この記事のポイント
エンジニア新社会人1年目の方におススメのビジネス本紹介します。
- エンジニア歴12年
- 大手メーカー勤務
- プログラミング&ハード設計
- 年間50冊はビジネス本を読み漁る
はじめに 同期と差をつけたいあなたに
この春新社会人になられた皆さんおめでとうございます!
学生時代から一気に責任ある社会の一員になるこのタイミングですが、希望に満ち溢れているのと同じくらい大きな不安も抱えているのではないでしょうか?
私も社会人1年目は不安の連続でした。ただし断言します。ほぼ慣れの問題です!
不安はみんな抱えているから問題ありません。
そんな一律みんなが不安を抱えている状況で、上手くスタートダッシュを切ることができると、同期の中で一目置かれた存在になることできます。すると、先輩や上長から信頼され、さらに責任ある仕事が任されるようになります。そしてそれをこなすと・・・というように良い循環が回り始めるようになりグングン成長できるようになります。
最初の1年で良いイメージを先輩・上長に与えることが重要ですね。
この記事ではエンジニア1年目が身につけておくべきスキルと、それを身につけることができるおススメ本を紹介していきます。
エンジニア社会人1年目に身につけておくべき3つのスキル
エンジニアなのでバリバリ技術力を身につけてやるぞ!と思われている方もいらっしゃると思いますが、
ちょっと待ってください。
社会人1年目に身につけておくべきスキルはどちらかというと技術よりも、ベースとなるビジネス一般的なスキルになります。
何故ベースのビジネススキルが必要かと言うと、いくら素晴らしい技術力があったとしてもベースのスキルがないと誰にも理解してもらえないからです。特にビジネスの現場では、今までの大学のように全員が同じ分野領域の人ばかりでなく、営業の人、調達の人、生産現場の人、お客さんと言った様々な関係者と意思疎通を図って仕事をする必要があるためです。
特に重視したいのは以下の3つのスキルです。
- 伝える力
- 書く力
- 考える力
以下で一つづつ説明していきます。
伝える力
「伝える力」はすべての根幹と言えるスキルです。
自身の成果・進捗報告、自分のわからないこと質問、仕事の依頼等々、ビジネスの現場ではとにかく伝えるということがすべての基本となります。
伝わらない=何も仕事をしていない と言っても過言ではありません。それほど自身の考えを伝えるということは重要なスキルです。
私も社会人1年目は、教育担当者に「何を言っているのかわからない」とよく言われたものでした。それが今やブログでライティングしているのですから、人は進歩するものです。
書く力
「書く力」は「伝える力」をさらに増幅させることができます。
書いて文章で伝えることができるようになると以下のメリットがあります。
- 拡散力。多くの人に考えを伝えることできるようになります。
- 非同期コミュニケーション。時間を超えて考えを伝えることができるようになります。
- 思考力。書くことは=考えることです。思考力を深めることができます。
考える力
そして、最後に「考える力」です。特に「ロジカルシンキング(論理的思考力)」が重要なスキルとなります。
筋道の通った思考ができると、問題解決がスムーズになります。また、ロジカルシンキングは伝える力にも影響を及ぼします。ロジカルが通った伝え方をすることで、それを聞いた、もしくは、読んだ相手はあなたの考えをよりクリアに理解することができ、仕事がドンドンスムーズになっていきます。
「伝える力」「書く力」「考える力」は独立した力ではなく、相互にも影響を及ぼしていることがわかります。従って、すべてを鍛えることで、相互に能力がさらにアップします!
最初の1年で読むべきおススメのビジネス本5選
自己研鑽のために最もコスパの良い投資は間違いなく「読書」となります。2000円以下でこれらのスキルを体系的に学ぶことができるのは読書だけです。
エンジニア1年目におススメのビジネス本は以下の5冊となります。これらすべての本はふわふわとした抽象的な精神論ではなく、明日からすぐに実行できるくらい具体的なアクションに落とし込んでくれたかなり実践的な本です。
- 書く技術・伝える技術
- コンサル一年目が学ぶこと
- 世界一やさしい問題解決の授業 自分で考え、行動する力が身につく
- 行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術
- エンジニアの成長戦略 一生食べていけるキャリアをつくる
以下で一つづつ紹介していきます。
すべて私も所持して何度も読みなおしているおススメの本です!
1 書く技術・伝える技術
タイトルの通り!書く技術・伝える技術が爆上がりする具体的なメソッドがまとめられた本です。
項目 | 身に付く力レベル |
---|---|
伝える力 | |
書く力 | |
考える力 |
この本でのポイントは以下です。
- 読み手の「メンタルモデル」に配慮することで、自然と読めて理解できる文章の書き方が学べる。
- パラグラフライティングの基礎が学べる。
- ビジネスの伝えるための文章は「才能」ではなく「学習」で習得できる。
特に読み手の「メンタルモデル」という存在と、それを上手く利用することで読み手に負担の少ない文章を書くことができるという点が新たな視点で、かなり有効であることを私自身も実感した点です。
ページ数も200ページちょっとなので1日で読むことができ、さらに伝える技術を解説した本だけあって非常にわかりすい内容となっています。
この本だけは本当に社会人1年目で読みたかった本です。これを最初から知っているのと、そうでないのとでは大きな差が生まれると思えるくらいの一冊です。
2 コンサル一年目が学ぶこと
コンサル関係なしで役立つ!すべてのビジネスパーソンのベーシックスキルがまとめられた一冊
項目 | 身に付く力レベル |
---|---|
伝える力 | |
書く力 | |
考える力 |
この本のポイント以下です。
外資系コンサルで必須となるプロジェクト・マネジメント・オフィス力、すなわち、プロジェクトを進めるためのベーシックスキルが分かりやすく20ポイントにまとめられています。
特に新人におススメなのは議事録の取り方の部分です。新人の業務でよく求められるのは議事録を取る業務です。ここで議事録を要所を押さえて作成することができるようになると、先輩たちからこの新人は会議のポイントちゃんとつかめていると認識され、重要な仕事を振ってもらえるようになります。
3 世界一やさしい問題解決の授業 自分で考え、行動する力が身につく
ものがたり形式でわかりやすい!ロジカルシンキングの本質が自然と身につく決定版
項目 | 身に付く力レベル |
---|---|
伝える力 | |
書く力 | |
考える力 |
この本のポイントは以下です
ものがたり形式で、仮説思考、モレなくダブりなく、ロジックツリー、ロジカルシンキングと言った問題解決の要素を体系的に学ぶことができる一冊です。優しそうな内容に見えて、世界最高峰コンサルティング会社マッキンゼーの考え方を学ぶことができる素晴らしい本です。
この本を読んでいると、問題解決って意外と単純なんだな、実は普段からやっていることが問題解決につながる思考なんだなと思えるようになります。
私はこの一冊で問題解決に対して、身構えることなくなりました。確実にあなたの思考力に自信がつく一冊です!
4 行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術
網羅的に仕事術を学ぶことができる辞書的な一冊!いつでも手元に置いて参考にしましょう。きっと解決策がみつかります!
項目 | 身に付く力レベル |
---|---|
伝える力 | |
書く力 | |
考える力 |
万べなく「伝える力」「書く力」「考える力」を学ぶことができる一冊です。他の本を読む前の導入して読み始めるのが良いと思います。そしてさらに磨きたい力を先ほどの3冊の内から選んで深堀りしていく学びかたがおススメです。
また、すべての力に対しての解決策をまとめてくれているので、自分が仕事で困っているなと思った時に辞書的に使うことができます。
私もこの本は何度も読み返しています。全部読むというより困ったときに参照するというスタイルが使いやすい本だと思います。
5 エンジニアの成長戦略 一生食べていけるキャリアをつくる
すべてのエンジニア必読!エンジニアキャリアの羅針盤的一冊!とりあえずデスクに置いておきましょう。
項目 | 身に付く力レベル |
---|---|
エンジニア力 |
最後に3つの力とは離れますが、ここで初めてエンジニア新社会人のための一冊を紹介します。
この本を読むとエンジニアを目指したあなたを肯定し、その道を進む勇気を与えてくれます。そして、励ましだけではなく、エンジニアキャリアを高めるための具体的なアクションプランを提示してくれます。
自身のエンジニアタイプ、そのタイプ別の能力の伸ばす方向性、そして若いうちから学ぶことの大切さを教えてくれます。いつでも読み返せるように会社のデスクに忍ばせておきましょう。きっとエンジニアのあなたを勇気づけてくれます。
私も何度も読んでいるお気に入りの一冊です。若手のときだけでなく、キャリアのどのフェイズでも読んで役に立つ一冊です。
さいごに
この記事ではエンジニア1年目から鍛えるべき3つの力と、その力を鍛えるためのおススメの本を5冊紹介しました。これらすべてを購入しても1万円にも満たないので、入手しない手はありません。
これからの皆さんのエンジニアライフをより充実することを心から祈っております!そしてエンジニアの力で世界をより豊かにしていきましょう!それだけの力を皆さんは持っているのです。
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