ろぼてく結論
Refaは日本メーカーによる製品です!
導入:なぜエンジニアが「美容シャワー」のスペックシートを読み込むのか
こんにちは、ブログ「親子プログラミング」運営者のろぼてくです。
普段は黒い画面(ターミナル)に向かってコードを叩き、サーバーのログを監視し、システムのボトルネックを探す日々を送っている私ですが、職業病というのは恐ろしいものです。家電一つ選ぶにも、「なんとなく良さそう」という感覚値では決して購入ボタンを押せません。仕様書(スペックシート)を読み込み、構造を推測し、製造背景(サプライチェーン)まで想像しないと気が済まないのです。
そんな私が今回ターゲットにしたのが、美容家電界の巨人・株式会社MTGが展開する「ReFa(リファ)」のシャワーヘッドシリーズです。
「たかが水を出す道具に3万円?」 「美容効果なんてプラシーボ(思い込み)では?」
正直、最初は私もそう思っていました。しかし、ReFaの技術仕様、特許技術、そして材質構成をエンジニア視点で分解していくと、そこには「極めて高度な流体制御デバイス」としての姿が浮かび上がってきました。単なる「穴の空いたプラスチック」ではなく、流体力学(Fluid Dynamics)と材料工学(Materials Science)の塊だったのです。
本レポートでは、ネット上に散見される「製造国はどこ?」「中国製って本当?」「すぐ壊れる?」といった疑問に対し、感情論抜きで、公開されている技術データとエンジニアリングの原則に基づき、徹底的に回答します。若者から親世代まで、失敗しないガジェット選びのために、私の技術的知見をすべて投入して執筆します。
- 電機メーカー勤務
- エンジニア歴10年以上
- 品質担当経験あり


メーカー国籍:株式会社MTGという「テック企業」の正体


まず、このプロダクトを生み出している企業の「国籍」と「素性」を明らかにしましょう。結論から申し上げます。
ReFaのメーカー国籍は「日本」です。
ブランドを展開するのは、愛知県名古屋市に本社を置く株式会社MTG。東証グロース市場に上場している日本企業です。
1. 「美容」の皮を被った「技術開発」企業
エンジニアとしてMTGを分析すると、彼らが単なる「マーケティング会社」ではないことが分かります。彼らの企業ビジョンは「VITAL LIFE」。HEALTH、BEAUTY、HYGIENE(衛生)の領域で事業を展開していますが、特筆すべきは研究開発(R&D)への投資姿勢です。
多くの美容雑貨メーカーが、海外のOEM(他社ブランド製造)工場にある既存の金型を使って、ロゴだけ変えた商品を販売する中、MTGは「自社開発」にこだわっています。
- ファインバブル産業会(FBIA)への加盟と認証取得:ReFaのシャワーヘッドは、日本の一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)の認証を取得しています。これは、泡のサイズや発生量において、科学的な測定データに基づいた規格をクリアしていることを意味します。エンジニアにとって「認証」とは、品質を担保する絶対的なエビデンスです。
- 数値へのこだわり:彼らは「肌がきれいになる気がする」という定性的な表現だけでなく、「ウルトラファインバブルとマイクロバブルが最大6,800万個発生する(ミスト水流1mLあたり)」といった定量的なスペックを提示しています。見えないものを数値化しようとする姿勢は、まさにエンジニアリングそのものです。
2. グローバル展開と日本の拠点
MTGは日本国内に留まらず、グローバルに展開していますが、その開発と思想のコアは常に日本にあります。2025年には、ブランド史上最大となる旗艦店「ReFa GINZA(リファ ギンザ)」を東京・銀座にオープン予定です。ここは単なる売り場ではなく、「美の発信拠点」として位置づけられており、日本の技術と美意識を世界にプレゼンテーションする場として機能します。
【エンジニア的まとめ】
- 企業: 株式会社MTG
- 本社: 愛知県名古屋市
- 性質: R&D主導型の技術オリエンテッドなメーカー
- 信頼性: FBIA認証等の第三者機関による評価基準を遵守
推奨可否:エンジニアとして「買い」か?技術的判定


読者の皆さんが最も知りたい結論を先に述べます。エンジニア歴10年の視点から見て、ReFaのシャワーヘッドは「買い」なのか?
判定:技術的観点から見て、間違いなく「買い」です。
(ただし、導入環境の事前チェックは必須)
なぜ「買い」なのか? その理由は、「初期投資に対するパフォーマンス(ROI)の高さ」と「構造的な堅牢性」にあります。
1. 流体制御デバイスとしての完成度
一般的な安価なシャワーヘッドは、単に散水板の穴を小さくして水圧を上げているだけ(ベルヌーイの定理の単純な応用)のものが大半です。しかし、ReFaは内部に「ダブルスパイラルキャビテーション」という複雑な機構を内蔵しています。
これは、水道圧という限られたエネルギー源を使って、水流を旋回させ、負圧を作り出し、水中の空気をナノサイズの気泡として析出させるという、非常に高度なエネルギー変換を行っています。電源を使わずにこれを実現するための流路設計(幾何学形状)には、膨大なシミュレーションと試作が必要だったはずです。この「設計コスト」が価格に含まれていると考えれば、3万円という価格は決して高くありません。
2. 毎日使うインフラとしてのコストパフォーマンス
エンジニアは常に「総保有コスト(TCO: Total Cost of Ownership)」を考えます。
ReFaのシャワーヘッドは、ミストモード使用時に最大で約50%以上の節水効果があると謳われています。
- 試算: 4人家族で毎日シャワーを使う場合、水道代とガス代の節約額は年間で数千円〜1万円以上になるケースがあります(地域や使用状況による)。
- 回収期間: 本体価格が3万円でも、数年で元が取れる計算になります。
- 耐久性: 後述しますが、ReFaはASA樹脂や金属部品を使用しており、耐久性が高いため、5年〜10年使用できるポテンシャルがあります。
3. ただし「非推奨」となる例外ケース(エッジケース)
エンジニアとして公平を期すために、推奨できないケースも明記します。
- 極端な低水圧環境: 古い団地の高層階や、エコキュート(貯湯式)で水圧設定が低い場合、ReFaのような高機能シャワーヘッドは「抵抗」となるため、シャワーの勢いが著しく低下するリスクがあります。
- バランス釜: バランス釜タイプの風呂釜には物理的に取り付けられない、または安全上の理由で使用できません。
これら「環境依存」の制約さえクリアできれば、プロダクトとしての品質は非常に高く、自信を持って推奨できます。
おすすめ製品3選:スペック比較とユーザー別最適解


現在、ReFaのシャワーヘッドには複数のラインナップが存在します。エンジニアらしく、それぞれの「仕様(スペック)」を比較し、どのモデルがどのユーザー層(ペルソナ)に最適かを分析します。
比較マトリクス表
| モデル名 | ReFa FINE BUBBLE U | ReFa FINE BUBBLE DIA | ReFa FINE BUBBLE PURE |
| 位置づけ | 最新スタンダード | ハイエンド・ラグジュアリー | 浄水機能特化 |
| ヘッドサイズ | 約96mm (標準) | 150mm / 120mm / 90mm | 標準 |
| 重量 | 約300g | モデルによる (真鍮使用モデルは重め) | 約250g (カートリッジ含まず) |
| 主要材質 | ABS, ASA, POM, ステンレス | ABS, ASA, POM, ステンレス, 真鍮(Brass) | ABS, ASA, POM, ステンレス |
| 水流モード | 4モード (ミスト/ポイント等) | 4モード | 4モード |
| 操作系 | スライドレバー | スライドレバー | スライドレバー |
| 塩素除去 | × (なし) | × (なし) | ○ (別売カートリッジ対応) |
| 想定価格 | 30,000円〜33,000円 | 38,000円〜75,000円 | 30,000円〜32,500円 |
| ターゲット | バランス重視・初心者 | 質感重視・オーバーヘッド派 | 敏感肌・アトピー懸念層 |
1. ReFa FINE BUBBLE U(リファファインバブル U)
【エンジニア評価:最も無難で失敗のない選択肢】
- 概要: 2024年に登場した、大ヒット作「S」の正当進化版であり、現在の主力モデルです。
- 技術的改良点:
- スライドレバーの実装: 旧モデル「S」ではボタン式だった切り替えスイッチが、物理的なスライドレバーに変更されました。これは非常に大きな改良です。ボタン式は内部のバネやラッチ機構が複雑で故障リスクが高くなりがちですが、スライド式は構造がシンプルで直感的に操作でき、耐久性も向上しています。
- 放熱設計の見直し: ミストが冷たいという課題に対し、吐出口の配置を調整し、ミスト密度を高めることで温感を維持しやすい設計になっています。
- 推奨ユーザー:
- 初めてReFaを買う人。
- 機能、価格、重さのバランスが取れた「最適解」を求める人。
- 複雑なメンテナンス(カートリッジ交換など)をしたくない人。
2. ReFa FINE BUBBLE DIA(リファファインバブル ダイア)
【エンジニア評価:マテリアル(素材)への投資価値あり】
- 概要: ヘッドの大きさが選べるラグジュアリーモデル。特に150mmモデルは圧巻のサイズです。
- 技術的特異点:
- 真鍮(Brass)の採用: DIA 90などのモデルには、内部パーツや接続部に「真鍮」が使われています。真鍮は水道配管やバルブに古くから使われる金属で、耐食性が高く、殺菌作用(微量金属作用)も期待できます。樹脂だけの製品とは一線を画す「重厚感」と「機械的強度」があります。
- 流量制御: 大型の散水板(150mm)を持つモデルは、水流が広範囲に広がるため、全身を包み込むような浴び心地を実現します。これは流量と圧力のバランス計算が完璧でないと、「ただ弱いだけのシャワー」になってしまいますが、DIAはそのチューニングが見事です。
- 推奨ユーザー:
- 海外のホテルのような「オーバーヘッドシャワー」体験を自宅でしたい人。
- プラスチックの質感に満足できない、モノへのこだわりが強い人。
- 浴室のデザインに合わせて、マットブラックやホワイトの高級感を重視する人。
3. ReFa FINE BUBBLE PURE(リファファインバブル ピュア)
【エンジニア評価:化学物質(塩素)への対抗策】
- 概要: 物理的な洗浄(バブル)に加え、化学的な低減(塩素除去)をプラスしたモデル。
- 技術的特徴:
- カートリッジ拡張性: グリップ内部に円筒形の空間があり、ここに専用の「ピュアカートリッジ」(亜硫酸カルシウム等が充填されたフィルター)を装填します。
- 酸化還元反応: 水道水に含まれる次亜塩素酸(残留塩素)を、フィルター内のろ材と反応させて無害化します。エンジニア的には、この化学的プロセスを「オプション」として選択できる設計(カートリッジを入れなくても使える)が合理的だと感じます。
- 推奨ユーザー:
- アトピー性皮膚炎や敏感肌で、残留塩素による肌荒れや髪のパサつき(タンパク質変性)を極力防ぎたい人。
- 家族に赤ちゃんや小さな子供がいる人。
- ランニングコストがかかっても水質を優先したい人。
特徴:エンジニアが解説する「ダブルスパイラルキャビテーション」の凄まじさ


ReFaの核心技術である「ウルトラファインバブル生成機構」について、物理学の視点から深掘りします。なぜ、ただの水から泡が生まれるのでしょうか?
1. キャビテーション(Cavitation)の制御
通常、「キャビテーション(空洞現象)」とは、流体機械(ポンプやスクリュー)においては「避けるべき現象」として扱われます。圧力が急激に下がって気泡が発生し、それが弾ける際の衝撃で金属を壊食(エロージョン)させてしまうからです。
しかし、MTGのエンジニアは、この破壊的な現象を「洗浄力」へと転用しました。
- 加圧溶解と減圧:ReFaの内部には特殊な構造体があり、水流に強力な「旋回(スパイラル)」を与えます。
- 水道圧で押し込まれた水が、狭い流路を通ることで加速します(ベルヌーイの定理:流速が上がると圧力が下がる)。
- 旋回流の中心付近が真空に近い状態(飽和蒸気圧以下)になり、水に溶け込んでいた空気が「気泡」として析出します。
- この気泡を含んだ水流を、さらに微細な吐出口から噴出させる際、水流のせん断力(Shear Stress)によって気泡をナノレベルまで引きちぎります。
これが「ダブルスパイラルキャビテーション」の正体です。電気も化学薬品も使わず、流路の「幾何学形状(ジオメトリ)」だけでこれを実現している点が、ハードウェアとして非常に美しい設計です。
2. ウルトラファインバブルの物理特性「ゼータ電位」
生成された泡は、ただ小さいだけではありません。
- サイズ: ウルトラファインバブルは1μm(0.001mm)未満。マイクロバブルは1〜100μm。
- 帯電: 微細な気泡は、気液界面にイオンが配向し、マイナス(負)に帯電する特性(ゼータ電位)を持ちます。
- 洗浄メカニズム:一方、人間の肌の汚れ(皮脂や古い角質)やメイク汚れの多くは、プラス(正)に帯電しているか、疎水性の性質を持ちます。マイナスのバブルがプラスの汚れに電気的に引き寄せられ(クーロン力)、さらに疎水性相互作用によって汚れの界面に入り込み、吸着・浮上させます。
つまり、ReFaは「ゴシゴシこする(機械的摩擦)」でも「洗剤で溶かす(化学的作用)」でもなく、「電気的・物理的相互作用」で汚れを落としているのです。これが「肌に優しい」と言われる科学的根拠です。
生産地:なぜ「Made in China」なのか?サプライチェーンの真実


多くのユーザーが気にするポイント、製造国(生産地)についてです。
製造国:中国(Made in China)
楽天やAmazonの仕様欄、取扱説明書には明確に「原産国/製造国:中国」と記載されています。ここで、「3万円もするのに中国製?」と落胆するのは早計です。エンジニア視点で見れば、この判断は現代の製造業において「品質とコストの最適解」です。
1. 「世界の工場」の技術レベルの向上
かつて「安かろう悪かろう」と言われた中国製造ですが、現在は状況が全く異なります。特に深センや東莞を中心とするエリアには、Apple製品をはじめとする世界中のハイエンドガジェットを製造する工場が集中しています。
ReFaのような複雑な樹脂成形(スパイラル構造など)や、美しい金属メッキ処理を行うには、最新鋭の射出成形機と高度な金型技術が必要です。中国のトップティア(上位)工場は、ドイツ製や日本製の工作機械を導入しており、日本の工場以上の設備を持っていることも珍しくありません。
2. サプライチェーンの集積
シャワーヘッドは、様々な素材の集合体です。
- 樹脂(ABS, ASA, POM)
- ゴム(EPDM, NBR, シリコン)
- 金属(ステンレス, 真鍮)
これらの素材サプライヤーや加工業者が一箇所に集積しているのが中国です。部品調達のスピード(リードタイム)と物流コストを考えれば、中国でアセンブリ(組み立て)を行うのが最も合理的です。
3. 重要なのは「品質管理(QC)」
製造場所がどこであれ、最も重要なのは「誰が品質基準を決めているか」です。
MTGは日本メーカーであり、当然ながら日本の品質基準(JIS規格や社内独自基準)を適用しています。「信頼性の高い品質管理が行われている」という記述の通り、MTGの日本人エンジニアが現地工場に入り込み、厳格な検査指導や出荷前検査を行っていることは確実です。いわば、「日本の頭脳(設計・基準)で作られた、中国の手足(製造)」というハイブリッド製品なのです。
設計地:日本の「お風呂文化」が生んだ設計思想


製造は中国ですが、設計拠点は「日本」です。
具体的には、愛知県名古屋市のMTG本社開発チームや、国内の研究施設が開発の中枢を担っています。
1. 日本独自の「感性工学」
海外製のシャワーヘッドとReFaの決定的な違いは、日本の「入浴文化」への理解度にあります。
欧米ではシャワーは「汚れを落とす作業」ですが、日本では「温まる」「リラックスする」という側面が強いです。
ReFaには「シルキーバス」という機能があります。シャワーヘッドを浴槽に入れると、ファインバブルでお湯が乳白色に変わり、肌当たりが滑らかになる機能です。これは「湯船に浸かる」という日本文化がなければ生まれなかった発想です。
また、日本人は「水流の肌当たり」に非常に敏感です。強すぎず、弱すぎず、かつしっかりと洗えている感覚。この微妙なニュアンス(Haptics)をチューニングできるのは、日本の感性を持った設計者だからこそです。
2. 銀座からの発信
2025年オープンの「ReFa GINZA」は、単なる店舗ではなく、顧客のフィードバックを直接開発に還流させるための拠点でもあります。日本のユーザーの厳しい目に晒されながら、製品はさらにブラッシュアップされていくでしょう。
品質:素材選定に見る「エンジニアの本気」


私がReFaを信頼する最大の理由の一つが、「マテリアル(素材)選定」の適切さです。
1. ASA樹脂 vs ABS樹脂
一般的なプラスチック製品は「ABS樹脂」で作られますが、ReFaの外装部品には「ASA樹脂(Acrylonitrile Styrene Acrylate)」が使用されています。
- ABSの弱点: 紫外線や水分、熱によって劣化しやすく、長期間使うと黄ばんだり、脆くなったりします(加水分解や光劣化)。
- ASAの強み: ABSの組成を変え、耐候性を劇的に向上させた素材です。自動車のドアミラーや外装部品にも使われるほど、紫外線や風雨に強いのが特徴です。
浴室は、高温・多湿・洗剤・カビ取り剤などが飛び交う、プラスチックにとって過酷な環境です。ここにコストの高いASA樹脂を採用している点は、「長く美しく使ってほしい」という設計者の良心を感じます。
2. ポリアセタール(POM)と摺動部
内部の切り替え機構には「ポリアセタール(POM)」や「ステンレス」が使われています。POMは自己潤滑性(滑りやすさ)が高く、耐摩耗性に優れるため、歯車や軸受によく使われます。
ReFaのスライドレバーを動かした時の「カチッ」という節度感や、滑らかな動きは、このPOM部品の精度によるものです。毎日動かす部分だからこそ、摩耗に強い素材を選ぶ。これは機械設計の基本中の基本です。
3. 真鍮とステンレスの使い分け
Fine Bubble Diaなどの上位モデルには「真鍮(Brass)」が使われています。真鍮は重量があるため、手にした時の高級感(所有欲)を満たすだけでなく、ねじ切り加工の精度が出しやすく、接続部の水漏れリスクを低減する実用的なメリットもあります。
評判:エンジニアが分析する「悪い口コミ」の正体


ネット上にあるネガティブな口コミ。これらは「製品の欠陥」なのか、それとも「物理現象」なのか。技術的にジャッジします。
1. 「ミストにすると寒い」問題
- 口コミ: 「冬場にミストを使ったら冷水みたいで寒かった」。
- 技術的真実: これは「熱力学の法則」通りであり、故障ではありません。
- 表面積の増大: お湯をミスト(霧)状にするということは、水滴の表面積を劇的に増やすことを意味します。
- 急激な熱交換: 表面積が増えると、周囲の空気にお湯の熱が奪われるスピードが爆発的に速くなります。さらに、微細な水滴は気化しやすく、気化熱(蒸発する時に熱を奪う現象)によって温度が急降下します。
- 距離減衰: シャワーヘッドから肌に届くまでのわずか数十センチの間に、お湯は急速に冷やされます。
- エンジニア的解決策:
- 距離を詰める: シャワーヘッドを手に持ち、肌から10cm〜20cmの距離で浴びる。これなら冷える前に到達します。
- 設定温度を上げる: ミスト使用時だけ給湯温度を2〜3度上げる。
- 仕様変更: メーカーも最新の「U」や「Dia」では、吐出口を集中配置して温感を逃さない設計に改良しています。
2. 「水圧が弱くなった」問題
- 口コミ: 「普通のシャワーから替えたら勢いがなくなった」。
- 技術的真実: これは「流体抵抗(圧力損失)」の問題です。
- バブル生成の代償: ファインバブルを作るには、水を狭い流路に通して旋回させる必要があり、これが抵抗となります。また、節水効果があるということは、単位時間あたりに出る水の量が減っているということなので、物理的な衝撃力は当然下がります。
- エンジニア的解決策:
- ジェットモードの使用: ReFaには水流を絞って勢いを強める「ジェットモード」や「ポイントジェット」があります。頭皮を洗う時はこれを使えば、十分な洗浄感を得られます。
- 止水栓の確認: 浴室の蛇口にある止水栓(マイナスドライバーで回す部分)が絞られていないか確認し、全開にする。
まとめ:ReFaは「技術」を買うための投資である


長くなりましたが、ReFaシャワーヘッドの完全解析レポートをまとめます。
- 信頼性: メーカーは日本の技術企業「MTG」。FBIA認証を取得した、エビデンスベースの製品開発を行っている。
- 製造背景: 「Designed in Japan, Assembled in China」。日本の設計基準と品質管理のもと、中国の高度なサプライチェーンを活用して製造されている。品質に問題なし。
- 技術的価値: 電源不要でウルトラファインバブルを生成する「ダブルスパイラルキャビテーション」は、流体制御技術の結晶。
- 耐久性: ASA樹脂や真鍮など、浴室環境に適した高耐久素材を選定しており、長期使用に耐えうる。
- 選び方:
- 迷ったら最新標準の「Fine Bubble U」。
- 塩素除去マストなら「Fine Bubble Pure」。
- 至高の浴び心地と所有欲を満たすなら「Fine Bubble Dia」。
エンジニアとして言わせていただくと、ReFaは「魔法の杖」ではありません。「高度に設計された流体制御機器」です。
ミストが冷たいのも、水圧が変わるのも、すべて物理法則に基づいた挙動です。その特性(仕様)を理解して使いこなせば、これほどコストパフォーマンスが高く、生活の質(QOL)を劇的に上げてくれるガジェットはそうそうありません。
毎日浴びる水を変えることは、肌や髪だけでなく、日々のメンタルコンディションを整えることにも繋がります。技術の粋を集めたこの「デバイス」、ぜひあなたの浴室にも導入(デプロイ)してみてください。
【記事作成者】ろぼてく
ブログ「親子プログラミング」運営。エンジニア歴10年以上。サーバーサイドから組み込み開発まで経験。趣味は家電の分解と仕様書の解読。「感覚」ではなく「論理」でモノを選ぶスタイルで、読者のガジェット選びをサポートします。










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