【エンジニアが徹底解説】クレイツはどこの国のメーカー?品質は?ヘアアイロン・ドライヤーのおすすめまで完全レビュー

こんにちは、製品設計と品質保証の仕事に10年以上携わっているエンジニアブロガーの「ろぼてく」です。家電を選ぶとき、つい分解図やスペックシートを想像してしまうのですが、特に毎日使うヘアアイロンやドライヤーは性能だけでなく「品質」と「信頼性」が気になりますよね。

最近、美容師の友人に「結局どこのアイロンがいいの?」と聞いたら即答されたのが「クレイツ」でした。プロが指名買いするその実力とは一体何なのか?気になって調べてみると、技術的なこだわりが満載で、すっかりファンになってしまいました。

そこで今回は、「クレイツってどこの国のメーカー?」「品質は本当にいいの?」「結局、どのモデルを買えばいいの?」といった皆さんの疑問に、エンジニアの視点から徹底的にお答えしていきます。技術的な裏付けからリアルな口コミまで、クレイツというメーカーを丸裸にしていきましょう!

この記事を書いた人
  • 電機メーカー勤務
  • エンジニア歴10年以上
  • 品質担当経験あり
ろぼてく
目次

結論:クレイツはどこの国のメーカーか?

まず、皆さんが一番気になっているであろう結論からお伝えします。 クレイツ(CREATEs)は、正真正銘、日本のメーカーです 。  

株式会社クレイツは1984年に創業され、本社は福岡県福岡市にあります 。これは単なる営業拠点ではなく、製品開発の中心地です。40年以上にわたり日本の美容業界を支え、当初はパンチパーマ用のアイロン開発からスタートしたという、まさに現場叩き上げの歴史を持つ企業なのです 。  

その信頼性の証として、2023年の調査では日本のヘアサロンにおけるカールアイロンのシェアNo.1を獲得しています 。毎日何人ものお客様の髪を扱うプロが選ぶということは、それだけ性能と耐久性に優れているという何よりの証明です。  

「どこの国のメーカー?」という疑問の裏には、「品質は信頼できるのか?」という気持ちが隠れていることが多いですよね。その点において、「日本のメーカー」であり、「プロからの支持が厚い」という事実は、クレイツの品質を語る上で非常に重要なポイントと言えるでしょう。

結論:買うことをおススメできるか?

これも結論から。はい、エンジニアの私が自信をもっておススメできます

その理由は、単に「人気だから」ではありません。製品エンジニアリングの観点から見て、クレイツが**「革新的なヘアケア技術」「プロユースに耐える堅牢な作り」**という、ともすれば相反する要素を見事なバランスで両立させているからです。

まず、ブランドの核となる独自技術「クレイツイオン®」は、単なるマイナスイオン発生機能とは一線を画す、科学的根拠に基づいたヘアケア技術です。これについては後ほど詳しく解説しますが、技術への深いこだわりが感じられます。

次に、製品ラインナップが非常に論理的に構成されている点も評価できます。初心者向けのエントリーモデルから、プロ仕様のスタンダードモデル、そして最高のヘアケアを追求するハイエンドモデルまで、それぞれの価格帯で明確な価値を提供しています 。これは、メーカーがユーザーのニーズを深く理解し、それに応える製品を的確に設計・開発している証拠です。  

そして何より、多くの口コミや製品仕様を分析すると、長期間にわたって安定した性能を発揮する耐久性の高さが伺えます 。これは品質保証に携わる者として、最も重視するポイントです。  

技術への探求心、ユーザー視点の製品開発、そして信頼性の高い品質。これらが揃っているからこそ、私はクレイツの製品を「買う価値がある」と判断します。

このメーカーのおすすめ製品は?

「クレイツがいいのは分かったけど、種類が多すぎて選べない!」という方のために、ここでは3つのニーズに合わせて、エンジニア目線で選んだ鉄板モデルをヘアアイロンとドライヤーそれぞれでご紹介します。

  • エントリーモデル:これからクレイツを試したい、コスパを重視したい人向け
  • ミドルレンジ:プロと同じ道具で本格的なスタイリングを目指したい人向け
  • ハイエンド:最高の性能で、髪へのダメージを極限まで抑えたい人向け

エントリーモデル:基本性能とコスパを両立

ヘアアイロン:9012 (キューゼロイチニ) イオンカールアイロン (32mm)

クレイツの世界への入り口として、これ以上ないモデルです。ブランドの心臓部である「クレイツイオン®」技術を手頃な価格(約9,000円~10,000円)で体験できるのが最大の魅力 。  

技術的には、120℃から200℃までの5段階温度調節機能を備え、パイプ、プレート、そして髪を挟むラバー部分にまでクレイツイオン®加工が施されています。これにより、滑らかな操作性と髪の潤いを両立しています 。さらに、海外対応(AC100-240V)なので旅行や出張にも持っていける使い勝手の良さも光ります 。  

【エンジニアの勘所】 このモデルの素晴らしい点は、低価格帯でありながらブランドの核となるクレイツイオン®加工を惜しみなく搭載していることです。加えて、約1時間で電源が切れる自動電源OFF機能など、ユーザーが「あったら嬉しい」と感じる安全・便利機能もしっかりと押さえています 。まさに、コストパフォーマンスを突き詰めた優れた設計思想が見て取れます。  

ドライヤー:エレメアドライケアポータブル (SCD-L01F)

性能を犠牲にしない、コンパクトで軽量(本体重量わずか315g)な折りたたみ式ドライヤーです 。自宅での使用はもちろん、旅行やジムなど、どこでも本格的なヘアケアをしたい方に最適です。  

1200Wの十分なパワーを持ちながら、温度を60℃、80℃、100℃の3段階、さらに風量も3段階に調整可能 。この細かな設定が、パーソナルなヘアケアを実現します。  

【エンジニアの勘所】 ドライヤーの小型化は、モーター性能と風路(空気の通り道)設計の技術力が直接的に問われる分野です。このモデルは、軽量なボディに1200Wの出力を確保しつつ、温度と風量を独立して細かく調整できる点が非常に優れています。特に、髪への熱ダメージを最小限に抑えるための60℃という低温設定が用意されている点は、メーカーのヘアケアに対する真摯な姿勢の表れと言えるでしょう 。  

ミドルレンジ:プロが愛用する「ザ・スタンダード」

ヘアアイロン:カールプロ SR シリーズ (32mm)

これぞクレイツの代名詞。多くの美容師に長年愛され続ける、プロ仕様の決定版です。シリーズ累計販売台数は130万台を突破しており 、その信頼性は折り紙付き。性能と耐久性を高次元で求めるなら、まず検討すべきモデルです。  

120℃から210℃まで10℃刻みで設定できる10段階の幅広い温度調節機能が特徴 。パイプ部には、滑りと耐久性に優れた「クレイツイオン®チタニウム」加工と、髪に優しくフィットし適度なテンションをかける「クレイツイオン®シリコンラバー」を搭載 。さらに、熱効率の高いセラミックヒーターを2枚搭載することで、約90秒という素早い立ち上がりと、使用中の温度低下の抑制を実現しています 。コード長もプロ仕様の3.0mです 。  

【エンジニアの勘所】 このモデルこそ、クレイツの「プロ品質」を最も体現しています。特に注目すべきはデュアルセラミックヒーターです。これは熱応答性と安定性の要。アイロンを髪に通した際にプレート温度が下がる「ヒートロス」を最小限に抑える設計は、ムラのない美しいカールを作るための極めて重要な技術です。また、耐摩耗性と平滑性に優れたチタン加工と、髪を逃さず的確なテンションをかけるシリコンラバーの組み合わせは、まさにプロの厳しい要求に応えるための機能的な設計と言えます 。  

ハイエンド:最高の性能と究極のヘアケアを求めるあなたへ

ヘアアイロン:エレメアカール (32mm)

「カールプロ SR」からさらに一歩進み、「プレミアムクレイツイオン®」技術によって究極のヘアケアを目指したモデルです。頻繁にスタイリングをするけれど、ダメージは絶対に最小限にしたい、という美意識の高い方にこそ使ってほしい一台。

最大の特徴は、低温40℃から高温220℃まで、20℃毎の10段階という驚異的な温度設定範囲です 。40℃という低温は、もはやカールを作るためではなく、髪にツヤを与えたり、トリートメント効果を高めたりするための温度。まさにヘアケアデバイスです。もちろん海外兼用(100V-240V対応)です 。  

【エンジニアの勘所】 40℃という低温設定は、単にヒーターの出力を絞るだけでは意味がありません。これは、プレミアムクレイツイオン®から放出される遠赤外線(育成光線)の効果に絶対の自信があるからこそ可能な設計です。熱だけに頼らず、髪の内部から水分バランスを整え、髪本来の美しさを引き出すというアプローチは、技術的に非常に先進的です。まさに「技術のクレイツ」を象徴する製品と言えるでしょう 。  

ドライヤー:マグネットヘアプロ ドライヤーゼロ (HCD-G07CB)

クレイツのドライヤー技術の粋を集めた、現行のフラッグシップモデル。驚異的な軽さ、パワフルな風、そして髪質やスタイルに合わせて設定を最適化できるカスタマイズ性を兼ね備えています。

業界最軽量クラスのわずか350gという本体重量は、一度持つと他のドライヤーが重く感じてしまうほど 。心臓部には高効率・長寿命なBLDCモーターを搭載し、圧倒的な大風量を実現しています 。そして最大の革新は、  

5段階の温度(40℃~120℃)と3段階の風量を組み合わせ、合計15通りもの設定が可能なこと 。これにより、どんな髪質の人でも自分だけの「最適な乾燥プログラム」を見つけることができます。iFデザインアワードやグッドデザイン賞を受賞するなど、その機能美も高く評価されています 。  

【エンジニアの勘所】 350gという軽さは、モーターやファン、筐体設計をゼロから見直さなければ到底実現不可能な数値です。高効率なBLDCモーターの採用は、軽量化、大風量、そして長寿命化のすべてに貢献するキーテクノロジーです。さらに、15通りものカスタマイズ機能は、この製品が単なる「髪を乾かす道具」ではなく、「髪質をコントロールするデバイス」であることを示しています。ユーザーが能動的に自分の髪に最適な設定を選べるという思想は、エンジニアとして非常に興奮を覚えます 。  

おすすめ製品スペック比較表

ここまで紹介したモデルのスペックを一覧にまとめました。ご自身の使い方や予算に合わせて、最適な一台を見つける参考にしてください。

スクロールできます
カテゴリモデル名価格帯(税込)温度設定独自技術/加工本体重量(コード除く)コード長特徴
ヘアアイロン9012 イオンカール¥9,012~120~200℃ (5段階)クレイツイオン®約290g (32mm)約2.0m海外対応・高コスパ
カールプロ SR¥10,670~120~210℃ (10段階)チタニウム&シリコンラバー約295g (32mm)約3.0mプロ仕様の定番・高耐久
エレメアカール¥13,200~40~220℃ (10段階)プレミアムクレイツイオン®約285g (32mm)約3.0m究極のヘアケア・低温設定
ドライヤーエレメアドライケアポータブル¥23,650~60~100℃ (3段階)+COOLプレミアムクレイツイオン®約315g約2.0m軽量・折りたたみ可能
マグネットヘアプロ ドライヤーゼロ¥32,450~40~120℃ (5段階)キュアクリスタルディフューザー約350g約3.0m超軽量・15通りカスタマイズ

このメーカーの製品はよい製品か? (エンジニアによる技術解説)

クレイツ製品の良し悪しを判断するには、その心臓部である独自技術を理解することが不可欠です。ここでは、エンジニアの視点からその技術を深掘りします。

The Core Technology: クレイツイオン®の正体

「クレイツイオン®」と聞くと、漠然と「髪に良いイオンが出るんだろうな」と思う方が多いかもしれません。しかし、その正体はもっと物理的で、**マテリアルサイエンス(材料科学)**に基づいた技術です。

この技術の根幹は、数十種類の天然鉱石を厳選し、独自にブレンドして微細なパウダー状にしたものにあります 。このパウダーを、アイロンのプレートやドライヤーの内部部品に加工しているのです。  

これらの特殊な鉱石が放出するのが、遠赤外線(Far-Infrared Rays, FIR)、特に「育成光線」や「テラヘルツ波」と呼ばれる特定の波長帯の電磁波です 。  

【エンジニアの解説】 少し専門的になりますが、遠赤外線には物質の内部に浸透し、その分子(この場合は水分子)を振動させて内側から発熱させる特性があります。一般的なドライヤーのニクロム線ヒーターが、髪の「外側」から熱風で焼くように乾かすのに対し、クレイツイオン®から出る遠赤外線は、髪の「内側」にある水分を直接振動させて効率よく気化させます。

これにより、髪表面の過度な加熱(オーバードライ)を防ぎながら、速乾性を高めることができるのです。これが、クレイツ製品が「潤いを保ちながらスタイリングできる」と謳う最大の技術的根拠です 。また、このプロセスで発生するマイナスイオンが髪の静電気を中和し、キューティクルを整えてくれる効果も期待できます 。  

Material Selection: なぜチタニウムとシリコンラバーなのか

優れた技術も、それを活かす素材選びが伴わなければ意味がありません。プロ仕様の「カールプロ SR」などに採用されている素材には、明確な機能的理由があります。

チタニウム加工

プロ仕様モデルのプレートに採用されているチタン加工 。これには3つの大きなメリットがあります。  

  1. 高い耐久性:非常に硬く、傷がつきにくい。
  2. 優れた熱伝導性:プレート全体の温度を均一に保ち、温度ムラを防ぐ。
  3. 抜群の平滑性:表面が非常に滑らかで、髪への摩擦を最小限に抑える 。  

【エンジニアの解説】 ヘアアイロンのプレートに求められる最も重要な特性は「平滑性」と「耐摩耗性」です。表面がザラザラしていたり、コーティングが剥がれたりすると、髪のキューティクルを物理的に傷つけてしまいます。チタンは非常に硬く滑らかな金属なので、キューティクルへのダメージを極限まで低減します。毎日何人ものお客様を相手にし、時には薬剤が付着することもあるプロの過酷な現場で、長期間にわたって初期性能を維持できるチタンが選ばれるのは、エンジニアとして非常に合理的な選択だと感じます 。  

シリコンラバー

プレートやパイプの側面に配置されている弾性のあるラバー素材です 。  

【エンジニアの解説】 これは、設計者の工夫が光る見事なアイデアです。ヘアアイロンには「髪をしっかり挟む力(テンション)」と「滑りの良さ」という、二律背反の課題が常に存在します。金属プレートだけだと、特に髪が細い方や量が少ない方は、スルッと髪が逃げてしまってうまく巻けません。そこで、弾性のあるシリコンラバーを配置することで、髪一筋一筋に優しくフィットし、滑ることなく、しかし強すぎない絶妙なテンションをかけることができるのです。これにより、誰でもプロが作ったような、均一で弾力のあるカールが作りやすくなる、というわけです 。  

このメーカーの生産地(工場)はどこか?

調査したところ、クレイツ製品の主な生産地(工場)は中国です 。  

「え、日本のメーカーなのに中国製なの?」と少し不安に思われた方もいるかもしれません。しかし、現代の高品質な電化製品において、これは極めて標準的かつ合理的な生産体制です。

【エンジニアの視点】 ここで重要なのは、「どこで作られたか(Made in)」よりも**「誰が設計し、誰の基準で品質管理しているか(Designed by / Quality Controlled by)」**です。

例えば、AppleのiPhoneは「Designed by Apple in California, Assembled in China」と記されていますよね。これと同じで、クレイツは製品の心臓部である設計開発、そして品質基準の策定を日本の本社で行っています 。その上で、世界最高レベルの製造インフラを持つ中国の工場で生産を行う。この「設計は日本、生産は中国」というモデルは、日本の厳しい品質基準を維持しながら、世界中のユーザーに製品を届けるための、最も効率的で優れた戦略なのです。  

品質の責任は、あくまでも設計・開発元である日本の株式会社クレイツにあります。ですから、「中国製」であることを理由に品質を心配する必要は全くありません。

設計はどこで行っているか?

前述の通り、製品の設計・開発は日本の福岡にある本社が中心となって行われています 。  

クレイツの企業理念には、「プロフェッショナル市場、コンシューマー市場、海外市場からの情報を集約し、グローバルで多角的な視点から先進的な商品開発を実現する」とあります 。  

これは、彼らの設計が机上の空論ではないことを示しています。特に、最も要求水準の高いユーザーである日本のプロ美容師たちの声をダイレクトに製品開発に反映できる環境が、クレイツの最大の強みです 。プロ用の製品で培った耐久性や操作性、ヘアケア技術のノウハウを、一般消費者向けの製品に最適化して落とし込む。この開発サイクルが、クレイツ製品全体の信頼性と性能の高さを根底から支えているのです。  

また、韓国で開発された「Repit」ブランドのアイロンを積極的に取り入れるなど、自社の技術に固執するだけでなく、世界中の良いものを柔軟に取り入れる姿勢も、開発力の高さを物語っています 。  

品質は大丈夫か? (品質保証エンジニアの視点)

企業の公式サイトでは「徹底した品質管理」が強みとして挙げられています 。では、実際のところ品質は本当に大丈夫なのでしょうか?品質保証のプロの視点から分析します。  

まず、ユーザーレビューを分析すると、驚くほど長期間、製品を愛用しているユーザーが多いことに気づきます。「5年使っている」「9年経っても故障しない」「10年以上現役」といった声が多数見つかりました 。ひとつの電気製品をこれだけ長く、しかもほぼ毎日使うユーザーがいるという事実は、設計の堅牢性、部品選定の確かさ、製造品質の安定性を示す非常に強力な証拠です。  

一方で、「1年で壊れた」といった短期での故障報告も少数ながら存在します 。これは一見矛盾しているように思えますが、工業製品の品質を考える上では自然な現象です。  

【エンジニアの解説:故障率のバスタブカーブ】 工業製品の故障率には、時間の経過とともに特徴的な推移を示す**「バスタブカーブ」**という考え方があります。

  1. 初期故障期:使い始めの早い段階で発生する故障。製造上の欠陥や部品の初期不良が原因。
  2. 偶発故障期:故障率が低く安定している期間。製品は安定して稼働する。
  3. 摩耗故障期:部品の寿命や経年劣化により、故障率が再び上昇する期間。

レビューで見られる短期の故障は、この「初期故障」に該当する可能性が高いです。どんなに厳しい品質管理を行っても、初期不良の発生率を完全にゼロにすることは統計的に不可能です。

ここで重要になるのは、万が一初期故障が発生した際に、メーカーが誠実に対応する体制を整えているかどうかです。その点、クレイツは購入から1年間のメーカー保証を設け、保証期間が過ぎた製品についても公式サイトから修理を申し込める体制を整えています 。これは、自社製品に最後まで責任を持つというメーカーの姿勢の表れであり、消費者としては非常に安心できるポイントです。  

結論として、一部の初期不良は存在するものの、大多数の製品が長期間安定して稼働している実績から、クレイツの品質は**「非常に信頼性が高い」**と評価できます。

このメーカーの製品は買っても大丈夫?評判は?

技術的な話も重要ですが、最終的に気になるのは「実際に使った人はどう感じているのか」ですよね。ここでは、ネット上のリアルな口コミを、良い点・悪い点に分けて正直にご紹介します。

良い口コミ

  • 仕上がりの美しさ:「とにかく髪がツヤツヤ、サラサラになる」という声が圧倒的多数です。特に、クレイツイオン®の効果を実感しているユーザーが多く、「ダメージが気にならなくなった」「美容院帰りのような手触り」といった高評価が目立ちます 。  
  • 高いスタイリング性能:「温まるのが早い」「滑りが良くて巻きやすい」「カールが一日中キープできる」など、ヘアアイロンとしての基本性能を絶賛する声が非常に多いです 。ドライヤーに関しても、「風量が強くてすぐ乾く」という速乾性の高さを評価する口コミが多数ありました 。  
  • 優れた操作性:「軽くて手が疲れない」「コードが長くてコンセントの位置を気にせず使える(プロ仕様モデル)」など、日々の使いやすさに関する満足度も高いです 。  
  • 高耐久性:前述の通り、「何年も壊れない」という耐久性の高さを評価する声は、クレイツの信頼性を象徴する口コミとして数多く見られます 。  

悪い口コミ

  • 重量とサイズ:特にプロ仕様のドライヤーや旧モデルのアイロンに対して、「少し重い」「折りたためないので収納に困る」といった意見が見られます 。ただし、これはプロ仕様の堅牢性とのトレードオフであり、最新の「ドライヤーゼロ」のような軽量モデルでは解消されつつある問題です。  
  • 操作ボタンの位置:これは複数のモデルで見られる共通の指摘ですが、「使っている最中に温度調整ボタンに手が当たってしまい、意図せず設定が変わってしまう」という口コミがあります 。グリップの仕方によっては、少し気になるかもしれません。これは人間工学的な設計の改善点と言えそうです。  
  • 耐久性への懸念:ごく少数ですが、「すぐに壊れてしまった」という報告もあります 。これは前述の「初期故障」に該当するケースだと考えられますが、購入者にとっては残念なポイントであることは間違いありません。  
  • 一部機能への不満:「コードが短い(一般向けモデル)」「カールのキープ力が思ったより弱い日がある」など、個人の使い方や髪質に起因すると思われる不満点も散見されました 。  

まとめ

さて、エンジニアの視点からクレイツというメーカーを徹底的に解剖してきましたが、最後に重要なポイントをまとめます。

  • クレイツは、福岡に本社を置く正真正銘の日本の美容家電メーカーです。
  • 設計開発は日本で行い、主な生産は中国の工場で行うという、品質と効率を両立した現代的なグローバル生産体制を敷いています。
  • **「クレイツイオン®」**という、遠赤外線を活用した科学的根拠のある独自技術を核に、髪へのダメージを抑えながら高いスタイリング性能を実現しています。
  • プロの現場で長年支持され続けてきた実績が示す通り、品質と耐久性は非常に高く、ユーザーからの評判も総じて良好です。

最終的なおススメ

エンジニアとして、そして一人の消費者として、私はクレイツ製品を「自信を持って買い」だと断言できます

その理由は、マーケティング先行の曖昧な機能ではなく、しっかりとした技術的裏付けがあること。プロが認める揺るぎない基本性能があること。そして、ユーザーの多様なニーズに応えようとする真摯な製品開発姿勢が、その製品ラインナップから明確に見て取れるからです。

もしあなたが、

  • 価格を抑えつつも、信頼できる確かな品質を手に入れたいなら**「9012シリーズ」**
  • プロと同じ道具を使って、本格的なスタイリングを毎日楽しみたいなら**「カールプロ SR」**
  • そして、予算が許す限り最高の性能で、未来の髪まで美しくいたわりたいなら**「エレメア」や「マグネットヘアプロ」シリーズ**

が、あなたの期待に必ず応えてくれるはずです。

毎日使うものだからこそ、信頼できるメーカーの、心から納得できる一品を選びたいもの。この記事が、あなたのベストなヘアケアパートナー選びの助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人

現役エンジニア 歴12年。
仕事でプログラミングをやっています。
長女がスクラッチ(学習用プログラミング)にハマったのをきっかけに、スクラッチを一緒に学習開始。
このサイトではスクラッチ/プログラミング学習、エンジニアの生態、エンジニアによる生活改善について全力で解説していきます!

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