読みして、分かりやすかったものを購入しています。試し読みは必須です。
手元にずっと置いておき、いつでも参照できるようにすることも重要です。
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次回
次回は、スクラッチキャットを動かしてリンゴをキャッチできるようにします。
次回はこのようなものが作れます!ぜひチャレンジしてください!
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