UGREENはどこの国のメーカー?品質は?10年目エンジニアが充電器とモバイルバッテリーを徹底レビュー

こんにちは!親子でプログラミングや最新ガジェットを楽しむブログ「https://oyako-programming.com/」を運営している、エンジニアブロガーの「ろぼてく」です。

私はこれまで10年以上、電気製品の設計や品質保証の仕事に携わってきました。その経験を活かして、皆さんがガジェットを選ぶ際の「これってどうなの?」という疑問に、技術的な視点からお答えしていきたいと思っています。

さて、最近Amazonやヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店で、急速に存在感を増している「UGREEN(ユーグリーン)」というブランド。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

「Anker(アンカー)にデザインも製品ラインナップも似ているけど、どこの国のメーカーなんだろう?」 「価格が安いのに高機能みたいだけど、品質や安全性は本当に大丈夫?」

そんな風に思っている方も多いはずです。かく言う私も、エンジニアとしてその実力は非常に気になるところでした。

そこでこの記事では、UGREENの正体から、主力製品である「充電器」と「モバイルバッテリー」の品質、安全性、そして世の中の評判まで、私のエンジニアとしての知見を総動員して、徹底的に掘り下げてレビューしていきます。この記事を読み終える頃には、あなたがUGREEN製品を買うべきかどうかが、明確になっているはずです。

この記事を書いた人
  • 電機メーカー勤務
  • エンジニア歴10年以上
  • 品質担当経験あり
ろぼてく
目次

【結論】UGREENはどこの国のメーカーか?

まず、皆さんが一番気になっているであろう結論からお伝えします。

UGREEN(ユーグリーン)は、中国・深圳(しんせん)に本社を置く、2012年設立の中国の家電製品ブランドです 。  

会社の正式名称は「深圳市绿联科技股份有限公司」(Shenzhen Ugreen Technology Co., Ltd.)と言います 。本社のある深圳は、Huawei(ファーウェイ)やTencent(テンセント)といった世界的な巨大IT企業が拠点を構える都市で、「中国のシリコンバレー」とも呼ばれるほどのイノベーションの中心地です 。  

UGREENの歴史を紐解くと、非常に興味深い事実が浮かび上がります。創業者の張清森氏は、2009年頃から他社ブランドの製品を製造する、いわゆるOEM(相手先ブランドによる生産)やODM(相手先ブランドによる設計・生産)の事業からスタートしました 。つまり、自社ブランドを立ち上げる前から、製品を「作る」プロフェッショナルだったわけです。  

これは、電気製品の品質を評価する上で非常に重要なポイントです。単に企画だけして製造を丸投げするブランドとは異なり、UGREENは製造のノウハウやサプライチェーンの管理、品質管理の基礎を固めた上で、満を持して自社ブランド「UGREEN」を2012年に立ち上げました 。この「メーカーとしての出自」は、彼らの技術的な基盤がいかにしっかりしているかを示す、一つの証拠と言えるでしょう。今やその製品は世界150カ国以上で販売され、従業員数も1000人を超えるグローバル企業へと成長しています 。  

【結論】買うことをおススメできるか?

では、そんなUGREENの製品は「買い」なのでしょうか?

エンジニアとしての私の最終的な判断は、**「条件付きで、非常におススメできる」**です。

その理由を具体的に説明します。

おススメできる点 UGREENの最大の魅力は、なんといってもその圧倒的なコストパフォーマンスにあります。次世代のパワー半導体であるGaN(窒化ガリウム)のような最新技術を積極的に採用し、業界のリーダーであるAnkerなどのトップブランドに匹敵する、あるいはそれを超えるような性能の製品を、より手頃な価格で提供しています 。特に、この記事で詳しくレビューする「充電器」の分野では、その高い技術力と価格のバランスが際立っており、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となることは間違いありません。  

考慮すべき点(条件) 一方で、「無条件に何でもおススメ」とは言えない側面もあります。製品カテゴリーによっては、品質や性能にばらつきが見られることがあるためです。例えば、モバイルバッテリーの一部のモデルでは、「公称のバッテリー容量ほどの充電ができない」といった性能に関する厳しいレビューも見受けられます 。また、急成長中のブランドであるがゆえに、カスタマーサポートの対応品質にばらつきがあるという声も存在します 。  

あなたにとっての最適な選択は? もしあなたが、「最新の機能をいち早く、コストを抑えて試してみたい」というテクノロジーに前向きな方であれば、UGREENは最高の選択肢の一つになるでしょう。

しかし、「何よりもまず安定性と長期的な信頼性、そして手厚いサポート」を最優先するならば、製品を慎重に選ぶ必要があります。

安心してください。この記事では、その「賢い選び方」を、私のエンジニアとしての視点から詳しく解説していきます。

このメーカーの製品はよい製品か?【技術的視点】

UGREENの製品ページを見ていると、多くの専門用語が並んでいます。ここでは、それらの技術が一体何なのか、そしてそれが製品の価値にどう結びついているのかを、エンジニアの視点で分かりやすく解説します。

UGREENの戦略は、業界で標準となりつつある最新技術を積極的に取り入れ、それにThermalGuard™のような独自のキャッチーな名前を付けてパッケージングすることです。これにより、自社の技術力の高さをユーザーに分かりやすくアピールしています。

UGREENが誇る主要技術

  • GaN (窒化ガリウム) 技術 (Nexode, Unoシリーズなど) 従来の充電器で使われていたシリコン半導体に代わる、新素材のパワー半導体です。GaNは電力効率が非常に高く、発熱が少ないという特徴があります。これにより、充電器を大幅に小型化しつつ、高出力を維持することが可能になります 。UGREENはこれを   GaNInfinityGaNFastといった名称でブランディングし、Anker製品にも劣らないコンパクトでパワフルな充電器を次々と市場に投入しています 。  
  • ThermalGuard™ (温度監視技術) 高出力の充電器で最も重要な安全機能の一つが、異常な発熱を防ぐ温度管理です。私の設計経験上も、ここの作り込みが製品の寿命と安全性を大きく左右します。ThermalGuard™は、製品内部の温度をリアルタイムで常に監視し、万が一の過熱を未然に防ぐための安全技術です 。一部のモデルでは1秒間に800回以上もの頻度で温度を測定していると謳っており 、この機能を分かりやすくネーミングすることで、ユーザーに「安全である」という安心感を与えています。  
  • SmartCharge™ (インテリジェント電力配分技術) 複数のポートに同時にデバイスを接続した際、それぞれのデバイスに最適な電力を自動で判断し、賢く分配する技術です 。例えば、ノートPCには65W、スマートフォンには20W、ワイヤレスイヤホンには5Wといったように、接続された機器の要求に合わせて出力を調整します。これにより、ポートの組み合わせを気にすることなく、安全かつ最も効率的な同時充電が可能になります。これはUSB Power Delivery(PD)規格の根幹をなす機能ですが、UGREENはこれを   SmartChargeと名付けてユーザーにその利便性を伝えています。
  • AirPyra™ (高密度コンポーネント積層技術) 充電器内部のトランスやコンデンサといった電子部品を、3次元的に高密度で配置(スタッキング)する設計技術のことです 。GaN技術による半導体の小型化と、この   AirPyra™技術によるレイアウトの最適化を組み合わせることで、Nexode Proシリーズのような驚異的な薄型・小型モデルが実現されています 。  

これらの技術は、UGREENが独自に発明した全く新しい物理法則というわけではありません。多くは業界の最先端で標準化されつつある技術です。しかし重要なのは、UGREENがこれらの安全・効率化技術を確実に製品に実装し、それをユーザーに分かりやすく伝えようと努力している点です。この姿勢は、彼らの設計思想がユーザー中心であり、品質を重視していることの表れだと私は評価しています。

このメーカーの生産地(工場)はどこか?

UGREENの製品は、本社がある中国で生産されています 。  

彼らの生産体制について考察すると、創業当初のOEM/ODM事業の経験から 、現在も全ての製品を一つの自社工場で作っているわけではなく、製品の種類や専門性に応じて、複数の優れた外部の契約工場(サプライヤー)に生産を委託している可能性が高いと考えられます。  

これはAppleのiPhoneがFoxconnなど複数の企業によって製造されているように、現代のエレクトロニクス業界では非常に一般的な生産モデルです。このモデルで最も重要になるのが、ブランド側、つまりUGREENが、これらのサプライヤーに対してどれだけ厳格な品質管理基準を設け、それを徹底して守らせているか、という点です。この管理体制の強さが、最終的な製品の品質や、時折指摘される「製品ごとの品質のばらつき」に影響を与えている可能性があります。

設計はどこで行っているか?

製品の心臓部である研究開発(R&D)と設計の主軸は、技術革新の中心地である中国・深圳の本社に置かれています 。世界中から優秀なエンジニアが集まるこの場所で、製品の基本的なアーキテクチャが生み出されています。  

しかし、ここで特筆すべきは、2023年に設立された日本法人「株式会社ユーグリーン・ジャパン」の存在です 。この日本法人の事業内容には、販売やマーケティングだけでなく、「開発・設計」という項目も含まれているのです 。  

これは非常に戦略的な動きだと私は見ています。日本のユーザーは、製品の安全性、小型化、質感、そして細かな使い勝手に対して、世界で最も厳しい目を持つと言っても過言ではありません。深圳で開発された製品をそのまま日本で販売するのではなく、日本に設計・開発の機能を持つ拠点を置くことで、日本のユーザーからのフィードバックを直接製品開発に活かしたり、日本市場に特化した製品企画を行ったりすることが可能になります。この日本法人の存在は、UGREENが日本市場をいかに重要視しており、その高い品質要求に応えようとしているかの力強い証拠と言えるでしょう。

品質は大丈夫か?【エンジニアの勘所】

さて、最も核心的な「品質」の問題に踏み込みましょう。総合的に評価すると、価格を考えれば品質は高いと言えます。しかし、エンジニアとして見過ごせないいくつかの注意点も存在します。

安全認証は信頼の証

まず、電気製品の安全性を語る上で絶対に欠かせないのが、第三者機関による安全認証です。UGREENは公式サイトや製品ページで、PSE、UL、CE、FCCといった国際的な安全認証の取得を積極的にアピールしています 。  

特に、日本国内で電気製品を販売する上で法律で義務付けられている**「PSEマーク」**は、多くの製品で取得が確認できます 。これは、製品が日本の電気用品安全法の技術基準に適合していることを示す、安全性を担保する上での最低限かつ最も重要な証です。  

ただし、正直に言うと、過去には海外の技術系掲示板などで「UGREENは本当にUL認証を取得しているのか?」といった議論があったことも事実です 。これは、新興ブランドがグローバル市場で信頼を勝ち取っていく過程でしばしば見られる現象です。  

この点について私の見解を述べると、UGREENの安全認証に対する姿勢は時間と共に成熟してきた、と考えられます。ブランドの黎明期には認証への取り組みが不十分だった可能性は否定できません。しかし、Ankerという強力なライバルと世界市場で戦う上で、信頼性の高い第三者認証が不可欠であると認識し、現在ではその取得とアピールに非常に力を入れている、というのが実情でしょう。

皆さんへのアドバイスとしては、**「購入する際は、必ず製品本体やパッケージにPSEマークが記載されていることを自分の目で確認する」**ことです。これが、日本で安全に使うための最も確実な方法です。

保証とサポート体制

UGREENは、多くの製品で24ヶ月(2年間)という長期保証を提供しています 。これは製品の品質に対する自信の表れと見てよいでしょう。万が一の初期不良や故障の際にも、長期間のサポートが受けられるのは大きな安心材料です。  

一方で、そのサポートの質については、レビューを見ると評価が分かれているようです。「迅速で丁寧に対応してもらえた」という好意的な声がある一方で、「問い合わせへの返信が遅い」「回答が的確でなかった」といった悪い口コミも散見されます 。このあたりは、日本法人が設立されたことで、今後の改善に大いに期待したいところです。  

【比較表】UGREEN vs. Anker 品質・特徴比較

多くの人が気になるであろう、業界の巨人「Anker」との比較を、エンジニアの視点でまとめてみました。どちらが良い・悪いではなく、それぞれの特徴を理解して、自分に合ったブランドを選ぶための参考にしてください。

項目UGREENAnker
価格帯安い〜中価格帯。同等スペックならAnkerより安い傾向 。  中価格帯〜高価格帯。業界の基準となる価格設定。
品質安定性製品によりばらつきがあるとの声も 。特に充電器は高評価だが、一部のモバイルバッテリーで課題も 。  全体的に品質が安定しており、信頼性が高いという評価が定着している 。  
技術革新最新技術の採用に積極的。Nexode Proなど意欲的な製品が多い 。ロボット型などデザインもユニーク 。  業界のパイオニア。PowerIQなど独自技術で市場をリード。安定志向だが革新性も高い。
デザインシンプルでミニマルなデザインが多い。Ankerと似たテイストだが、より尖ったデザインの製品も 。  洗練されたシンプルなデザイン。ブランドイメージが統一されている。
保証・サポート24ヶ月保証など長期保証を提供 。ただしサポート対応にはばらつきの指摘あり 。  18〜24ヶ月の保証が標準。サポート体制は手厚く、評価が高い 。  

このメーカーの製品は買っても大丈夫?評判は?

ここでは、実際に製品を使ったユーザーからのリアルな声、つまり「評判」をまとめて分析してみましょう。全体としては、「コストパフォーマンスに優れた良い製品」という評価が大多数ですが、製品カテゴリーや個別の製品によって評価が分かれる傾向が見られます。

良い口コミ・評判

  • コストパフォーマンスが最高 やはり最も多いのが価格に対する満足度の高さです。「Ankerとほぼ同じスペックなのに安い」「この性能でこの価格は信じられない」といった声は、多くのレビューサイトや掲示板で見られます 。  
  • 高性能・高機能 特に充電器の性能を評価する声が非常に多いです。「充電がとにかく速い」「GaN技術のおかげで本当にコンパクト」「複数のデバイスを同時に充電できてデスクがすっきりした」など、製品の基本的な性能に満足しているユーザーが大多数を占めています 。  
  • デザインが良い 「シンプルでミニマルなデザインがかっこいい」「Ankerより質感が好き」といった声に加え、特に「Unoシリーズ」のロボット型充電器については、「充電状況を顔文字で教えてくれるのが可愛い」「デスクに置くだけで楽しい」など、ユニークなデザインを評価する声も目立ちます 。  

悪い口コミ・評判

  • 耐久性の問題 「購入して数ヶ月でケーブルが断線した」「一部の製品は壊れやすい印象がある」といった、耐久性に関するネガティブな指摘が一部で見られます 。ただし、これはUGREENの全製品に当てはまるわけではなく、製品カテゴリー(例えば、頻繁に抜き差しするケーブル類など)や、個々の製品の当たり外れによる部分が大きいようです。  
  • 性能のばらつき 特にモバイルバッテリーで散見されるのが、スペック通りの性能が出ないという報告です。「20000mAhと書いてあるが、体感ではもっと少なく感じる」「複数ポートを同時に使うと、公称値よりも充電速度が明らかに落ちる」といった声があります 。これは、バッテリーセルの品質や、内部の電力制御回路の設計に起因する可能性があります。  
  • カスタマーサポートへの不満 前述の通り、「問い合わせへの返信が的確でなかった」「トラブル時の対応が遅い」など、サポート体制に関する不満の声が少数ながら存在します 。  
  • サクラレビューの疑い Amazonなどで見られる現象ですが、一部の製品で不自然な高評価レビュー(いわゆるサクラレビュー)を疑う声もあります 。これを見抜くのは難しいですが、不安な方はUGREENの公式サイトや、ヨドバシカメラ・ビックカメラといった信頼できる販売店から購入するのが安心です。  

評判から見えるUGREENの強みと弱み

これらの評判を総合すると、UGREENの姿がより鮮明になります。彼らの強みは、間違いなく**「充電器」**にあります。AC電源からDC電源への変換という、電源アダプターの基本性能に関する技術力は非常に高く、多くのユーザーがその性能と価格に満足しています。

一方で、弱みが見え隠れするのが**「モバイルバッテリー」**の一部製品です。バッテリーマネジメントシステム(BMS)や、DCからDCへの電力変換効率など、充電器とはまた異なる技術領域において、まだ発展途上な部分があるのかもしれません。

このことから言えるのは、「UGREENの充電器が良かったから、モバイルバッテリーもきっと良いだろう」と安易に考えるのではなく、製品カテゴリーごとに、そして個別のモデルごとに、しっかりとレビューを調べてから購入するのが賢明だということです。

このメーカーのおすすめ製品は?

それでは、いよいよ本題です。私の10年以上のエンジニア経験と、ここまでの徹底調査を踏まえて、「これは自信を持っておすすめできる!」と判断したUGREENの充電器とモバイルバッテリーを、3つのクラスに分けて具体的にご紹介します。あなたの使い方や予算に合った、最高のパートナーがきっと見つかるはずです。

【エントリーモデル】スマホやイヤホンをスマートに充電したい方向け

日常的に使うスマートフォンやタブレット、ワイヤレスイヤホンなどを、手軽かつスピーディに充電したい方に最適なモデルです。

  • 充電器: UGREEN Nexode Mini 45W
    • 特徴: 手のひらにすっぽり収まる驚異的なコンパクトさが魅力の2ポート充電器です。GaN技術の恩恵で発熱も少なく、USB-Cポートを1つだけ使えば最大45Wで出力可能。iPhoneやAndroidスマートフォンの急速充電はもちろん、MacBook Airのような省電力なノートPCならこれ1台で充電できてしまいます 。  
    • こんな人に: とにかく小型で持ち運びやすい充電器が欲しい方。充電はスマホやタブレットがメインという方。
  • モバイルバッテリー: UGREEN 5000mAh USB-Cコネクタ内蔵モバイルバッテリー
    • 特徴: 「ケーブルを忘れた!」という悲劇を過去のものにする、USB-Cコネクタ一体型のモバイルバッテリー。スマートフォンに直接挿すだけで充電が始まり、その手軽さは一度体験すると手放せなくなります。5000mAhという容量は、iPhoneを約1回フル充電できる計算で、日常の「バッテリーがあと少し足りない」という場面で大活躍します。折りたたみスタンド付きで、充電しながら動画視聴できるのも嬉しいポイントです 。  
    • こんな人に: 荷物を少しでも減らしたいミニマリストな方。緊急用の軽量なバッテリーを探している方。

【ミドルレンジモデル】PCもスマホも、これ1台で完結させたい方向け

ノートPCとスマートフォンを常に持ち歩く、学生やビジネスパーソンに最適な、パワーと携帯性のバランスに優れたクラスです。

  • 充電器: UGREEN Nexode 65W シリーズ (通常版 / Slim版 / Unoロボット版)
    • 特徴: まさにUGREENの真骨頂とも言える、最も競争が激しく、そして最も売れているクラスです。最大65Wという出力は、MacBook Pro 13インチクラスのノートPCをフルスピードで充電できるパワーを持ち、USB-C×2、USB-A×1の3ポート構成で、PC・スマホ・イヤホンを同時に充電できます 。このクラスの最大の魅力は、ライフスタイルに合わせて形状を選べること。オーソドックスなキューブ型の   通常版、コンセント周りが狭くても収まるSlim版、そしてデスクの上が楽しくなるUnoロボット版と、選択肢が豊富です 。  
    • こんな人に: 複数の充電器を持ち歩きたくない方。ノートPCとスマホを1つの充電器でスマートに管理したい方。デザインにもこだわりたい方。
  • モバイルバッテリー: UGREEN Nexode モバイルバッテリー 20000mAh 130W
    • 特徴: 20000mAhという、スマートフォンを4~5回は充電できる大容量バッテリーを搭載。さらに、合計最大130Wという高出力に対応しており、USB-C単ポートでは最大100WでノートPCを急速充電できます 。特筆すべきは、一部モデルに搭載されたTFTカラーディスプレイ。バッテリー残量だけでなく、現在の入出力ワット数や電圧・電流までリアルタイムでグラフィカルに表示してくれるため、ガジェット好きの心をくすぐります 。  
    • こんな人に: 1泊2日程度の旅行や出張が多い方。外出先でもノートPCを本格的に使いたい方。

【ハイエンドモデル】全てのデバイスを最速で。パワーを求めるプロフェッショナル向け

複数の高性能デバイスを同時に、しかも最速で充電したい。そんな一切の妥協を許さないパワーユーザーのための、プロフェッショナルモデルです。

  • 充電器: UGREEN Nexode Pro 160W
    • 特徴: その名が示す通り、プロの要求に応える「パワーモンスター」。USB-C単ポートでは、最新の充電規格であるPD3.1に対応し、最大140Wという驚異的な出力を実現。これにより、MacBook Pro 16インチのような最も電力を要求するノートPCでさえ、メーカー純正アダプターと同等以上の速度で充電可能です 。4つのポートを駆使すれば、ノートPC 2台を同時に急速充電することも可能。デスク周りのあらゆる充電器を、これ1台に集約できる究極のソリューションです。  
    • こんな人に: 動画編集者やプログラマーなど、複数の高性能デバイスを同時に使用するクリエイターやエンジニア。
  • モバイルバッテリー: UGREEN Nexode モバイルバッテリー 25000mAh 145W
    • 特徴: 25000mAhという、飛行機の客室に持ち込める最大クラスのバッテリー容量と、デスクトップ充電器に匹敵する最大145Wの超高出力を両立させた、モバイルバッテリーの最終形態の一つ 。USB-Cポートから最大140W(PD3.1)で出力できるため、外出先でもメインのノートPCの充電に一切の妥協は不要です。パススルー充電にも対応しており、ホテルのコンセントでこのバッテリー本体を充電しながら、同時にPCやスマホも充電できるなど、使い勝手も考え抜かれています。  
    • こんな人に: 外出先でもメインPCの作業効率を一切落としたくないビジネスパーソン。あらゆるデバイスに1台で対応できる、万能かつ最強のモバイルバッテリーを求める方。

【表】おすすめ製品スペック一覧

これまで紹介したおすすめ製品のスペックを一覧表にまとめました。あなたのニーズに合うモデルを見つけるための参考にしてください。

スクロールできます
クラス種別モデル名最大出力容量ポート構成特徴参考価格
エントリー充電器Nexode Mini 45W45WUSB-C x2超小型、スマホ・タブレットに最適¥3,000前後
モバイルバッテリー5000mAh コネクタ内蔵22.5W5,000mAhUSB-C(in/out) x1, コネクタ x1ケーブルレス、スタンド機能¥3,500前後
ミドルレンジ充電器Nexode 65W65WUSB-C x2, USB-A x1PC充電対応、デザイン選択可¥5,500前後
モバイルバッテリーNexode 20000mAh 130W130W20,000mAhUSB-C x2, USB-A x1PC急速充電、TFTディスプレイ¥14,000前後
ハイエンド充電器Nexode Pro 160W160WUSB-C x3, USB-A x1PD3.1対応、複数PC同時充電¥16,000前後
モバイルバッテリーNexode 25000mAh 145W145W25,000mAhUSB-C x2, USB-A x1PD3.1対応、機内持込最大級¥13,000前後

まとめ

最後に、この記事の要点をもう一度おさらいしましょう。

  • UGREENは、中国・深圳発の、高い技術力と優れたコストパフォーマンスを両立させた家電製品ブランドです。
  • 特に**「充電器」**の分野では、最新技術を惜しみなく投入した高性能なモデルが、ライバルであるAnkerよりも手頃な価格で手に入ることが多く、非常におすすめできます。
  • 一方で**「モバイルバッテリー」**やその他の製品については、モデルによって品質や性能の評価が分かれる傾向があるため、この記事で紹介したような評判やレビューを参考に、自分の目でしっかりと見極めてから購入するのが賢明です。

UGREENは、もはや単なる「Ankerの安い模倣品」という存在ではありません。Nexode Proシリーズのような意欲的な製品や、ロボット型のUnoシリーズのようなユニークなデザインを見ても分かる通り、独自の技術と哲学で、特定のニーズを持つユーザーにとってはAnker以上の価値を提供してくれる可能性を秘めた、非常にエキサイティングなブランドへと成長しています。

あなたの使い方、予算、そしてガジェットに求める「楽しさ」に合わせて、賢くUGREEN製品を選んでみてください。きっと、あなたのデジタルライフをより快適で豊かなものにしてくれるはずです。

この記事が、あなたのガジェット選びの助けになれば、エンジニアとしてこれほど嬉しいことはありません。もし分からないことや、さらに詳しく知りたいことがあれば、ぜひコメント欄でお気軽にご質問ください!

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この記事を書いた人

現役エンジニア 歴12年。
仕事でプログラミングをやっています。
長女がスクラッチ(学習用プログラミング)にハマったのをきっかけに、スクラッチを一緒に学習開始。
このサイトではスクラッチ/プログラミング学習、エンジニアの生態、エンジニアによる生活改善について全力で解説していきます!

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